そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

コラート競馬場　その１４　～馬券の買い方と種類～

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コラート競馬場の馬券売場

＊コラート競馬場レポートの続編です。
　初めからお読みになる方はコラート競馬場レポートその１からどうぞ。

　どうも。荷桁です。いやはや、相変わらず牛歩更新が続きますが、コラート競馬場のつづきを書かせていただきたいと思います。

　前回のレポートまでの流れで、おおよそコラート競馬場の構造と言いますか、全体像みたいなものについては概ねご理解いただけたかとおもいますので、今回のレポートからはコラート競馬場で実際に馬券を買って叫ぶにはどうしたらよいのかと言う部分について、つらつらと書いていきたいと思います。今回はタイトルにありますとおり、ひとまず馬券の買い方および種類についてみていきましょう。

　これまでタイの競馬場をいろいろ見てまいりましたが、タイ競馬は競馬場によって運営主体が全然違うので売っている馬券も少しづつ違うというのが何かとゆるいタイらしくていいところであります。軍営コラート競馬場はどんな感じなのか？ひとまず見ていきたいと思います...

　さて。ってなわけでコラート競馬場の馬券である。

　まずはコラート競馬場で買える馬券は何だ？ということだが、荷桁が確認できたのは以下の4種類だ。

　・単勝
　・複勝（基本は3着払い）
　・馬単
　・二重勝

　以前に行ったロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場は単複＋馬連と3連単の4種類、チェンマイ競馬場は単複＋馬連馬単＋3連複3連単＋二重勝によく分からないWIN5的なものと8種類近くあったりしたので随分とカルチャーが違うなという感じだが、それぞれの土地で好まれている馬券やトータリゼーターシステムも違うということなのだろう。まあタイの競馬オヤジたちは基本単複勝負なので、ほかの馬券はおまけみたいなもんなのかもしれませんが・・・。

　基本的には軍営ということもあって、パリミュチュエル方式のみでブックメーカーなどはいない。そういえば、チェンマイ競馬場のように場内で豪華に営業していたノミ屋（場内に机を出してラジオで中継聴きながらバンコクの馬券を売ってる人たち）はおらんかったような。バンコクの開催が訪問日の翌日だったからかな。

　そして馬券の買い方だが、こうした感じでスタンド下にはしっかりした馬券売場が並んでいるので買う場所が分からなくて困るということはないはずだ。バイトのねーちゃんが普段着でケータイをいじりながら馬券を売っていたチェンマイ競馬場とは違って、同じ色のシャツをきたおばさんたちが穴場に並んでいる様子は統率が取れていて日本の競馬場をほうふつとさせるぜ。この窓口は払い戻しも兼ねているぞ。

　購入方法はマークカードではなく口頭。口頭で買い目を伝えると、窓口の人がキーボードでそれを打ち込みレシートみたいな馬券が発券されるというシステムだ。窓口のおばさんたちは基本タイ語しか通じないが「ウイン、ナンバーワン」と言って100バーツ札をつっこめば100バーツ分の1番の単勝を売ってくれるくらいの理解力がある人はたまにいるので、買っていく中で英語が通じやすい人をなんとなくあたりをつけておくとよいだろう。また、紙に買い目を書く方法はここでも有効だ。

　「Race2　WIN　No.3 100฿」

　などとメモに書いて渡せば第2レースの3番の単勝を100バーツ分売ってくれるぞ。最小販売単位は100バーツからといった感じだったが、馬単とかはもしかしたら50バーツから売ってくれるかもしれない。面倒くさくて試さなかったので、そこはご了承くだされ。

　なお、コラート競馬場はスタンドのいたるところにこのような馬券売場があるのでそれを活用するのも手だ。ただし、これらの売り場は簡素なだけあって、販売している馬券の券種が限られていたり（単複だけの窓口、馬単だけの窓口があるがちゃんと書いていない）、払い戻しは直前のレースの分しか受け付けていないなど払い戻しについてもやや、対応がややこしいことになっている。対応できない事案は「下に行ってくれ」といわれがちなので、初心者はとりあえず、下の大規模な窓口で買っておくのが無難な感じはするぞ。

　尚、スタンドの窓口も基本は口頭買いだが、先述のメモ渡しでも対応してくれるので特に問題はないと思う。

　オッズは、こんな感じで場内モニターやコース内のオッズ表示などでリアルタイムでみることが可能だ。

　馬単オッズもこのとおり。荷桁の観察によると、この馬単オッズのモニターがあるところのすぐ近くの販売窓口では馬単が買えることが多かった。

　二重勝（デイリーダブル）のオッズは何と手書き。ある程度販売が閉まらないとオッズが見えないのだろうが、まあご参考までにといった具合か。

　コラート競馬場の馬券はこんな感じ。ペラペラした感熱紙のレシートみたいな馬券で印刷の品質は低い。まあ、タイはどこに行っても馬券はこんな感じっちゃこんな感じだ。

　こちらが単勝。

　これは複勝。

　ちょっとかすれてしまっているが、こちらが馬単の馬券である。

　今回の訪問では次レースの人気がサッパリ分からなかったので二重勝は買わなかったが、次回行くようなことがあればチャレンジしてみたいと思います。

　さて。そんな訳で、コラート競馬場の馬券の種類と買い方についてざっとご紹介いたしました。まあ、とりあえず金を出して馬券を買いたいという人にはなるべく馬券を売りたいというのが人情というもの。金さえあればどうにかこうにか馬券は買えることと思うので、あまり構えず楽しんでいただければと思います。

　次回はコラート競馬場で馬券を買うため、競馬新聞や予想方法についてお話をしていければと思いますので、引き続きよろしゅうお願いいたします。