そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場　その３６　～レースのあと～

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The Royal Bangkok Sports Club　ราชกรีฑาสโมสร

ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場

＊ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートその１からどうぞ。

　どうも。荷桁です。

　ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートも前回のレポートで一区切りとなったのですが、中締めの前にもう一本だけお付き合いいただければと思います。今回はタイトルにもありますとおり、最終レース後のロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の様子をゆるゆるとご紹介していければと思っております。

　競馬のあとの悲喜交々は競馬ファンであれば誰しも経験がおありのはずです。バンコクの競馬ファンもそれは同じ。ちょっとだけではありますが、レース後の競馬場とその周辺の様子からどんな感じでファンたちが家路についていくのかを観察してみたいと思います。それではまいりましょう。ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場、最終レースのあとの様子でございます...

　さて。ってなわけで、最終レースで各馬がゴールし、リプレイ動画でだいたいの着順が判明したあたりから話を進めていこう。

　とりあえず言うまでもないが、着順が確定したら、払い戻しが確定し、当たった者は換金に向かい、外れた者は帰り支度を始めるというのが世の常である。これについては日本だろうがタイだろうが関係なく共通のことだ。

　前々回のレポートで申し上げたとおり、荷桁は最終レースで馬連を的中させることに成功したので、今回はすぐに帰らず、払い戻しの列に並ぶことになった。タイの競馬は払い戻しの際に、馬券に書いて合うシリアルナンバーを手打ちで機械に打ち込んで払い戻し金額を算出するというやや古臭いシステムが導入されているので、払い戻しにはけっこうな時間がかかる。最終レースまでやる場合は少し時間に余裕を持たせておくとよいと思うぞ。

　さて、払い戻しが済んだら出口へと向かおう。

　こんな感じでけっこう階段が狭く、競馬オヤジたちが殺到するので押し合いにならないよう、ゆっくりと進んでいこう。勿論、人込みではスリなどにも一応注意しておいたほうがよいだろう。

　とりあえず１階についたら、人の波に乗って行けば出口までたどり着けるので、特に困ることもない。フツーにスタスタと歩いてくれたまへ。

　出口を出るとこんな感じ。券売所はシャッターが降りていて、左側にあった通路が出口専用通路みたいな感じになっている。

　外に出ると目につくのは双眼鏡のレンタル業者だ。以前のレポートでもご説明したとおり、この競馬場は安い席からだとコースもビジョンも見づらいため、レンタルの双眼鏡を駆使してレースを見る方がわりといる。そんな人たちのための双眼鏡レンタル屋さんというのが入口前でけっこうな数商売をしているのだ。

　当然レース後はこうして返却に訪れるお客さんでいっぱいになるのである。

　その横で、これからが商売の本番という人たちも少なからずいる。

　こちらはタイによくいる宝くじ売り。競馬で勝った人も負けた人も、一枚いかが？ってなもんで、たくましく商売をしているぞ。

　また、飲食屋台も門の前で豪快に商売をしている。

　ジュース売りのほか、ムーピン、ルークチンピンなどの串もの、ビールなども売っている。仲間同士で立ちながら反省会をしているのか、オヤジたちを中心にけっこう利用者がいるぞ。

　屋台は数も種類もけっこうあるので、競馬帰りにちょいと一杯という人は立ち寄ってみるのもひとつであろう。もっともこの競馬場のレースはちょうどそろそろ夕食にしてもいいかな、くらいの時間に終わるのでそのままメシを食いに行っても全然問題ないのだが。

　特にメシを食ったりするわけでもないオヤジたちは家路につくことになる。

　MRTやBTSの駅まで徒歩で向かう人もいるが、やはり人気なのはバイタク（モーターサイ）。それを見越してか、オレンジ色のチョッキを着たライダーたちが次々とやってくる。タクシーも物欲しげな顔で流しているので、そのへんの交通手段を捕まえるには事欠かなさそうだ。荷桁もこうして写真を取っていると、何人かのモーターサイのドライバーに声をかけられた。地下鉄の駅まで２０バーツくらいでやってくれそうな雰囲気ではあったが、そんなに距離もないので今回は自力で歩くことにした。

　現地のオヤジたちはやいのやいのモーターサイの運転手と交渉をしていく。OKならば二ケツで出発となる。中途半端な距離だったらこういうのを使ったほうがお得はお得だろうね。
　

　見てのとおり、路上で物を売る人あり、車道に出てモーターサイを捕まえようとする人ありでなかなかカオスな感じになるが、まあタイらしいと言えばタイらしく、わずかな時間の間にすっかり外界に戻ったなという感じがある。ここから先は宿に戻るなり、メシを食うなりお好きにしていただければけっこうだ。

　と言う訳で、ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートこれで一旦中締めです。また行くようなことがあればレポートしますので、引き続き何卒よろしくお願いいたします。