日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > ロイヤルターフクラブ競馬場 > ロイヤルターフクラブ競馬場 その14 ~メシの中心地・スタンド2階~
ロイヤルターフクラブ競馬場の2階 路上よろしく、通路に屋台がある
*ロイヤルターフクラブ競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はロイヤルターフクラブ競馬場レポートその1からどうぞ。
今回もロイヤルターフクラブ競馬場レポートのつづきでございます。
前回のレポートから、ロイヤルターフクラブ競馬場のスタンドの各フロアを1階から5階まで順に見ていくというしょうもないことをしておりまして、今回のレポートは2階を見ていく回でございます。先だってのレポートでも繰り返し申し上げているとおり、荷桁が訪問したのは入場料が100バーツのエリアのみになりますので、今回のレポートも100バーツエリアの2階だという理解でよろしくお願いいたします。
さて。前置きはこれくらいにしておきまして、さっそくまいりましょう。ロイヤルターフクラブ競馬場のスタンド2階でございます...
そんなわけでロイヤルターフクラブ競馬場の2階へやってまいりました。1階と同じく観覧席の下にあるフロアなのでやや薄暗いフロアではあるのだが、1階と違って100バーツエリアの端から端までフロアが広がっているため、1階と比較するとかなり広々した空間のように感じられる。
写真で言うところの左側が走路・観覧席側で、右側がスタンドの裏手側ということになる。1階と比べて、3階へ上がる階段やバルコニー的なスペースも多く、入ってくる光の量も多いこともなんとなく明るいフロアだという印象づくりに一役かっている感じだ。もっとも2階から上はだいたいこんな感じなので、特に2階が特別明るいという訳でもないのだが、先ほどの1階と比べるとね、ということで。
当然のことながら、このフロアにも穴場がずらっと並んでいる。スタンドの裏手側の壁に沿ってかなりの数の窓口があるので、ここでも馬券を買う分には困らない。ここも基本的には金網スタイルだ。
そしてコンコースにはオッズモニターが随所にあり、競馬オヤジたちがワラワラとたむろっている。このあたりの光景はいずこも同じでございますな。
んでもって、一階同様、わりとベンチの設置も多い。日本の競馬場のように競馬新聞を敷いてベンチを占領するような輩もおらず、ちょっと疲れた時に腰をかけるには便利だ。どうでもいいが日本のあの場所取り文化どうにかならんのかね。
さらに2階のポイントとして、スタンド裏手の装鞍所が非常にいい角度で見られるということが挙げられる。1階からは壁があって見られず、3階より上だとちょっと角度がつきすぎてしまうということを考えると、一般客の立場としてはここ2階から見るのが一番よい角度ということになる。ただ現地の競馬オヤジたちはあまり一生懸命この光景を見ようという雰囲気でもなく、何人かがパラパラと見ているだけだったので、タイではあまり馬体なんかは重要視されていないのかな。
さらにロイヤルターフクラブ競馬場の2階で忘れてはならないのは、屋台の存在だ。
一応各フロアに屋台やドリンク売り場はあるのだが、荷桁が見る限り、飲食用のテーブルや椅子を伴って比較的大規模に営業しているお店というのはここ2階に集中していた。日本のフードコートよろしく、屋台で買ったものをお店近くのテーブルで食べるというスタイルである。
それぞれの屋台は看板メニューがあり、客たちもこなれた感じでメシをかきこんでいく。多くの屋台は写真のとおり観覧席の下の狭い空間を利用して営業している。そんな空間でワシワシメシをかきこんでまた予想に戻っていく競馬オヤジたちを見ているといかにも鉄火場メシという風情がある。日本の公営レース場の食堂がちょっと忘れかけてしまっている雰囲気が残っていると言えよう。
そんな感じなので、屋台のテーブルのすぐ近くで予想するオッサンたちがいたり、穴場のすぐ近くで屋台が営業していたりと、今振り返ってみても、何とも情報量が多い空間である。もはや何を中心に構図を作ってよいか分からず、何が撮りたいのかよく分からない写真が多くなっているが、ご勘弁をいただきたい。
あと、2階では宝くじ売りも見かけた。
タイは宝くじが非常にポピュラーな娯楽で、ちょっと人が集まるところには宝くじ売りが必ずと言っていいほどいるのである。宝くじ売りはだいたい大きく平べったい箱(鞄?)のようなものを持っていて、それを持って売り歩くタイプのやつもいれば、写真のように地べたやテーブルに置いて客を待つタイプもいる。写真の宝くじ売りはフツーの若者といった風情だが、街中で見かける宝くじ売りは年齢も性別も実に幅広い。働き盛りのオッサンみたいなのもボサーッと宝くじを売っていたりして、この人これで食っていけるのか・・・?と心配になることも多い。また、障碍者の宝くじ売りもちらほら見かけたため、セーフティーネット的な機能もあるのかもしれない。
タイ人は何故かよく分からないが、宝くじをよく買う。人通りの多い屋台でメシを食っていると宝くじ売りや物売りが来たりして、荷桁は勿論お断りをするのだが、周りのタイ人を見ると、けっこう買ったりしているのだ。まあ、そういう売り子さんから買うことで売り子さんの生活を助けているということになり、結果的にそれが徳を積んでいるという考え方になるのかもしれないな。
話がちょっと逸れてしまったが、とりあえずロイヤルターフクラブ競馬場にも宝くじ売りがおったということでございます。
さて。スタンド2階の内部から外に出てみよう。
ロイヤルターフクラブ競馬場の観覧席は1階から3階までが上下に行き来できるようになっているため、2階はちょうど観覧席の中段あたりに位置する。観覧席に出る出口を出るとちょうど写真のようにコースがよく見える位置に出ることになる。
レースの前後はこのような感じで通路が混雑する。このあたりのドヤドヤ感もテンションが上がっていい感じですなあ(こんな光景でテンション上がるのは荷桁だけかもしれませんが、そういう病気なんでご勘弁ください)。
レースもちょうどいい角度で見られるので、2階フロアで馬券を買って、腹が減ったらメシを食って、レース時は観覧席に出てきてレース観戦というルーティンで競馬を楽しんでいるファンもけっこういる感じだ。ある意味、ロイヤルターフクラブ競馬場の王道の観戦パターンと言えよう。とりあえず1階から5階の中ではもっとも賑わっている中心的フロアだと言ってしまって差し支えないだろう。少なくともメシ関係に関しては誰が何と言おうと100バーツエリアの中心地だ。
さて。そんな訳で、ロイヤルターフクラブ競馬場のスタンド2階の様子でございました。次回は階段で3階に上がりまして、3階フロアの様子を見てまいります。単調なレポートが続き申し訳ありませんが、引き続きよろしくお願いいたします・・・。
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