日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > ロイヤルターフクラブ競馬場 > ロイヤルターフクラブ競馬場 その17 ~やっと到着 スタンド5階~
ロイヤルターフクラブ競馬場の5階
*ロイヤルターフクラブ競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はロイヤルターフクラブ競馬場レポートその1からどうぞ。
さて。どんどんまいりましょう。ロイヤルターフクラブ競馬場レポートのつづきでございます。
ここまでロイヤルターフクラブ競馬場の1階から順にスタンドの各フロアの様子を見てきているわけですが、とうとう最上階の5階までたどり着きました。ここまでご覧いただいた熱心な読者の方は「ひょっとしてこの競馬場は1階から5階まで大して変わり映えのしない風景が広がっているのではなかろうか・・・」という懸念を抱いていることと思いますが、その懸念は見事に的中しており、今回ご紹介する5階につきましてもこれまでのフロアと大して変わらぬ光景が広がっております。
まあしかし考えても見てください。この競馬場は既に休止になってしまった競馬場な訳ですよ。つまりこの競馬場に行ったことがない方やせっかく行ったのにあまりウロウロしなかった方は、荷桁がこうしてレポートしない限りは「ロイヤルターフクラブ競馬場の1階から5階までは大して変わり映えのしない風景が広がっている」なんてことを知ることもなく死んでいた可能性だって高いわけですよ。そう考えたらこうして変わり映えのしないフロアを紹介することも何だか意義深いことのように感じてきませんか?
筆者の立場でいうのもなんですが、このブログは読み物である以前に競馬場のデータベースだと個人的には思っておりますのでつまらないからと省くわけにはいかんのです。ってなわけで我慢してお付き合いください。ロイヤルターフクラブ競馬場の5階の様子でございます...
っつーわけでやってきたぜ。ロイヤルターフクラブ競馬場5階。見てのとおり、最上階だけあって屋根の形状が独特な以外は他のフロアとほとんど変わらぬ光景が広がっているぞ。ざまあみやがれ。
以前から申し上げている通り、ロイヤルターフクラブ競馬場の観覧席は、大きく1~3階と4~5階の二層に分かれている。前回のレポートでご紹介した4階は観覧席の下にフロアがあったため洞窟みたいで薄暗かったが、今回ご紹介する5階は下層フロアの最上部にあたる3階と同様、観覧席の上に位置するフロアのため、観覧席側は柱があるのみで、開放的な作りになっている。天候の問題もあり写真からは分かりづらいかもしれないが、これでもロイヤルターフクラブ競馬場の中ではかなり明るいほうのフロアなのだ。
しかしまあ、明るいからなんだと言われれば「なんでもありません。すみません。」としか言いようがない。見てのとおり、オッズモニターと競馬オヤジ、そして中途半端に設置されたベンチ、誰が置いたか分からないテーブル、やる気にかけるドリンク売店と、その他のフロアでも見られた光景が広がっている。ある意味安定感抜群の競馬場だ。
例によって穴場もガッツリ存在している。ここでも安定の金網スタイルだ。
各フロアを見ていてこれだけはすごいと思うんだが、穴場はフロアの隅から隅まできちんと設置されていて、それぞれの窓口が閉まっているということもなくほとんどすべての窓口に人員も配置されているのだ。勿論ネット投票などがなく窓口での売り上げがすべてというこの競馬場においては窓口の数を減らすことは即売り上げの減少につながるのかもしれないという部分があるのかもしれないが(人件費も安そうだし)、日本の地方競馬場のように、窓口が閉鎖されまくって一体どこで馬券を買うたらええんや!!とシャウトしたくなるような競馬場ばかり普段見ていると、この光景というのが非常に貴重なものに思えてくるぞ。
まあ、あとはぶっちゃけこれと言って何か言うようなこともないのだが、4階に比べるとやや人が多いような気はする。まあ中途半端な4階にいるよりはえいやと5階まで上がってしまえというのが人間の心理なのかもしれませんね(テキトーに言ってますのでお気になさらず)。
スタンドの裏手側はこんな感じでバルコニーになっている。わりと広々としていていい感じなのだが、カフェ的な使われ方や休憩所的な使われ方をするわけでもなく、はっきり言って持て余されている空間という感じになってしまっている。
バルコニーとコンコースはこんな感じで開け放たれており、誰でも出入りが可能だ。風が吹いたら吹き飛ばされそうな木枠がくっついているが、これは売店の人が風よけで勝手にはめ込んだものだろう。
スタンド裏手にある装鞍所は5階からもこうして見下ろすことができるが、ちょっと角度がつきすぎていて馬を見るにはさすがに厳しいものがある。見ている人もいないことはないが、さすがに少数派だ。
むしろ装鞍所の真ん中にある建屋の屋根は何故ああいう構造になっているのだろうか・・・などの競馬と関係ない疑問が湧いてきて気が散ってしまうふしさえある。まあ、いろんな角度から競馬場を見てみたいという荷桁のようなマニアックな人くらいしか楽しめないスポットかもしれないね。
さて。それでは5階の観覧席のほうも見ておこう。前回の4階の観覧席から上に少し上がっただけなので、あまり変わらないのだが、一応ね。
見てのとおり、最上部だけあってさすがに走路からの距離はけっこう遠いのだが、角度もあって、レース自体は見やすいポジションだ。迫力の部分を重視しないのであれば、全然快適にレース観戦ができる席だと言えよう。
さらに、スタンド5階は屋根の恩恵を受けることもできる。写真のようにせり出している屋根のおかげでスコールレベルの雨でもそこまでダメージを受けることがないので、天候にじたばたせずに競馬観戦が可能だ。まあ、3階や4階でも同じようなこと言っているわけですが。
観覧席の様子はこんな感じ。4階でも見た通り、常連的な競馬オヤジ率が高い。写真でも女性の姿はちらほらしか見受けられないぞ。
そしてこれも前回のレポートのおさらいのような形になるが、VIPエリアに寄ったところには一部背もたれ付き座席が設置されている一角がある。まあ、それだけなんであまり深く追求せんといてください。
これまた前回のレポートと内容が被るが、レースが始まるとこんな感じで双眼鏡を利用するオッサンが非常に多い。さすがに走路までの距離があるのでね。まあこの競馬場ではお馴染みの光景と言うことで。
だが走路から離れていようがなんだろうが、タイ競馬オヤジたちは馬に向かって叫びまくる。それはスタンド最上階においても何も変わることはないので安心してくれたまへ。
さて。っつー訳で長くなりましたが、ロイヤルターフクラブ競馬場の1階から5階まで各フロアの様子を見てまいりました。
次回以降もまだまだロイヤルターフクラブ競馬場の在りし日の姿をお伝えしてまいりますので引き続きよろしくお願いいたします。
>>ロイヤルターフクラブ競馬場その18へ
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