日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場 > ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場 その32 ~バンコク競馬グルメ グランドスタンド編~
ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場のレストランの案内
*ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートその1からどうぞ。
どうも荷桁です。前回のレポートに引き続き、ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場のグルメを見ていきたいと思います。
前回のレポートでは新スタンドにある屋台や食堂を見てまいりましたので、今回はグランドスタンドにあるそれらを観察し、実食したものについては詳しくレポートしていければと思います。
毎度申し上げておりますが、タイの競馬場はどこも市中と同様様々な屋台が出ていて楽しい感じです。タイ料理が苦手なんつー人もおるかもしれませんが、アジアらしいドヤドヤした雰囲気をレポートから感じ取っていただければ幸甚でございます。
それではまいりましょう。ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場のグルメ、グランドスタンド編でございます...
さて。それではグランドスタンドのグルメを見ていくことにしよう。例によって1階から順に見ていきますぜ。
まず1階にはスタンドに入ってすぐのところに食堂があり、その前には飲料の屋台および例によってルークチンピンの屋台が出ている。食堂がどんなメニューを扱っているまでは観察しきれなかったが、グランドスタンドも新スタンドと同様、メシはそれなりに充実しているようだ。以前に訪問した同じバンコクにあるロイヤルターフクラブ競馬場(現在は廃止)はわりとフロアによってメシの充実度が偏っていたのだが、ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の場合はわりと各フロアバランスよく食堂や屋台がある傾向にある。なんとなくその辺も頭に入れつつレポートを読み進めていただければと思います。
尚、前のレポートでも申し上げたが、このレポートに出てくるようなお店については基本的にどこで何を食べてもせいぜい50バーツ(200円弱)程度といった具合で、値段も市中とほとんど変わらない。競馬場だから割高ということはないので、身構えずに利用していただいてOKだ。値段が分からなくてもとりあえず100バーツ札でも出しておけばお釣りを出してくれるので特にビビることはありませんぜ。
さて。その流れで1階フロアのメシをどんどん見ていくことにしよう。
グランドスタンドの1階は装鞍所前付近がメシの集積地になっている。屋台とテーブルが並んでいてオヤジたちがそのへんの屋台で買ったもの、持ち込んだメシなどを酒と共にワイワイ言いながら食っている。
このテーブルのまわりにはバナナ揚げの屋台、ルークチンピン(肉団子串)の屋台などが軒を連ねている。どちらもバンコク市中の屋台では定番メニューなので気になる方はおやつ感覚でつまんでみてもいいもんでっせ。
さて。この一角で一際目立っているのがこちらの屋台だ。
見ての通り揚げ物の屋台で、おかみさんがでっかい鍋で何やらガンガン揚げまくっている。タイ語でトートマンプラーと言われるさつま揚げ的な食い物がメインのようだ。さらに揚げエビも置いている。酒のアテにはたまらんラインナップだ。
ここの屋台の魅力はなんといってもすぐ後ろを競走馬が通り過ぎていくところだ。馬のことなどまったく気にせずにひたすら揚げ物を作りまくるおかみさんが何とも男前である。
さて。こちらの屋台では揚げエビをいただいた。ただエビを揚げたものを食べるのかと思いきや、キュウリ的な野菜がかかり、甘酸っぱいソースをかけて仕上げてくれた。
これがまたウマい。エビもでかくソースの酸味も絶妙だ。これでビアシン(シンハビールのこと)飲んだが、もう止まらんね。よく揚がっているので若干ワイルドな硬さではあるが、それもまたよし。新スタンドエリアでは見られなかったおススメグルメである。
さて。ワンフロア上がって2階のグルメを探求していこう。こちらは2階にあるドリンク売店だ。ここでもテーブルでワイワイやってるオッサンたちがいていい感じである。
このドリンク売店はドリンクの価格をまとめてくれているのでありがたい。
ビールはカールスバーグが60バーツ、ビアシン(シンハービール)が50バーツ、LEOが45バーツとなっている。ビアシンは市中では一缶30バーツくらいなので、50バーツはちょっと高めだ。まあ日本の競馬場でもビールは高めだし場所柄仕方ないという感じか。ジュース類は20バーツ~25バーツくらいが相場のようだ。
ほかにもリポ(リポビタンD)、M100、レッドブルなどのエナジードリンクが20バーツで売られていた。こちらは日本よりかなり安い感じ。ほかコーヒー、アイスブラックコーヒー、ブラックティー、アイスコーヒー、ミルクティーなどが20バーツで供されている。リフレッシュタオル(汗ふきシート?)の大30バーツ、小15バーツなんてのも売っていた。タイは暑いので、水分補給はケチらずこまめにおこないましょう。
荷桁は例によってビアシンを購入。以前にも申し上げたとおり、タイはチャーン、ビアシン、LEO(リオ)の3銘柄がポピュラーなビールなのだが、荷桁はこの中ではビアシンが一番気に入っている。氷水に浸されてキンキンに冷えているしアテにも合うのでこの日も3本ばかし飲んでしまいました・・・。
さて。ビールの話はそこそこに、2階のグルメを見ていくことにしよう。
2階もこんな感じで、スタンド裏手方面を中心にけっこうな数の屋台が立ち並んでいる。
こちらは点心類の屋台。マントウ的な蒸し物を扱っていていい感じだ。ちょっと小腹を満たすのにはいいかもしれんね。
こちらはちょっと珍しいサラダの屋台。
タイでサラダというと、ソムタム(青パパイヤを使ったサラダ)やヤムウンセン(春雨サラダ)あたりが有名で市中の屋台でもよく供されているのだが、こちらはいわゆる野菜サラダという感じである。競馬オヤジたちが野菜サラダをむしゃむしゃと食べるイメージはあまり湧かないのだが、あっさりしたアテでビールでも飲みたいというときはこういうのもいいのかもしれないですね。
こちらは前回のレポートでもあったクイチャップという麺類の屋台だ。
こちらはまぜ麺タイプと汁麺タイプと2種類を扱っている模様。前回のレポートでもお伝えしたとおり、豚肉や豚の臓物が具材になっているので、そういうのが好きだという方にはおススメである。辛くもないし。
お次は年端もいかない子たちがお手伝いをしているいかにも家族経営といった風情の屋台。ムーピンと呼ばれる甘辛いタレに漬けた豚肉の串焼きを扱っている屋台である。ムーピンは市中の屋台でもポピュラーでもち米(カオニャオ)と一緒に食べるのが定番である。
あまりにいい匂いだったためもち米なしで一本購入してみたが、これが激ウマ。少しパサパサしてるかもなと思いきや脂の多い部位で柔らかくて非常に美味。これでビアシン流し込んだら最高である。ひねりのない食べ物だが、ハズレがない鉄板な一品である。辛くありませんのでご安心を。
あらかた2階の屋台を見終わったので、次は2階の食堂を除いておくことにしよう。例によって、フロアの隅にあって作りはこれまで見てきた食堂とほとんど同じである。
この2階食堂はカレーがウリの様子。カレーライスないしカレービーフンが40バーツ。ライスにカレーを2種かけると50バーツ。さらにはビーフカレー50バーツなんてのもあった。ゆでたまごのトッピングは10バーツである。
皆さんご存知のとおり、タイはグリーンカレーをはじめカレーが有名である。ココナッツミルクが入っているので苦手な人もいるかもしれないが、お好きだという方は是非。荷桁も次回訪問時はチャレンジしてみたいお店である。
ちなみに、この食堂はカレーだけでなく、豚のスープ、ガオラオも扱っているようである。看板の文章を訳してみるとヤワラートというエリアで50年以上の実績があるお店のようだ。地元の有名店が出店しているみたいなもんかな。ガオラオは60バーツ。よく内容は分からないがスペシャルは70バーツ。麺が入っても60バーツとのこと。麺が入って60バーツということはフツーのガオラオにはメシがついているパターンやな。
ガオラオは市中の屋台で食べたので一応その写真を載せておこう。これも辛くないので豚の臓物がお好きな方にはおススメである。
さて。どんどんいきましょう。お次は3階のお店である。
まず、こちらはまたしても登場、クイチャップの屋台である。ポスターが2階のクイチャップのお店に似ているのでもしかしたら系列店かもしれない。メガネのおねえさんが一人で切り盛りしていた。
お次はシュウマイの屋台だ。これまでニラまんじゅうや腸粉を扱う点心のお店はちょいちょいと見てきたがシュウマイ専門というのはなかったな。もっともシュウマイも市中の屋台ではポピュラーな料理で、カノムチープと呼ばれている。酒のアテというよりおやつに近く、朝からつついているタイ人もけっこういる。
ってなわけでこちらのシュウマイにも手を出してみることに。甘酸っぱいタレと揚げたにんにくをかけてビアシンと共にいただく。
シュウマイは非常にシンプルな味付け。おそらく魚介系の素材が練りこんであるのだろう、あっさりしていて旨い。ビールにもよく合う。至福のひと時だ。
続いてはまたしてもクイチャップの屋台。クイチャップの店、どんだけ多いねん。
3階にもドリンクの売店があった。こちらではチャーンビールも扱っている模様。店構えはコカコーラとLEOを全面に出しているのでご覧のとおり赤々としているぞ。
3階にも食堂があるが訪問したときにはもうピークを過ぎていたため閑散としていた。何を扱っているのかはよく分からないが、残された皿を見るに、麺類と思われる。まさかクイチャップじゃねえだろうな・・・?
さて。最後に4階のグルメを見ていこう。4階は屋台が少なく、コンコースにはこちらの一軒のみであった。串焼き、ソーセージ、バナナ、とうもろこしと扱っている商品が多い屋台だ。一軒しかないとそうなっても仕方ないか。
屋台が少ない代わりにこのフロアには食堂が二軒ある。ひとつはこちらのカレーを扱う食堂。もう時間が時間だったのでほとんど客もいなかった。どんなメニューを供しているかも次回以降のリサーチになりますね。
もう一軒の食堂がこちら。新スタンドエリアに近い方にあるぞ。
こちらももうピークは過ぎていたため、メシを食っている人はほとんどおらず、オヤジたちの休憩所みたいな感じになっていた。カウンター上には鍋がたくさんあるので、ぶっかけメシ屋だろうか。まあいずれにせよ、こちらもしっかりとした観察は次回に持ち越しという感じである。
っつーわけで、いかがでしたでしょうか、ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場グルメ。見てまいりましたとおり、バンコク市中と同様、いろいろな屋台や食堂があって楽しい感じでございますので、タイ料理が苦手でない方は是非いろいろなものにチャレンジをしていただき、お気に入りの逸品を見つけていただければと思います。
さて。ひとまずこのレポートを持ちまして、ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場のスタンドに関してはほとんどのことを紹介し終えました。いやあ長かったですね。
スタンドの紹介も終わりましたので、次回のレポートでは、肝心の馬券がどうだったかという話をしていきたいと思います。もう少しだけお付き合いの程、よろしくお願いいたします・・・。
>>ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートその33へ
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