日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > セランゴール競馬場 > セランゴール競馬場 その1 ~いざマレーシア競馬~
どうも。荷桁です。
今回はタイトルを見ればおわかりの通り、海外競馬の訪問記第二弾です。
前回までの北海道からうって変わって、今回は熱帯の国マレーシアの競馬場レポートといきたいと思います...
マレーシア競馬の話にいきなり入っても、よく分からないという方が多いと思うので、まずはざっくりとした予備知識のお話だけしておこう。
マレーシアは東南アジアにある国のひとつで、その首都であるクアラルンプールの郊外にあるのがこのセランゴール競馬場である。スンガイ・ブシ競馬場とも言われているが、東京競馬場と府中競馬場の違いのようなものだろうと想像し、ここでの表記はセランゴール競馬場とさせていただく。
以前にご紹介したシンガポールのクランジ競馬場と、マレーシア国内のここセランゴール競馬場、さらにペナン競馬場、イポー競馬場の合わせて4カ所の競馬場を統括している、マラヤン・レーシング・アソシエーションの運営のもとで競馬が行われている。
もともとはシンガポール同様にイギリスの統治下にあったため19世紀からイギリス人の愛好家を中心とした「セランゴール・ターフクラブ」という競馬組織がこの地にはあり、それを中心に競馬開催が行われてきており、一応それなりの伝統を有している。
現在の場所に競馬場が移転したのは1994年。今ではおおよそ年間30日前後の開催が行われている競馬場だ。
こんなもんで大丈夫すかね?
まあ、あまり長々と説明するのもあれなんで、予備知識はこんなもんにして、あとは適宜補足していきます。
さて、ではやや乱暴ではありますが、さっそくセランゴール競馬場レポートを始めていきましょう。
2008年9月。
荷桁はマレーシアはクアラルンプールに降り立った。
たまたまこの時期、高校時代の友人がクアラルンプールに在住していたため、その友人を訪ねるというのが一応の理由ではあるが、異国を訪問する際に旅先に競馬場があるのか、また開催しているのかを調べるのは競馬場フェチ若隠居にとっては基本中の基本である。
ちょちょいと調べてみると、ちょうどクアラルンプールにはセランゴール競馬場と言う場があり
だいたい週末に開催しているということなので、それに合わせて訪問の日程を組んだわけだ。
ここをよく読んでいる方は、2008年にえらく精力的にいろいろと訪問してるなあ・・・ということに気がつかれる方もいるかもしれないが、若隠居になった初年度だったということで興奮してむやみに精力的になっていたので勘弁してください。
クアラルンプールは熱帯なので基本的に1年中暑く、5月~9月にかけては南西モンスーンの影響を受け、比較的雨の多い時期になるということなのだが、荷桁は基本的に晴れ男なので雨も降らず、晴天のもと競馬場を訪れることとあいなった。
競馬場まではKTMのSerdang駅とLRTの Sungai Besi駅という2つの鉄道駅が利用できる。
KTMは日本で言うJRのようなもので、もう一方のLRTは市内電車で日本で言うと地下鉄みたいなものか。LRTはRapid KLとも呼ばれるが同じもの。写真はLRTである。
KTMはこちら。
KTMのほうが、そこはかとなく中距離輸送感出てませんか?そうでもない?
まあ、どちらも本数はあって便利なので大きな差はない。
出発地によってどちらを使った方が便利か、くらいの感じで決めてしまえばいいだろう。
荷桁はLRTのSungai Besi(スンガイ・ブシ)駅を利用した。
こちらがLRTの車両。駅の構内放送もなくいきなり来るので、行き先表示に注意して乗車して乗り間違いのないように。荷桁は乗り間違えました。
セランゴール競馬場のレースは基本的に午後だ。
何故か、レース開始時間・開門時間などの情報が、公式サイトなどにも出ていないのだが、荷桁が行ったときには午後からだった。
このときは、開催日はあらかじめ調べていたので、詳細な開催時間は当日の朝に街中で競馬新聞を購入して把握した。競馬新聞は大概の売店や雑誌スタンドで扱っているのでおそらく見つけられることと思う。
っつーわけで午前中はクアラルンプール市内を観光し、昼メシを食ってから競馬場へ向かうことにした。
LRTでSungai Besi駅まで移動するまでの間にも、競馬オヤジっぽい人々が何人か乗り込んでくる。競馬オヤジたちは車内で競馬新聞こそ読んでいないのだが、同類は何となく分かってしまうから面白い。競馬好きならばだれでも自然に身につけてしまう特殊能力と言えよう。このような競馬場までの道のりが自分の中で曖昧なときにはこの能力を持っていることは大きい。
Sungai Besi駅を降りると、やはり数人の「それっぽいおっさん」がいる。どうやら行き方は間違っていないようだ。
改札を出て、その数人のおっさんの流れに乗ると、みんなすぐ脇の大きい道路に向かう。そしてみな次々とタクシーに乗り込んでいく。
公式サイトを見ているとこの駅からも無料のシャトルバスが出ているとのことだったが、本数が少ないのか、あまり快適でないのか分からないが、皆3人くらいのグループを自然と作って、呼び込みをしているタクシーに乗り込んでいく。
無料バスを探すのも面倒なので荷桁もオヤジたちに倣ってそれに続く。
タクシーの運ちゃんに競馬新聞を見せて「レースコース」と伝えたら理解したようで、乗れと言う仕草をとった。
マレーシアのタクシーは交渉制なので「いくら?」と聞くと「ワン・ツー」と答えられた。おそらく「12リンギット(マレーシアの通貨単位)」のことだろうかと思って「トゥエルブ?」と聞き返すと、運ちゃんはホコリを被ったタクシーのボンネットに「12」と書いた。
1リンギット=30円ほどなので360円。まあ、そんなもんなら乗るか、ということでタクシーに乗り込む。なるほどこれを3人で割れば120円ほどで競馬場に行ける訳か。それならばわざわざバスに乗らなくてもいいかもな。だから2でも3でも4でも割り切れる値段なのか・・・?
しかし「12」の発音も通じない自分の英語能力にはヘコむなあ・・・。まあ、向こうも言えてなかったが。
タクシーに乗って5分もしないうちにセランゴール競馬場に到着する。
熱烈な歓迎だw
入場料は一般席6リンギット(=180円)と日本と一緒くらいである。
ゲートに入ると、わりと長い通路がありスタンドまではここを歩いていく。
この先にはどんな競馬が待っているのか・・・?
次回以降、セランゴール競馬場をじっくりご案内していきます・・・。
>>セランゴール競馬場レポートその2へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
クランジ競馬場 その1 ~いきなりお詫び~
ペナン競馬場 その1 ~再びマレーシア競馬へ~
フートー競馬場 その1 〜さらにベトナム競馬へ〜
フレミントン競馬場 その1 ~メルボルンカップ事始~
ムーニーバレー競馬場 その1 ~オーストラリア競馬~
カイントン競馬場 その1 ~もうひとつのカップ・デー~
ガルフストリームパーク競馬場 その1 〜アメリカ競馬事始〜
ポンパノパーク競馬場 その1 ~アメリカのハーネスレース~
フェアグラウンズ競馬場 その1 〜ニューオーリンズに競馬しにきた〜
ルイジアナダウンズ競馬場 その1 〜競馬旅行の運の尽き〜
マルサ競馬場 その1 〜いざ地中海競馬へ〜
ニコシア競馬場 その1 ~空路キプロスへ~
福島競馬場 その1 ~福島上陸~
金沢競馬場 その1 ~金沢けいば冬景色~
*セランゴール競馬場に関する記事は以下にもあります。
セランゴール競馬場 その1~いざマレーシア競馬~
セランゴール競馬場 その2 ~多民族競馬場~
セランゴール競馬場 その3 ~馬券の買い方~
セランゴール競馬場 その4 ~あぼーん~
セランゴール競馬場 その5 ~誰か飛んでください~
マレーシアは東南アジアにある国のひとつで、その首都であるクアラルンプールの郊外にあるのがこのセランゴール競馬場である。スンガイ・ブシ競馬場とも言われているが、東京競馬場と府中競馬場の違いのようなものだろうと想像し、ここでの表記はセランゴール競馬場とさせていただく。
以前にご紹介したシンガポールのクランジ競馬場と、マレーシア国内のここセランゴール競馬場、さらにペナン競馬場、イポー競馬場の合わせて4カ所の競馬場を統括している、マラヤン・レーシング・アソシエーションの運営のもとで競馬が行われている。
もともとはシンガポール同様にイギリスの統治下にあったため19世紀からイギリス人の愛好家を中心とした「セランゴール・ターフクラブ」という競馬組織がこの地にはあり、それを中心に競馬開催が行われてきており、一応それなりの伝統を有している。
現在の場所に競馬場が移転したのは1994年。今ではおおよそ年間30日前後の開催が行われている競馬場だ。
こんなもんで大丈夫すかね?
まあ、あまり長々と説明するのもあれなんで、予備知識はこんなもんにして、あとは適宜補足していきます。
さて、ではやや乱暴ではありますが、さっそくセランゴール競馬場レポートを始めていきましょう。
2008年9月。
荷桁はマレーシアはクアラルンプールに降り立った。
たまたまこの時期、高校時代の友人がクアラルンプールに在住していたため、その友人を訪ねるというのが一応の理由ではあるが、異国を訪問する際に旅先に競馬場があるのか、また開催しているのかを調べるのは競馬場フェチ若隠居にとっては基本中の基本である。
ちょちょいと調べてみると、ちょうどクアラルンプールにはセランゴール競馬場と言う場があり
だいたい週末に開催しているということなので、それに合わせて訪問の日程を組んだわけだ。
ここをよく読んでいる方は、2008年にえらく精力的にいろいろと訪問してるなあ・・・ということに気がつかれる方もいるかもしれないが、若隠居になった初年度だったということで興奮してむやみに精力的になっていたので勘弁してください。
クアラルンプールは熱帯なので基本的に1年中暑く、5月~9月にかけては南西モンスーンの影響を受け、比較的雨の多い時期になるということなのだが、荷桁は基本的に晴れ男なので雨も降らず、晴天のもと競馬場を訪れることとあいなった。
競馬場まではKTMのSerdang駅とLRTの Sungai Besi駅という2つの鉄道駅が利用できる。
KTMは日本で言うJRのようなもので、もう一方のLRTは市内電車で日本で言うと地下鉄みたいなものか。LRTはRapid KLとも呼ばれるが同じもの。写真はLRTである。
KTMはこちら。
KTMのほうが、そこはかとなく中距離輸送感出てませんか?そうでもない?
まあ、どちらも本数はあって便利なので大きな差はない。
出発地によってどちらを使った方が便利か、くらいの感じで決めてしまえばいいだろう。
荷桁はLRTのSungai Besi(スンガイ・ブシ)駅を利用した。
こちらがLRTの車両。駅の構内放送もなくいきなり来るので、行き先表示に注意して乗車して乗り間違いのないように。荷桁は乗り間違えました。
セランゴール競馬場のレースは基本的に午後だ。
何故か、レース開始時間・開門時間などの情報が、公式サイトなどにも出ていないのだが、荷桁が行ったときには午後からだった。
このときは、開催日はあらかじめ調べていたので、詳細な開催時間は当日の朝に街中で競馬新聞を購入して把握した。競馬新聞は大概の売店や雑誌スタンドで扱っているのでおそらく見つけられることと思う。
っつーわけで午前中はクアラルンプール市内を観光し、昼メシを食ってから競馬場へ向かうことにした。
LRTでSungai Besi駅まで移動するまでの間にも、競馬オヤジっぽい人々が何人か乗り込んでくる。競馬オヤジたちは車内で競馬新聞こそ読んでいないのだが、同類は何となく分かってしまうから面白い。競馬好きならばだれでも自然に身につけてしまう特殊能力と言えよう。このような競馬場までの道のりが自分の中で曖昧なときにはこの能力を持っていることは大きい。
Sungai Besi駅を降りると、やはり数人の「それっぽいおっさん」がいる。どうやら行き方は間違っていないようだ。
改札を出て、その数人のおっさんの流れに乗ると、みんなすぐ脇の大きい道路に向かう。そしてみな次々とタクシーに乗り込んでいく。
公式サイトを見ているとこの駅からも無料のシャトルバスが出ているとのことだったが、本数が少ないのか、あまり快適でないのか分からないが、皆3人くらいのグループを自然と作って、呼び込みをしているタクシーに乗り込んでいく。
無料バスを探すのも面倒なので荷桁もオヤジたちに倣ってそれに続く。
タクシーの運ちゃんに競馬新聞を見せて「レースコース」と伝えたら理解したようで、乗れと言う仕草をとった。
マレーシアのタクシーは交渉制なので「いくら?」と聞くと「ワン・ツー」と答えられた。おそらく「12リンギット(マレーシアの通貨単位)」のことだろうかと思って「トゥエルブ?」と聞き返すと、運ちゃんはホコリを被ったタクシーのボンネットに「12」と書いた。
1リンギット=30円ほどなので360円。まあ、そんなもんなら乗るか、ということでタクシーに乗り込む。なるほどこれを3人で割れば120円ほどで競馬場に行ける訳か。それならばわざわざバスに乗らなくてもいいかもな。だから2でも3でも4でも割り切れる値段なのか・・・?
しかし「12」の発音も通じない自分の英語能力にはヘコむなあ・・・。まあ、向こうも言えてなかったが。
タクシーに乗って5分もしないうちにセランゴール競馬場に到着する。
熱烈な歓迎だw
入場料は一般席6リンギット(=180円)と日本と一緒くらいである。
ゲートに入ると、わりと長い通路がありスタンドまではここを歩いていく。
この先にはどんな競馬が待っているのか・・・?
次回以降、セランゴール競馬場をじっくりご案内していきます・・・。
>>セランゴール競馬場レポートその2へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
クランジ競馬場 その1 ~いきなりお詫び~
ペナン競馬場 その1 ~再びマレーシア競馬へ~
フートー競馬場 その1 〜さらにベトナム競馬へ〜
フレミントン競馬場 その1 ~メルボルンカップ事始~
ムーニーバレー競馬場 その1 ~オーストラリア競馬~
カイントン競馬場 その1 ~もうひとつのカップ・デー~
ガルフストリームパーク競馬場 その1 〜アメリカ競馬事始〜
ポンパノパーク競馬場 その1 ~アメリカのハーネスレース~
フェアグラウンズ競馬場 その1 〜ニューオーリンズに競馬しにきた〜
ルイジアナダウンズ競馬場 その1 〜競馬旅行の運の尽き〜
マルサ競馬場 その1 〜いざ地中海競馬へ〜
ニコシア競馬場 その1 ~空路キプロスへ~
福島競馬場 その1 ~福島上陸~
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*セランゴール競馬場に関する記事は以下にもあります。
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セランゴール競馬場 その2 ~多民族競馬場~
セランゴール競馬場 その3 ~馬券の買い方~
セランゴール競馬場 その4 ~あぼーん~
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このブログについて
このブログは「そこに競馬があるから」といいます。
競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
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