そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場　その１２　～新スタンド１・２階観覧席からのレース観戦～

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ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場

＊ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートその１からどうぞ。

　どうも。荷桁です。本日もロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートを続けてまいります。

　さてさて、早くも１２本目のレポートなわけですが、ここまでロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の新スタンドエリアのスタンドの様子や観覧席の様子を見てまいりました。とりあえずスタンドの様子を一通り見たら次はレースの様子だろうということで、今回はタイトルにありますとおり、レースの模様をお伝えしていければと思います。

　とりあえずまずは先だってご紹介しました１・２階の観覧席から観戦したレースの模様をお伝えしてまいります。だったら観覧席の様子を見たときにまとめてレースの風景も紹介しておけよという声もあるかもしれませんが、とりあえずこの競馬場についてはタイらしくのんびりと場内をご紹介していければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします...

　さて。そんな訳でロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートもようやくレースの模様である。

　このブログの流れだと、通常は、レースの前にパドックがあり、本馬場入場があり、という部分を紹介するのが流れなのだが、この競馬場においてはその辺の流れがよく見えるのは後ほどご紹介するグランドスタンドエリアなので、いったんこの新スタンドエリアではざっくりした模様でもってお伝えして、後でグランドスタンドに移動してから、そのあたりのことはじっくり解説できればと思っておりますのでよろしくお願いいたします。

　んでもって、新スタンドエリアからのレース観戦である。

　後のレポートのネタバレのようになってしまってこれまた申し訳ないが、ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場もロイヤルターフクラブ競馬場と同じように、レース前には出走各馬が、直線走路をパドックのようにして周回するというシステムがとられているのである。

　写真のように１コーナーに寄っている新スタンドエリアからでは、馬の様子をつぶさに見ることができず、入場料の差をヒシヒシと感じることができる仕様になっているぞ。

　御覧の通り、１コーナー方面にやってくると、パドック的に使われている走路はかなりの距離となる。当然のことながら見ても遠くて訳が分からないので、このあたりにはパドック派的な人はあまりおらず、とりあえずだらだらと時間を潰している競馬オヤジが多数派となっている。

　それでもグランドスタンドエリアに近いところまで来ると写真のようにある程度近くまで来ることができるので、安心してくれたまへ。超格差社会のタイとは言え、そのあたりのお慈悲はいただけるものなのである。

　しばらくするとスタンド前を周回していた馬たちが１コーナー経由でスタート地点に向かう。返し馬的な概念はなく、厩務員にひかれてゆるゆると向かう感じだ。当然のことながら、この様子は新スタンドエリアからよく見える形になる。

　まあ、この様子を見ることが予想の足しになるかは何とも言えないが、観察してみるのはなかなか面白いのでせっかくなので前を通ったら見てみるのもよいだろう。

　さて。そんな感じでスタート地点まで行った馬はやがてスタートをする。何故「やがて」なんつーふわっとした言葉を使うのかというと、タイの競馬は発走予定時刻前に出走したり、大幅に遅れて出走したりとなかなかに緩い感じなのだ。

　なのでボサーっとしていると、いきなり場内アナウンスがワーワーと言いはじめてスタートに気が付くということもままあるのである。

　んで、スタートすると、バンコク競馬オヤジたちは一斉に首からぶら下げた双眼鏡でコースを見るのである。そう。新スタンドエリアの前にはターフビジョンもないので、生でレースを見ようと思うと、これが一番なのだ。勿論、馬券売り場の前まで行けばモニターもあるのだが、バンコク競馬オヤジたちはそんな無粋なことをせず、双眼鏡を持って生観戦にと勤しむのである。

　あとから詳しくやるが、ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場のレースは３コーナーから４コーナーまでの攻防がけっこう重要なので、直線に入るまでの様子をきちんと見ておくことが、レース観戦を楽しむには不可欠だ。４角手前で自分の買っている馬が先団につけていれば激アツだ。

　４コーナーを周り、各馬が直線走路に入ってくる。ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の前直線は３７５ｍ。写真やや右にある、紅白の柱がゴール板だ。

　直線の攻防を終えて各馬ゴールへとなだれ込んでくる。

　各馬ゴール！！だが、新スタンドからだとこの角度からしか確認できないぞ。着差があまりない場合はモニターのスローモーションを見るために、馬券売り場前に猛ダッシュする必要があるぞ。

　もちろん、ゴール板が遠い分、ゴール後の様子はよく見ることができるぞ。冒頭から見ていただければ大体お察しいただけるかと思うが、新スタンドエリアはレース直前とレース直後には馬がよく見えるスポットなのだ。だから何だという感じだが・・・。

　レースを終えてバックヤードに戻る馬たちもバッチリ眺めることが可能だ。

　さて。そんなわけで、新スタンドの１・２階エリアからのレースの模様をお伝えしてまいりました。レースの模様は後のレポートであらためてガッツリやりますので、ひとまずこのレポートではこの観覧席から見たレースの見え方はどんなもんか？ということをざっくり把握していただければOKでございます。

　さて、そう来ましたらお次は当然、上の観覧席からはどう見えるのかというところが気になる訳でございまして、次回のレポートではそのあたりをじっくり見ていければと思いますので、引き続き何卒よろしくお願い申し上げます。