日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 名古屋競馬場 > 名古屋競馬場 その25 ~名古屋競馬場を一周する 後編~
名古屋競馬場の競走馬通用門
*名古屋競馬場レポートのつづきです。
初めからお読みになる方は名古屋競馬場レポートその1からどうぞ。
どうも。荷桁です。
さて、前回から始まっております、なくなってしまった旧名古屋競馬場・通称どんこ競馬を愛でる記事ですが、今回も変わらぬゆるさで続けてまいりましょう。
今回は前回の続きで「どんこ競馬場を一周してみる」の後編です。前回のレポートでは正門をスタートして時計回りに進んで、ちょうど3コーナー手前の競走馬通用口のあたりまでやってまいりましたので、今回はその続きから初めて、またもとの正門まで戻るところをレポートしたいと思います。
毎度のおことわりで恐縮ですが、この記事執筆時点で名古屋競馬場は弥冨に移転済み。当然この記事に使われている写真たちは、どんこ競馬場が現役だったころのもので、今は全然違う状況になっていることが予想されますので、早合点しないようご注意ください。
それではまいりましょう。どんこ競馬場を一周してみる、後編でございます...
っつーわけでつづきである。ひとまず競走馬通用口を過ぎて進むと、右手に無料駐車場の看板が現れる。
これは名古屋競馬場の第4駐車場(4号駐車場)という駐車場で、名古屋競馬場の敷地回りの駐車場の中でもかなり遠いところにある駐車場だ。まあ3コーナーの裏手くらいにあるので、競走馬であってもまだ持ったままの距離ですからな(なんのこっちゃ)。
その代わり基本的に空いているので正月開催などの混雑日にはよく使っていた駐車場である。
この第4駐車場を右手に見ながら右に折れていく。先ほど申し上げたとおりちょうどコースで言うとこの変が第3コーナーというイメージとなる。
ちなみに、曲がろうとする左手には「寛政センター」なる謎の建物がある。これ実は公認市場の廃墟である。
この廃墟がある道を挟んだ街区は中川区寛政町というところなので、寛政センターというのは、まあ寛政町にあった市場の名前ということになる。
実は名古屋市内にはかつて、市が設置していた「公設市場」とそれに加えて、民間が運営していた「公認市場」とがあり、名古屋市内に結構な数、点在していたのだ。荷桁も幼少期は名古屋市中区に住んでいたので、大須にあった中公設市場に親に連れられて行ったもんである。
ただ、時代は変わり、バローやアオキスーパーのようなわりと気の利いたスーパーマーケットが名古屋市内にもボコボコできてきたこともあり、これらの市場はほとんどなくなってしまった。寛政センターもいつかは知らんがなくなってしまって廃墟になってしまったのであろう。このブログを始めた頃にはまだ全然あった昭和区や瑞穂区あたりにあった公認市場もほとんどなくなってしまい、寂しいものである。
おっと、競馬旅打ちブログが市場巡りブログになりそうなので、元に戻そう。
第4駐車場の入口を抜けると、目の前には名古屋市営泰明団地が見えてくる。このまましばらくは右手に競馬場の敷地、左手に団地という光景が続くことになる。
ちなみに、左手にはもうひとつ、小さな駐車場もある。
これは第5駐車場といって、もっとも競馬場入口から遠い、最終兵器的な駐車場だ。本場開催もない今、もう使われることはないかもしれないが、ここも第4駐車場とあわせて、穴場の無料駐車場である。
第4駐車場を過ぎると、第3コーナーのパトロールタワーが見えてくる。
これは名古屋競馬場の1600mのポケットにあった待機場所である。レース前に外から声をかけたら届きそうな距離感だ。
壁に沿って進んでいくが、右側には歩道がないので、左側の歩道を進む。まあ、この向こうは本当にすぐコースなので、モノを投げ入れられたりしないよう、人が歩きづらくしているのかもしれないな。単純に道が狭いだけかもしれないが。
しばらく行くとこんどは4コーナーポケットの待機所だ。ここは一番よく使われる距離なので、壁の向こうに馬の気配を感じることも多かったことだろう。
さらに進むと、また駐車場の出入口が出てくる。あとから詳しくやるが、これは3号駐車場だ。
さらに進むと、競馬場前の表通り(東海道)に出るので、右に曲がることになる。冷静に考えるとこの角にフツーの民家があったんだな・・・。
ここからは競馬場の門まで直進となる。あおなみ線で名古屋競馬場に通っていた方にはおなじみの光景であろう。
しばらく行くと、右手には愛知県馬主協会の建物が現れる。中京馬主協会とは別で、愛知県競馬に馬を預託しているオーナーさんの協会である。こうしてみると窓が多く、建物の構造的に大丈夫かいなという感じだが、これも競馬場の移転にあわせて弥冨に移るのかしら・・・?
この馬主協会の建屋の横が3号駐車場の入口である。
さらに進むと、こんどは名古屋競馬会館という建物が現れる。これもあとから詳しくやるが、まあ、名古屋競馬場にちなんだ建物のようだ(適当)。
ここまでいくとさすがに小ぶりな名古屋競馬場のスタンドもハッキリ見えてきた。
ここからは門まで一直線なのだが、手前に駐車場なのか通路なのかよく分からない、ビミョーな空間が広がっている。
実はこれ、正門の右横にある外向き場外用の駐車場なのだ。
車も停められるが、奥側は歩道になっているので、そこを使って、競馬場まで進むこともできるぞ。
さあ、いよいよ、競馬場の正門と外向き場外が見えてきた。
はい。というわけで、どんこ競馬場一周完了。正門横の外向き場外発売所でフィニッシュである。
いかがだっただろうか、どんこ競馬場一周。敷地が狭く、敷地内にコース以外の施設もあまりないので、一周する側としては楽ちんでいいのだが、レースの光景が見えるわけでもなく、壁に馬の絵が描いてあるようなアート推しな感じでもなく(落書きはあったが)、淡々としてるので、まあフツーに名古屋市郊外の道路沿いと住宅街をただ歩いていただけという感もしないことはない・・・。
とは言いながら、周辺には馬の飼料や、馬の輸送を扱う会社もあり、まさにこのどんこの地が名古屋競馬産業の中心だったということも感じられ、ある意味では有意義な一周だったかもしれませんな。
さて、そんなわけで、次回はいざ名古屋競馬場内へ・・・とはならず、次回は断片的に出てきていた名古屋競馬場の駐車場について、まとめます・・・。引き続きお付き合いくだされ。
>>名古屋競馬場レポートその26へ
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またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
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