そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場　その９　～新スタンド４階～

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ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場

＊ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートその１からどうぞ。

　どうもどうも。荷桁です。今回もタイ王国はロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場のレポートをつづけてまいります。

　前回のレポートではロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の新スタンドの３階の様子を見てまいりました。今回はさらにフロアをひとつ上げまして、最上階である４階の様子を見ていくことといたします。

　バンコク唯一の競馬場となってしまったロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場ですが、ここまで見てきましたとおり、その熱気やドヤドヤ感はアジアらしくて何ともいい感じでございます。同じような光景が続きますが、そのあたりの熱気を少しでも感じていただければ幸いです。

　それではまいりましょう。ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場新スタンドの４階の様子でございます...

　さて。っつーわけで、ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場新スタンドの４階だ。

　以前のレポートでも申し上げたとおり、ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場のスタンドは４階建てなので、この４階が一応最上階ということになる。

　フロア全体が３階よりも明るいのは、こんな感じでフロア自体が屋外観覧席の最上部に位置していて吹き抜けになっているからだ。３階は観覧席がフロアを覆うような構造となっているため薄暗い印象であったが、４階は季節的なもの（訪問時が乾季）もあってかなり爽やかな感じであった。

　フロアのレイアウト構造はこれまでと大きくは変わらず、メインコンコースがあり、走路でない側に馬券売場、反対側は観覧席という形になっている。まあシンプルで分かりやすい構造と言えますな。

　コンコースからそのまま観覧席に降りることができるので、馬券を買ってからレース観戦までという意味ではもっともスムースなフロアかもしれない。タイの競馬は明確な締め切り時間がないので、ワーワーと馬券を買っていたら唐突にスタート！ということも多い。そんなときにドヤドヤとレースを見に向かうにはうってつけのフロアだと言えよう（そんなに余裕のない状態で馬券を買っている方をなんとかせよという話でもあるが・・・）。

　コンコースはこれまでのフロアと同じように、ベンチがあったり、モニター画面がぶら下がっていたりして、競馬オヤジたちがのんびり予想できる空間になっている。

　モニターは一部抜けていたり故障していたりとしていて、何となくひと昔前の地方競馬場やひなびた競輪場のような雰囲気を出している。故障したテレビはさっさと撤去しておけばいいのにと思うのだが、故障した状態でもとりあえず置いておくというのがタイらしくて（？）よいね。

　そして、このフロアにもご覧のとおり、競馬オヤジたちがたむろっている。

　しかし、なんつーかどうしてこう「競馬場にぶら下がっているモニターを眺めるオヤジたち」の雰囲気というのは万国共通なんだろうね。

　ちなみに、このフロアにあったベンチは可動式のベンチが中心であった。２階のベンチや３階にあった固定式のベンチとはまた違っていて面白い。あとから付け足したのかしら。なんかありそうでない形のベンチで興味深い。

　このベンチに仲良く並んで座ってタイ競馬オヤジたちがくつろいでいる。

　それにしてもベンチに座りながら一生懸命双眼鏡なんか見て、一体何をしているんだろうと思ったら、どうやら遠くのモニター画面のオッズを見ているようであった。なんつーか発想が斬新である。頭いいんだか悪いんだかよく分からんのう。

　馬券売場についてはこれまでとあまり変わらない感じの有人窓口が並んでいる。

　発売価格は、５０バーツ～５０００バーツと低価格帯の窓口が中心だ。時折最大４万バーツの窓口が混じる。

　穴場の前の柵は窓口によってあったりなかったり、幅広だったり狭かったりと、相変わらずどのように利用したらいいのかよく分からない感じだ。まあ、よくよく見ると柵を背もたれにして座っている人もいるので、役に立ってると言えば立ってるのかなあ・・・。

The Royal Bangkok Sports Club　ราชกรีฑาสโมสร

　そして例によって、一番隅っこには食堂があり、その前には売店があるという形になっている。ほかのフロアのように机と椅子を出して酒盛りをしているという雰囲気はなかったが、ルークチンと呼ばれる肉団子を出していたりとなかなか美味そうであった。

　さて。そんなわけで、ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の新スタンド４階でございました。２階から４階まで順を追ってみてまいりまして、だいたいのこの競馬場の雰囲気といったものがお分かりいただけたかと思います。

　次回からのレポートでは新スタンドエリアの観覧席の様子を見ていければと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします・・・。