日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 姫路競馬場 > 姫路競馬場 その23 ~久々の姫路競馬場 パドック~
姫路競馬場
*姫路競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は姫路競馬場レポートその1からどうぞ。
さて。今回も姫路競馬場の話を続けていきたいと思います。
今回はタイトルにありますとおり、姫路競馬場のパドックを見ていきたいと思います。姫路競馬場のパドックは、このブログでも過去何度か取り上げておりますとおり、なかなか味のあるパドックでございまして、荷桁個人としても気に入っているパドックとなります。
今回のレポートではそんな姫路競馬場のパドックが現在どうなっているのか、以前の開催時と比べて何か変化があったのかといった部分あたりに触れつつ、その佇まいを愛でていければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします...
さて。そんな訳で姫路競馬場のパドックである。
姫路競馬場のパドックはスタンドの裏、敷地の隅の方に存在している。それなりに大きく、横長な印象だ。形状としては楕円と形容するべきか長方形と形容するべきかやや迷うが、まあ見ての通りである。地面は砂地となっていて、真ん中に芝生が植わっているという感じである。
ちなみに、2008年に姫路競馬場のパドックを訪問した時の様子はこんな感じであった。
基本的なところはあまり変わっていないが、真ん中のところにいくつか植え込みがあったものが現在はなくなっていることが分かる。
また2008年訪問時に一番「おおっ」となったのは出走表の独特の書体である。この、どこの競馬場でも見たことがない書体に当時の荷桁は感動を覚え、全国各地の競馬場独自のカルチャーをもっと発見したいという想いを強くし、その後勢い余ってこんなブログを始めてしまったという流れがあるため(ちょっとテキトーなこと言ってます笑)、この出走表が2020年の開催で変わってはいないだろうかというのは非常に気になるところである。いやむしろ正直言うと、この出走表がどうなっているのかを見届けるのが2020年の訪問ではメインイベントと言えたくらいであった。
とりあえず姫路競馬場のパドックを取り上げている過去の訪問レポートをご覧いただけていない方はこちらのレポートをご覧いただけますと幸いです。
さて。そんな個人的に思い入れのある姫路競馬場のパドックな訳ですが、2020年1月時点でどうなっていたかというのを詳しく見ていくことにしよう。
先ほど申し上げた通り、真ん中の植え込みがなくなってしまった以外、そんなに大きくは変わっていない様子である。気持ち砂地の砂質が変わっている感じがせんこともないが、単に光の加減の問題のようにも見える・・・。まあどっちゃでもいい話だが。
姫路競馬場のパドックはこんな感じで段差がついていて、広く見やすい構造になっている。このあたりも以前とは変わっていないポイントだ。パドック走路もそうだが、姫路競馬場は基本的に馬がいるスペースを見下ろせるような構造になっているので、全般的に見やすい競馬場となっている印象だ。
そして騎手待機小屋はこんな感じであった。ちょっと塗装が綺麗になっている気がせんこともないが、これも佇まいはそのままである。
そして皆さんご注目の出走表の書体!おお!きちんと残してくれているではないか!いやあ、良かった。これが無味乾燥な書体に変わっていたらどうしようかと思っていたぜ。
うーむ。やっぱり姫路競馬場の出走表はこうじゃないとな。
気持ち昔に比べると「ン」の字がおとなしくなっている(昔はもっと反り返っていた)気がするが、概ねかつての書体を引き継いでくれている感じである。
そして、ジョッキー整列。
かつては出走する騎手はみんな出てきて一礼していたのだが、今は園田でのカルチャーと同様、全員が全員一礼をしないというカルチャーになってしまったようでそこは残念である。先入れなどはあれど中央競馬でさえ一礼はだいたいきちんと出てくるのだからちょっと考えてほしいよなあ。
パドック周回後は隅にある馬道から本馬場入場と言うことになる。このへんは普通のパドックと何ら変わりませんな。
さて。そんな姫路競馬場のパドックだが、実はスタンドの上の階からも見下ろせるというのもポイントだ。
こちらがパドック2階から見たパドックだ。ちょっと距離があるが、前にいる人らが邪魔にもならず、意外といい感じで馬の様子を見ることが可能である。
そしてポイントは借景の中にある姫路城。そう。スタンドからパドックを見るときには漏れなく姫路城とのセットでパドックを眺めることができるのだ。
城下町にある競馬場というのは多々あれど、城を背景にしたパドックというのは日本の競馬場でもここだけであろう。この景色を見たければ是非スタンド2階のバルコニーからパドックを眺めてみてくれたまへ。
こちらは特観席がある5階から見たパドックである。さすがにここまで距離があると足元の細かいところまでは見れないが、馬の活気くらいまでなら感じ取ることができるであろう。
この高さになると姫路市街地を一望という雰囲気になるので違う意味で壮観だ。特観席に行った際にも是非バルコニーにも出てパドックを見てくれたまへ。
さて。ってなわけでここまで姫路競馬場のパドックを見てきたが、最後に、忘れてはならない見物ポイントを押さえておこう。
先ほど見た姫路競馬場パドックの出走表だが、これはパドック周回が終わるとくるっと裏返されて次のレースのものへと切り替わるのだが、この様子がなかなかにいい感じなので、現地訪問の際にお時間がある方は是非見ていただきたいのだ。
こんな感じで職員さんたちがくるっとひっくり返す様子は、昭和の頃と変わらない感じで、なんとも言えない趣である。まあ興味がない方からすると「だからなんだ」というものではありますが、こういうのが好きだという方は忘れずに見ておいてください。
さて。そんな訳で姫路競馬場のパドックでございました。この流れで次回以降も姫路競馬場の様子を深堀していきますので、何卒よろしくお願いいたします。
>>姫路競馬場レポートその24へ
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