日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > コラート競馬場 > コラート競馬場 その13 ~コラートのコースを見渡してみる~
コラート競馬場のコース
*コラート競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はコラート競馬場レポートその1からどうぞ。
どうも。荷桁です。今回もしつこく、コラート競馬場レポートとまいりましょう。
前回のレポートではコラート競馬場の走路パドックの様子を見てきたわけでございますが、実は肝心のコラート競馬場の走路そのものや、走路の周りにあるものについてはこれまできちんとご説明をせずになんとなく話を進めておりました。
これからのレポートではレースの様子やらを見ていく訳ですが、ひとつここらで、きちんとコラート競馬場のコースまわりの様子を把握しておいていただこうではないかということで、今回のレポートではコラート競馬場の走路およびその周りにあるモノたちをゆるゆると見てまいりたいと思います。
相変わらず、ダラダラと細かいレポートが続いて面白くねえなあ、と思われるかもしれませんが、このブログは文章の面白さを追求するブログではなく、これでもかというくらい競馬場の情報が掲載されているデータベースとして楽しんでいただくブログになりますので、あしからずご了承くださいませ。それではまいりましょう。コラート競馬場のコースまわりの様子でございます...
さて。ってなわけでコラート競馬場のコースである。以前のレポートでも航空写真を使ってコラート競馬場のコースを軽くご紹介したが、再度航空写真をご覧いただきながらおさらいいただくことにしよう。
コラート競馬場のコースは見ての通り、ダートコースで、一周1000mの左回りコースである。タイの他の競馬場は競馬場である一方でゴルフコースを併設していることが多かったが、コラート競馬場はパッと見、そんなことはなさそうだ。
写真を見ていただければ分かると思うが、4コーナーに小さなポケットがあり、そこがスタート地点となることがほとんどだ。ここからスタートして1周してゴールまでの距離が1260m。この1260mというのがコラート競馬場の基幹距離となる。直線走路は4コーナーからゴール板までで200m弱といった風情で、以前にも申し上げた通り、廃止になった福山競馬場とだいたい同じような距離感だと思っていただければよさそうな感じである。
直線はご覧のとおり、ちょっと幅が狭いが平坦な感じだ。サイズの小さい競馬場というのは勿論あるが、それ以外のところは意外とクセのない競馬場と言えるかもしれない。
スタンド2階席から見るとこのとおり。好天も相まって、なかなかいい感じの直線に見えますな。
4コーナー方面はこんな感じ。小回りの競馬場ではあるが、形は綺麗なので、浦和のようなトリッキーな感じもなさそうである。
続いて内馬場を見ていこう。スタンド正面にはパドックのような、輪乗りができそうな空間がある。あそこがパドックだったら、タイの笠松競馬場感がすさまじかったが、レース開催日には使われていない空間のようである。
一角、四角と両サイドにはご覧のとおり馬術というか乗馬というか、そんな感じの設備がある。そのほかの部分は基本的に芝生だ。
わりとアジアのこうした競馬場は内馬場にサッカー場があったりと総合スポーツ施設的な一面があるのだが、コラート競馬場は競馬・馬術に寄っている感じである。
一応内馬場にはどこの整備に使われるのかよく分からない車両も置かれている。コースの土を均すのかな。一日競馬場にいたが、あまりこれが稼働しているところは見なかったかもしれない。
さて。内馬場を観察する流れでゴール板や、直線走路まわりの様子も見ていくことにしよう。
こちらは見ての通り、コラート競馬場のゴール板だ。一番上には青地に馬と何やら文字が入った刻印がある。タイ語なのでよく分からないが、管轄している軍隊のマークだろうか?こうしたアジアの競馬場にありがちだが、写真判定の鏡が異様にデカいので、何となく不安な気分になってくるが、まあ、そのくらい牧歌的な方がこういう競馬場の場合はよいよね。
さらに視線を再びスタンド前に移そう。このあたりには競馬場の定番、オッズ表示やモニターなどがあるぞ。
こちらがモニター。軍隊的なトラックにぞんざいに乗せられている感じがいいね。
このモニター、タイの競馬場に慣れてくると分かると思うが、レースの様子を見るものというよりは、スタート地点に待機している馬の様子を見たり、スタートまでの時間を客が探るために使われている感じがある。分からない方は何を言っているかさっぱり分からないと思うが、おいおいレースの流れなんかを見ていくと何となく理解できると思いますので、ここでの説明はこんなもんにしておきます。
さらに、あるのが出走表と着順掲示板。
まず左の出走表だが、これは馬の名前ではなく騎手の名前が書いてある。タイの競馬はレース直前に騎乗する騎手が発表される。乗り替わりや上位騎手がどの馬に乗るのかという部分はタイ競馬において非常に大きい予想ファクターなのでこの情報はムチャクチャ大事と言える。みんな双眼鏡でこの情報をガン見して手元の競馬新聞にメモしながら予想をしているぞ(場内にも騎手が分かる掲示板はいろんなところにあります)。
右側は普通の着順掲示板だ。馬番、単複払い戻し、タイム、着差といった具合で、まあ、このへんはタイ競馬初めてでもイメージできると思う。
この掲示板はこんな感じで係の人が手で交換する。こういう光景も日本ではもうあまり見なくなってしまったな。こういうところを観察するのもコラート競馬場を楽しむポイントである。
さらにオッズ表示もある。これだけはさすがにデジタル化がされておりますな。これも後ほど詳しくやるが、タイの競馬の単複オッズはレース直前に著しく変わるので、みんなレース直前になると穴場に並びながらこのオッズ表示をガン見して単複にいくらぶち込むかを吟味するのでこれはこれで現地では非常に役に立っているぞ。
さてさて。そんなわけで、今回はコラート競馬場のコースまわりの様子でございました。ここまでの記事では主に競馬場の様子をご紹介してきましたが、これでスタンド、パドック、コースとひととおり見ることができました。次回からはしばらく馬券やレースの話をしていければと思いますので、引き続きお付き合いの程、何卒よろしくお願いいたします...
>>コラート競馬場レポートその13へ
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