日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > ソウル競馬場 > ソウル競馬場 その1 〜韓国競馬に手を出すぞ〜
ソウル市内東大門付近。
さて、前回までは荒尾競馬場レポートを長くに渡ってご紹介してきましたが、ここらでまた海外に戻りましょう。ひとまず海外で溜まっている競馬場を片付けるということでやっていたところに荒尾が廃止になってしまったので、こういう流れになってしまった訳です。
冒頭の写真のハングル文字でお分かりのように今回よりしばらくご紹介するのは韓国はソウルにある、ソウル競馬場でございます...
今回の舞台である韓国について語ろうにも、近年ではそのへんのおばさんの方が荷桁よりも韓国についてずーっと詳しかったりすることも多いと思うのだが、韓国とは言わずと知れたお隣の半島にある国である。
そんな韓国では現在、韓国馬事会という運営団体のもとで競馬が開催されており、ソウル、釜山、済州島の3カ所に競馬場がある。
日本だと中山で韓国馬事会杯という準オープンのレースをやっているので、韓国馬事会の名前くらいは聞いた事がある方も多いだろう。アルファベットでの略称が「KRA」といい、まあ日本の「JRA」みたいに国内での競馬を取り仕切る胴元だと思っていただければいい。
ウィキペディアを見ると、KRAは1945年に設立され、その後朝鮮戦争による中断を挟んで1954年から現在まで脈々と競馬開催を続けているようだ。ウィキペディアによると日本が植民地時代の1922年に設立された朝鮮競馬倶楽部という競馬施行団体が前進だったとのことで、それ以前にも賭博をともなった競馬が行われていたらしく、韓国での競馬の歴史もあながち新しいとは言えないようだ。
長く、ソウル市城東区のトゥクソムというところに競馬場があったが、1989年に現在地にソウル競馬場が建設される。これによりトゥクソム競馬場は廃止、ソウルの競馬開催は新競馬場に移転する形となった。
さらに1990年には国内2カ所目となる済州競馬場が、続いて2005年には3カ所目となる釜山慶南競馬場が開業し現在の3場体制が確立されたのである。
したがって、これからご紹介するソウル競馬場も含め、韓国の競馬場は3場ともけっこう新しい競馬場である。個々の競馬場の歴史は浅いが、馬事文化自体はそれなりの歴史があるという珍しいパターンでと言えるだろう。
荷桁がソウル競馬場を訪問したのは2011年の夏のこと。
ソウルはそれ以前にも、一度訪れたことがあったのだが、そういえば競馬場には行かなかったなあ、と思い、昨夏ふらっと行ってきたのである。
ということなので、今回のレポートは2011年のことになります。
さて、いきなり余談だが、荷桁は韓国のメシが非常に口に合う。
名古屋出身で濃い味が好きというのもあるだろうが、訳の分からん屋台の食い物の代表格スンデからチェーン店で食べるプデチゲ、正統派の焼肉まで何を食べても美味いと感じてしまった。
執筆時に大阪在住の身としては、小金ができたら新幹線で東京に行くよりもソウルで安くて美味いもんでも食って競馬でも行くかというのは酒と競馬をこよなく愛する人間にとっては非常に妥当な選択な気がしてくる。
そんな流れで何を言いたいかと言うと、実は今回、ソウル競馬場に行く途中に地下鉄鷺梁津駅の前にある鷺梁津水産市場に寄ってヒラメの刺身とアラ鍋を食べてみたら結構美味かったということをお伝えしたかったわけです。
ソウル競馬場はソウルの中心部にあるソウル駅から地下鉄一本で行けてしまうのだが、途中ちょっと違う路線で寄り道をしたところにあるのがこの鷺梁津水産市場である。
荷桁の訪れた夏場は暑いせいか、ソウル競馬場の第一レースの発走時間は14時30分と比較的遅めなのだ。それまでの時間をどこでつぶそうかなあと思ってふらっと寄ってみたのが、この市場だったのである。
ソウルの人に言わせると、日本で言うところの築地の場外みたいなもので、それなりに美味いけど、その辺の居酒屋のほうが多分安いよ、ということだったのだが、大量の魚介類が並ぶ市場を見て、その脇のレストランで海鮮料理を食べられるという観光として捉えれば、それなりに楽しめるスポットであった。
高いと言っても、最初にふっかけてくるだけなので、きちんと値切りが日本語でこなせる人であればそれなりに安く海鮮にありつくことができる。魚屋の多くは日本語がこなせるので。
荷桁は2人連れだったので小さめの天然ヒラメ一尾を2000円くらいで購入した。
荷桁はオーソドックスなヒラメの刺身とそのアラでこさえた鍋を食べた。市場のお店で売っている魚を購入すると脇のレストランが料理してくれるというシステムで素材代に加えてドリンク代と料理代、そして飲み物代がかかる。ビールを大量に飲んだため、ヒラメと合計で3500円ほどかかったが、2人でヒラメのフルコースを食べて酒まで飲んでということを考えればかなり安いものだ。
アラ鍋にご飯を投入するとおかしくなるくらいウマーである。
というわけで水産市場で腹ごしらえと昼からビールでテンションを上げて、次回はソウル競馬場に乗り込みましょう。
>>ソウル競馬場レポートその2へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
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ソウル競馬場 その2 〜地下鉄に乗って競馬場へ〜
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