日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 名古屋競馬場 > 名古屋競馬場 その27 ~入場門と外向発売所など~
名古屋競馬場の正門
*名古屋競馬場レポートのつづきです。
初めからお読みになる方は名古屋競馬場レポートその1からどうぞ。
どうも。荷桁です。今回も廃止されて久しい旧名古屋競馬場、通称どんこ競馬場の話を今更ながらしていくことにいたしましょう。
前回のレポートではどんこ競馬場の駐車場について見てまいりました。さて、そろそろ競馬場の中に入ろうかという段になろうかというところではありますが。まだまだ、このブログを嘗めてもらっちゃ困ります。今回も中には入らず、どんこ競馬場の入場門まわりを回顧してまいります。
どんこ競馬場は入場門が1つだけだったので、この競馬場を訪問した方は漏れなく利用していたであろう入場門ということで、まあ、記憶が薄れかけてきたこの時期に再度しっかりと見ておくのもいいのではないでしょうか。
まあ、いろいろ屁理屈こねたところで、私がやるんだと言ったらやるのがこのブログの流儀。っつーわけで今回はどんこ競馬場の入場門の話ですので、よろしくお願いします...
さて。そんな訳で、どんこ競馬場の入場門である。
先述のとおり、どんこ競馬場の入場門は基本的にここだけとなっていた。従って、どんこ競馬場を訪問して、入場をしようという場合、とりあえずここに来ることになる。
場所的には競馬場敷地の北側の中央。バス通りにもなっている名古屋市道東海橋線、通称”東海通”に面したところにある。競馬場を訪問する人の大半が利用するであろう、市バス・あおなみ線・送迎バスに便利なところにあるので、まあ入場門の場所としては、そこしかなかろうという位置だと言えよう。
入場門はこんな感じ。まあ、公営レース場あるあるだが、仰々しい門のわりに、実際に人が通るところはこぢんまりしているというパターンである。
写真は無料になっているが、入場口はコイン式で100円玉を投入するパターンだ。100円玉がなくても競馬新聞を買ったり、入場口の横に両替機もあったりするので、まあそんなに心配はいらなかった。
もっとも名古屋競馬場はネットのページをプリントして持っていくとタダ、土日エコきっぷを見せるとタダ、などけっこう入場無料券を乱発していたのでお金を入れずに入ったという人も多かったかもしれない。
普段はガラガラの入場門だが、正月開催の開門時などはけっこうな混雑をしていた。まあ、この列が入りきったら、ガラガラになるのであれなのだが、ちょうど開門数分前に競馬場の前に到着する名鉄神宮前発の送迎バスに乗ってどんこの正月開催に行くことが多かったので、バスを降りるとこんな感じでワラワラと競馬オヤジたちが入場門のまわりを取り囲んでいて、「ああ、なんだかんだ今年も来てしまったのう・・・」としみじみ思ったものである。もちろんそんなことを言っている荷桁もワラワラと入場門まわりの人だかりに吸い込まれていくのだが・・・。
さて。入場門の話はそこそこに、その周りの話をしていくことにしよう。
どんこ競馬場の入場門で忘れてはならないのは、門の脇にある売店、そして外向発売所である。
まず売店。こちらはそう書いてある看板があることもあり、いわゆる競馬新聞の販売所に見えると思うが、その充実度はなかなかのものである。本場開催のエース・東海はもちろん、場外発売の南関東や岩手、道営の新聞も置いているぞ。どんこ競馬場はあまり場内でそうした場外の新聞は売っていなかったので、そういう場の馬券もしっかり買いたいという方は、この売店で新聞を買うことが多かったと思う。
また、この販売所はグッズも多く扱っていた。いわゆる馬のぬいぐるみや、騎手のキーホルダー、カレンダーなど、よくよく見てみると実にいろいろなグッズが置いてあったものである。ちょいと馬券が当たって早めに帰ろうかというときは、自分への土産にキーホルダーなんかを買ったりもしたものだ(尾崎騎手のキーホルダーを買ったら売店のおばちゃんに珍しがられた)。どんこ競馬場はグッズ売り場も場内にはちゃんとしたものがなかったので、実質的にこのお店がグッズショップの役割も果たしていた感じである。
なんでこの店が外にあるのか(なんでこういう店が中にないのか)というのはいつも思っていたが、結局よく分からないまま弥冨に移転してしまったので、まあこれ以上考えるのはやめておこう。ひとまず、なかなかイケてる競馬新聞売り場が入場門の脇にあったというところを深く心に刻み込んでいただければ幸いだ。
その競馬新聞売り場の右隣にあるのが、外向発売所である。
JRAの競馬場にばかり行っているピヨピヨにはピンとこないかもしれないが、地方競馬場や競輪場、競艇場にはだいたいどこにも外向発売所というものがあり、競馬場の開門前や、開門後であってもわざわざ競馬場の中に入らなくても馬券や車券が買えたりするのである。
この外向発売所、特に他場を販売している外向場外発売所の退廃的な雰囲気の魅力というのも語りだすとキリがないのだが、まあひとまず、どんこの外向発売所の話を続けていく。
どんこの外向きは券売機4台程度の比較的小規模な発売所であった。モニターなどもなく、当然、ここで観戦しながら馬券を買うことはできないということになる。マジで、馬券を買ってさっさと帰る、といった趣だ。
ここには名古屋競馬場のキャッチフレーズである”推理とロマンの”と書かれた台も置かれていた。「名古屋・公営 中京」の文字もあり、かつて中京競馬場で地方競馬が行われていたころの名残がある、なかなか年代物の台である。
ちなみにこれとまったく同じ台を中京競馬場にある名古屋競馬の場外発売所でも見たことがある。今もこの台があるかは分からないが、気になる方は行ってみてくれたまへ。さすがに弥富へは持ってっとらんだろうしな。
外向発売所の脇には払い戻し一覧的なものが貼りだされていた。だからなんやねんという感じだが一応ね。
さて。入場門、新聞販売所と外向発売所まで見たら、あとは、テキトーに入場門まわりにあったものをさらっていこう。
まずは新聞販売小屋。荷桁が名古屋競馬場に来はじめたころはまだ全然この小屋で新聞を売っていたのだが、いつの間にか、入場門脇の店や場内の小屋で売るようになって、使われなくなってしまった小屋である。
どんこの廃止後はどうなったか分からんが、フツーに考えたら解体されてるんだろうな。
あと、入場門の脇でよく分からないが、謎の存在感を放っていたのが、こちらの男子トイレ。
見てお分かりの通り、異様に天井が低い(ほぼドアと同じ高さ)という謎のトイレであった。とは言え、開門前の時間を持て余しているオッサンや、帰りしな、うっかり用を足さずに競馬場を出てしまったオッサンなんかが、そのへんで犬の如くシャーシャーと小便をしてしまうのを防止するという意味では、なかなか重要なトイレだったと言えよう。なぜに天井が低いのかはよく分からないが。
最後がトイレで終わるのもなんだったので、他に入場門まわりで何かないかなと思ったが、特にこれといったものがもうなかったので、ひとまず市バスの旧「競馬場正門」バス停の写真でものっけておこう。
読んで字の如く、競馬場の正門前に位置していたバス停である(正門もなにも門はここしかないのだが)。競馬場の移転後はバス停の名前が川西通4丁目となっているのでご注意くだされ。
さて。そんなわけで、どんこ競馬場の入場門周辺でございました。いやいや、意外としょうもない思い出なんかが甦ってくるものですなあ。
次回、ついにどんこ競馬場内に入るのか?それともまだ競馬場外のネタでひっぱるのか?どっちに転んでもしょうもない記事になりそうですが、引き続きお付き合いの程、よろしくお願いいたします。
>>名古屋競馬場レポートその28へ
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