チェンマイ競馬場 その11 ~レースのあとのマネージャーたち~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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チェンマイ競馬場
チェンマイ競馬場のジョッキー待機小屋


*チェンマイ競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はチェンマイ競馬場レポートその1からどうぞ。




 どうも。荷桁です。今回もチェンマイ競馬場レポートをゆるくお届けしてまいります。



 さて。前回のレポートではチェンマイ競馬場のコースおよびレースの模様をご紹介いたしました。まあフツーの競馬であればまた次のレースのパドックに行って馬券を買って、という流れになるかもしれませんが、今回のレポートではチェンマイ競馬場のレース後の風景なんてのもしっかりとご紹介しておきたと思います。



 タイトルには”マネージャー”なる謎の文言が踊っておりますが、まあそれはこの先のレポートを読み進めていただけましたら意味がお分かりいただけることかと思いますので、現時点ではあまり気にせず、ゆるゆると読み進めていっていただければ幸いです。それではチェンマイ競馬場のレースのゴールの後くらいから、再び見ていくことにいたしましょう...


チェンマイ競馬場のレース後



 さて。ってなわけでチェンマイ競馬場のレース直後である。



 とりあえずレースが終わると出走各馬は1コーナー付近に戻ってくる。そのあたりに枠場のような場所や検量室などの施設があり、馬も騎手も、一応まずはそこに戻って来なくてはならないことになっているようなのだ。




チェンマイ競馬場の戻ってきた勝ち馬



 ただ、レースの勝ち馬だけは、口取り写真の撮影があるので、ちょっとだけ別行動をすることになっている。




チェンマイ競馬場の戻ってきた勝ち馬



 チェンマイ競馬場にはウィナーズサークル的なものはないため、冷房付きの特観席の前あたりの空間が臨時のウィナーズサークルとなる。写真だと柵で囲われた空間のように見えるが、一応ここは特観席利用者でなくとも誰でも入れる空間なので、近くで見たいという方は近づいてみることも可能だ。




チェンマイ競馬場の口取り写真



 口取り写真はこんな感じ。やっぱりこういうのは万国共通ですね。




チェンマイ競馬場のレース後の馬



 さて、その間、勝ち馬以外の馬たちと騎手は粛々と退場をしていくことになる。




チェンマイ競馬場のレース後の馬



 戻ってきた馬はこの掘っ立て小屋にしか見えない検量室の前にいったん皆やってきて、ここで下馬ということになる。




チェンマイ競馬場のレース後の馬


チェンマイ競馬場のレース後の馬



 下馬した騎手は日本の競馬なんかと同様、鞍を持って検量室へと向かう。




チェンマイ競馬場の検量室


チェンマイ競馬場の検量室



 んで、掘っ立て小屋・・・じゃなかった、検量室に入り、順番に後検量をしていくことになる。




チェンマイ競馬場の検量室



 検量はジーンズにポロシャツというオッサンが担当しており、ビジュアルだけ取ればホンマに公正なのかだんだん不安になってくるが、一応ちゃんと検量しているということは分かった。




チェンマイ競馬場の検量終わりの騎手



 これでようやく騎手は一仕事を終えたということになり、次のレースに向けて小休止となる。



チェンマイ競馬場のレース後の馬


チェンマイ競馬場のレース後の馬



 一方で馬たちも馬たちでこの日のお仕事はおしまいということになり、検量室の脇を抜けて、観客のいるところの脇を抜けて、馬運車が停めてある方へとトボトボ歩いて行くことになる。ちなみに、チェンマイ競馬場には厩舎らしきものはないので、厩舎はどこか別にあると思われる。軍の施設とかにあったりするんですかねえ。知らんけど。




チェンマイ競馬場のレース終わりの騎手を待つ人々



 騎手の方はと言うと、このあとスタンド裏にある騎手の待機小屋に戻って休憩となるのだが、何故かちょいちょい出待ちっぽい人々がいたりもする。出待ちの人があまり奥まで入っていかないようにか、軍人も監視で訪れていた。




チェンマイ競馬場の検量室を出てくる騎手


チェンマイ競馬場の検量室を出てくる騎手



 検量を終えると、徐々に騎手たちが引き上げてくる。この人はバレットっぽいオッサンを伴っていた。




チェンマイ競馬場の控室に戻る騎手



 ほか、出待ちの人らと何やらしゃべっている騎手もけっこういる。調教師や牧場関係者だったりするんやろか。恰好だけ見たらそのへんの馬券オヤジって感じもするが。




チェンマイ競馬場の控室に戻る騎手



 そして出待ち対応を終えた騎手たちは控室のある待機小屋に向けて歩いて行く。



 その際に面白いのはこうしてぞろぞろと関係者を伴って歩くところ。単にバレットという訳ではなく、マネージャー的な雰囲気の人、はては親戚なのか弟なのか分からないが子どもも何人かいて、ヘルメットや鞭を持たされたりしていることだ。




チェンマイ競馬場の控室に戻る騎手


チェンマイ競馬場の控室に戻る騎手



 賞金は安いかもしれないが、チェンマイ競馬場の騎手は一家の大黒柱でもあり、またアスリートでもあるのだろう。周囲の人々の手厚いフォローを見ていると、なんとなく彼らが期待されている存在だと言うことが伝わってくる。




チェンマイ競馬場の控室に戻る騎手



 弟がヘルメットを持ち、妹が鞭を持っているのだろうか?彼らもまた騎手を支える立派なマネージャーなんですかね。




チェンマイ競馬場の控室に戻る騎手



 騎手によってはこうして一人でさっさか戻っていく人もいるので、あしからず。




チェンマイ競馬場の騎手控室



 さて。こうして検量室を出て、ぞろぞろマネージャーたちを引き連れた騎手が向かうのはこちらの騎手待機小屋である。



 騎手たちは次のレースの騎乗準備までこの小屋で待機しているというのが基本的なルールになっているようだ。日本で言うといわゆるジョッキールームということになるだろうか。スタンドのすぐ裏、パドックの脇にあるので、訪問時に見つけられないということはないかと思う。




チェンマイ競馬場の騎手控室



 ここには厩舎関係者も含めた競馬関係者が集い、なかなか賑やかな様子である。特に小屋自体が隔離されているということもなく一般人も近づけてしまうので、もし様子を観察したい場合はテキトーに近づけばOKだ。




チェンマイ競馬場の騎手控室



 控室の脇ではこうして騎手が着替えをしたり、関係者がダラダラとしていたりする。よく分からんがゆるくていい感じだ。こうした光景がスタンドのすぐ近くにあって、騎手たちも観客も特にその距離感を気にすることもなくのんびりやっているというのが日本の競馬ファンからしたら新鮮な感じがする。まあ日本の競馬場もかつてはこんな感じだったんだろうけどね。




 ってなわけで、チェンマイ競馬場のレース後の様子をお届けいたしました。



 これでパドックからレースを走って終了後までの一連の流れをレポートしたことになります。次回以降しばらくは馬券の買い方や競馬新聞などの話ができればと思いますので、引き続き何卒よろしくお願いいたします・・・。




 



>>チェンマイ競馬場レポートその12へ






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