日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > ペナン競馬場 > ペナン競馬場 その1 ~再びマレーシア競馬へ~
快晴の馬場。所はペナン競馬場
前回までのアメリカ競馬場巡りレポートが終わってすぐですが、一息つかず、気が萎えないうちにたくさん書いておこうと思います。今回よりご紹介するのはまたも海外、ペナン競馬場です。
なんで海外の競馬場が続くかと申しますと、先日友人から「日本の競馬場はどうせまたすぐ行くんだから、先に海外のたまっている競馬場を片付けとけば?」と言われたからです。確かにそのとおりだということで、ひとまずここからは海外の競馬場を続けていくことにします...
んで、その先陣を切って登場するのがペナン競馬場なのです。
ひとまず慣例どおり、ペナンという土地、そしてペナン競馬場についての予備知識をご説明させていただくことにする。
ペナン競馬場があるペナン島はマレーシア連邦に属する島である。面積は285平方キロメートルほどで、淡路島よりも小さくて、小豆島よりも大きいくらいの島だ。
マラッカ海峡に位置しており、古くから交易の地として栄えたほか、「東洋の真珠」とも呼ばれる美しさから、現在はリゾート地としても知られており、日本人にも人気の島になっている。おそらく周りに聞いてみたら行ったことある人もいることと思う。近年は老後のロングステイ先としても人気だ。荷桁も移住しようかしら。
そんなペナン島は長らくイギリスの統治下にあった。シンガポール、マラッカと合わせて海峡植民地なんてことを世界史の授業で習った方も多いと思う。現在はイギリスっぽい部分も多いが、基本的には住民には中華系が多く、街中には漢字も溢れている。
イギリス人は自分たちが植民地にしたところには競馬を持ち込む習性があり、当然のことながらペナンにも競馬場が作られ、当地では実に1864年から競馬開催が行われているのである。
現在は、ペナンターフクラブという形で競馬場が運営され、マレー半島の競馬場を取り仕切る、マラヤンレーシングアソシエーションの統括のもと、シンガポールのクランジ競馬場、マレーシアのセランゴール競馬場、イポー競馬場と共に開催ローテが組まれている。
開催のない月もあるが、大体、年に25日程度の開催がある。輸送の関係か、マレーシアの競馬場の中では開催日程が少ないマイナーな競馬場だと言えよう。
詳しくは公式サイトもあります。日程や競馬場詳細はこちらでも。
ペナンターフクラブ公式
http://www.penangturfclub.com/
MRA公式
http://www.malayan-racing.com/
そんなマレーシアのペナン競馬場に行ってみようかと思い立ったのは2010年の1月のことであった。日本が非常に寒い時期だったので、ひとつ暖かいところで競馬でも見ようかいな、と思ったのである。思い立ったらすぐ行動ということで、1月末にはペナン島の中心都市、ジョージタウンにやってきていたのである。
ぐだぐだと講釈をたれてきたが、早速ペナン競馬場に乗り込んでみよう。
ペナン競馬場はジョージタウンの中心部からやや離れたところにある。
大きな地図で見る
地図右手のごちゃごちゃした界隈がジョージタウンの中心部。主だったリゾートホテルは上部の海岸沿いに多い。競馬場は地図左のそれっぽいものがそう。
競馬場へのアクセスはタクシーが無難だ。一応、島内にはバスも走っているが、調べる手間と現地での手間を鑑みれば、タクシーで行ってしまうのが一番である。
タクシーは観光地であるペナンではわりとポピュラーな移動手段なので、ホテルやショッピングセンターにいるやつをつかまえればOK。荷桁は市の中心にあるコムターという商業施設の下のバスターミナルの脇にいたタクシーに乗車した。
値段は交渉制。いくつか声をかけたが、15リンギット(当時1リンギット=30円しないくらい)以下には下がらなかった(帰りも同様だった)。まあジョージタウンの中心部からなら15−18リンギットくらいが許容範囲かと思います。20超えたらちょっと高いかという感じ。まあそれでも600円しないくらいなので、安いものだ。
ペナン島北部のリゾート地から行こうと思うともう少し高いかも。まあそれでも1000円しないだろう。
一応理論上は、ジョージタウンの中心から歩いて行けない距離でもないが、かなり時間もかかる上、暑いのであまりおすすめはしない。帰りには雨に降られる事も考えられるので・・・。
この日のレースは午後1時に第1レースであった。競馬場にメシ屋があるか分からないので、さきに市内中心部で昼飯を食って、いざタクシーにて競馬場に向かう。
タクシーで競馬場の敷地に入ると、バイクやらで結構な人だ。駐車場の入口の車止めのバーが自動でなく、子供が紐で引っ張って開けたり閉めたりしているのが笑えた。
さて、ようやく競馬場に到着。こちらが入口。わりと地味だ。
ここで入場料を払う。入場料6リンギットなり。空調の効いた特観席もあり20リンギットとのことだが、もちろん、いつもどおりの一般席に入ることに。
前回、マレーシアのセランゴール競馬場と比べると人口規模の違いもあってかずいぶんローカル感が漂っていてよい感じだ。セランゴールでは大敗を喫した馬券でも今回はしっかり取り返すぞ!
ではいざ参らん!2度目のマレーシア競馬!
てなわけで続きは次回以降・・・
>>ペナン競馬場レポートその2へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
クランジ競馬場 その1 ~いきなりお詫び~
セランゴール競馬場 その1~いざマレーシア競馬~
フートー競馬場 その1 〜さらにベトナム競馬へ〜
フレミントン競馬場 その1 ~メルボルンカップ事始~
ムーニーバレー競馬場 その1 ~オーストラリア競馬~
カイントン競馬場 その1 ~もうひとつのカップ・デー~
ガルフストリームパーク競馬場 その1 〜アメリカ競馬事始〜
ポンパノパーク競馬場 その1 ~アメリカのハーネスレース~
フェアグラウンズ競馬場 その1 〜ニューオーリンズに競馬しにきた〜
ルイジアナダウンズ競馬場 その1 〜競馬旅行の運の尽き〜
マルサ競馬場 その1 〜いざ地中海競馬へ〜
ニコシア競馬場 その1 ~空路キプロスへ~
高知競馬場 その1 ~南国土佐の丘の辺に~
笠松競馬場 その1 ~名馬・名手の里~
*ペナン競馬場に関する記事は以下にもあります。
ペナン競馬場 その1 ~再びマレーシア競馬へ~
ペナン競馬場 その2 ~鉄火場のために花は咲く~
ペナン競馬場 その3 ~灼熱のパドック~
ペナン競馬場 その4 ~ペナン競馬場、必殺馬券術~
ペナン競馬場 その5 ~地方競馬の幻影を求めて~
ひとまず慣例どおり、ペナンという土地、そしてペナン競馬場についての予備知識をご説明させていただくことにする。
ペナン競馬場があるペナン島はマレーシア連邦に属する島である。面積は285平方キロメートルほどで、淡路島よりも小さくて、小豆島よりも大きいくらいの島だ。
マラッカ海峡に位置しており、古くから交易の地として栄えたほか、「東洋の真珠」とも呼ばれる美しさから、現在はリゾート地としても知られており、日本人にも人気の島になっている。おそらく周りに聞いてみたら行ったことある人もいることと思う。近年は老後のロングステイ先としても人気だ。荷桁も移住しようかしら。
そんなペナン島は長らくイギリスの統治下にあった。シンガポール、マラッカと合わせて海峡植民地なんてことを世界史の授業で習った方も多いと思う。現在はイギリスっぽい部分も多いが、基本的には住民には中華系が多く、街中には漢字も溢れている。
イギリス人は自分たちが植民地にしたところには競馬を持ち込む習性があり、当然のことながらペナンにも競馬場が作られ、当地では実に1864年から競馬開催が行われているのである。
現在は、ペナンターフクラブという形で競馬場が運営され、マレー半島の競馬場を取り仕切る、マラヤンレーシングアソシエーションの統括のもと、シンガポールのクランジ競馬場、マレーシアのセランゴール競馬場、イポー競馬場と共に開催ローテが組まれている。
開催のない月もあるが、大体、年に25日程度の開催がある。輸送の関係か、マレーシアの競馬場の中では開催日程が少ないマイナーな競馬場だと言えよう。
詳しくは公式サイトもあります。日程や競馬場詳細はこちらでも。
ペナンターフクラブ公式
http://www.penangturfclub.com/
MRA公式
http://www.malayan-racing.com/
そんなマレーシアのペナン競馬場に行ってみようかと思い立ったのは2010年の1月のことであった。日本が非常に寒い時期だったので、ひとつ暖かいところで競馬でも見ようかいな、と思ったのである。思い立ったらすぐ行動ということで、1月末にはペナン島の中心都市、ジョージタウンにやってきていたのである。
ぐだぐだと講釈をたれてきたが、早速ペナン競馬場に乗り込んでみよう。
ペナン競馬場はジョージタウンの中心部からやや離れたところにある。
大きな地図で見る
地図右手のごちゃごちゃした界隈がジョージタウンの中心部。主だったリゾートホテルは上部の海岸沿いに多い。競馬場は地図左のそれっぽいものがそう。
競馬場へのアクセスはタクシーが無難だ。一応、島内にはバスも走っているが、調べる手間と現地での手間を鑑みれば、タクシーで行ってしまうのが一番である。
タクシーは観光地であるペナンではわりとポピュラーな移動手段なので、ホテルやショッピングセンターにいるやつをつかまえればOK。荷桁は市の中心にあるコムターという商業施設の下のバスターミナルの脇にいたタクシーに乗車した。
値段は交渉制。いくつか声をかけたが、15リンギット(当時1リンギット=30円しないくらい)以下には下がらなかった(帰りも同様だった)。まあジョージタウンの中心部からなら15−18リンギットくらいが許容範囲かと思います。20超えたらちょっと高いかという感じ。まあそれでも600円しないくらいなので、安いものだ。
ペナン島北部のリゾート地から行こうと思うともう少し高いかも。まあそれでも1000円しないだろう。
一応理論上は、ジョージタウンの中心から歩いて行けない距離でもないが、かなり時間もかかる上、暑いのであまりおすすめはしない。帰りには雨に降られる事も考えられるので・・・。
この日のレースは午後1時に第1レースであった。競馬場にメシ屋があるか分からないので、さきに市内中心部で昼飯を食って、いざタクシーにて競馬場に向かう。
タクシーで競馬場の敷地に入ると、バイクやらで結構な人だ。駐車場の入口の車止めのバーが自動でなく、子供が紐で引っ張って開けたり閉めたりしているのが笑えた。
さて、ようやく競馬場に到着。こちらが入口。わりと地味だ。
ここで入場料を払う。入場料6リンギットなり。空調の効いた特観席もあり20リンギットとのことだが、もちろん、いつもどおりの一般席に入ることに。
前回、マレーシアのセランゴール競馬場と比べると人口規模の違いもあってかずいぶんローカル感が漂っていてよい感じだ。セランゴールでは大敗を喫した馬券でも今回はしっかり取り返すぞ!
ではいざ参らん!2度目のマレーシア競馬!
てなわけで続きは次回以降・・・
>>ペナン競馬場レポートその2へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
クランジ競馬場 その1 ~いきなりお詫び~
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フェアグラウンズ競馬場 その1 〜ニューオーリンズに競馬しにきた〜
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ニコシア競馬場 その1 ~空路キプロスへ~
高知競馬場 その1 ~南国土佐の丘の辺に~
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*ペナン競馬場に関する記事は以下にもあります。
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ペナン競馬場 その2 ~鉄火場のために花は咲く~
ペナン競馬場 その3 ~灼熱のパドック~
ペナン競馬場 その4 ~ペナン競馬場、必殺馬券術~
ペナン競馬場 その5 ~地方競馬の幻影を求めて~
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紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
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