日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > チェンマイ競馬場 > チェンマイ競馬場 その18 ~チェンマイ競馬場 グルメ スタンド外編~
チェンマイ競馬場のスタンド外の屋台
*チェンマイ競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はチェンマイ競馬場レポートその1からどうぞ。
さて。チェンマイ競馬場レポートを続けていくことにいたしましょう。
前回のレポートよりチェンマイ競馬場のグルメの話をしておりまして、今回のレポートはその続きでございます。
前回のレポートではスタンド下の食堂街の様子を中心にご紹介してまいりましたので、今回はスタンドの隅やスタンド周りにあるお店を中心にお伝えしてまいります。
以前も述べましたとおりチェンマイ競馬場もタイの他の競馬場よろしく屋台系のグルメが充実している場でございますので、いろいろウロウロしつつ好みの食べ物を物色していただければと思います。それではまいりましょう。チェンマイ競馬場グルメ、スタンド外編でございます...
さて。そんな流れでチェンマイ競馬場のグルメを再び見ていくことにしよう。
まずはこちらのスタンドのもっとも奥まったあたりにある屋台からだ。
この場所は馬券売り場から離れているので基本的に人通りはあまりないのだが、なぜか大量の商品を陳列して熱心に商売している様子である。
揃えているのは串焼き類、飲み物、お菓子、ティッシュ、さらには子どものおもちゃなど。脈絡がない感じだがいろいろ揃えている。ただ、それにしては店を営むご夫婦(?)にはあまり商売っ気がなく、ボーっと座っている感じ。これだけ商品が充実しているのだから、もっと馬券売り場に近い方にお店を出した方がよさそうなもんだが、まあそのあたりを気にしだすときりがないのでやめておこう。
さて。グルメ的観点で行くとこの店の素晴らしいところはこれらの串焼き類だ。市中の屋台よろしくいろいろな種類の肉の串が置かれていて、佐賀競馬場のなんでも焼く店を想起させる感じである。
屋台でおなじみのルークチンピン(肉団子串)やムーピン(豚串)をはじめ、いろいろな肉があって楽しい。1本10バーツ程度なので腹が減っていたらいろいろつまんでみるのもいいだろう。右上の袋に入っている白いものはもち米(カオニャオ)。タイの人はこうした肉の串でもち米を食べるのが大好き。濃いめの味付けの肉を口に入れてもっちりしたカオニャオを食べるとこれがまたウマいのである。串とカオニャオという組み合わせはチェンマイだけでなくバンコクなどほかのエリアでも親しまれている食べ方である。
網の上にも何やらいろいろあるのだが、ここで注目したいのは右のほうにあるソーセージ的な物体だ。
上のほうにある明るい色合いのソーセージはサイクローク・イサーンというイサーン地方(タイ東北部)の名物料理だ。チェンマイ自体はイサーン地方ではないが、内陸部ということもありわりとイサーン系の料理もあるのがチェンマイの特徴である。さらにその下にある黒っぽいソーセージはサイウアというソーセージだ。こちらは完全にチェンマイの名物的な料理で、とりあえずチェンマイに来てこれ食わなきゃモグリ!というレベルの有名な食べ物である。
という訳で、このお店ではサイウアをいただいた。
サイウアはいわゆる豚肉の腸詰なのだが、スパイスやニンニクなどが効いていて非常にウマい。辛いというよりカレーっぽい香ばしさという感じ。身も蓋もない言い方をするとカレー味のソーセージという感じなのだが、そう単純にはくくれない奥深い味わいだ。先ほどのカオニャオと食べても美味である。
だが、とりあえずここは酒だろうということで、今回はサイウアと共にビアシン(シンハビール)をいただいた。
以前にも申し上げたが、タイのビールは、シンハ、チャーン、リオの3つの銘柄がポピュラーである。荷桁はその3つの中ではシンハが一番好きなのでタイの競馬場では基本的にシンハなのである。像のラベルのチャーンはガツンと強めのお味、豹のラベルのリオは酸味があるあっさり味なので、皆さまも好みのビールを見つけてくれたまへ。
さて。その串焼き屋台の向かいにはこんな感じのお店もある。何やらよくわからない肉を大量に積んで量り売りをしている謎肉屋だ。
拡大して見てみても何の肉のどの部位なのかがサッパリ分からないのが実にいい感じ。結局食べることはなかったが、チャレンジしてみてもよかったかもしれないと今更ながら後悔だ。
謎肉屋の裏側にはこんな感じの食堂もある。このあたりはスタンドの中でもだいぶ隅のほうにあたるのだが、それでも客がけっこう入っているのがすごい。なんでもない屋台という感じだが常連に支えられている感じがあっていいね。
さて。どんどん見ていこう。スタンド4コーナー寄り裏手エリアにはさらにこんな食堂まである。
もはや食堂と言うか、とりあえず屋根の下に屋台を出しているだけなのか表現が難しいが、いわゆるぶっかけめしのお店である。
タイの屋台の定番であるぶっかけめし屋だが、やはり地元民にも人気のようで、比較的どの時間帯に行っても利用者が多い人気店のようであった。
価格も2種類のおかずをかけても50バーツを切るという安さ。日本の競馬場にもこういう店ほしいぜコンチクショウ。まあ日本のおじさんはカレー、ラーメン、カツ丼さえあればOKという人がほとんどなので、こういう店があっても流行らんのかもしれんが・・・。
とりあえずウマそうなので荷桁も利用してみることに。
日本でもおなじみグリーンカレーやガパオなどのほかいろいろメシに合いそうなおかずが並んでいる。いろいろ目移りするがどうせなら食べたことないものをということで、テキトーにおかずをチョイスしてみた。
食べたのはこちらのラープかけごはん(オプションで目玉焼きものせた)。ラープというのはラオスやチェンマイでポピュラーな料理で、加熱したひき肉(場合によっては生肉もあるらしい)を野菜と混ぜて酸っぱく味付けしたサラダのような食べ物だ。
あっさりしているが実にメシに合ってこれまた非常にウマい。サイウアに続きチェンマイならではの料理にありつけていい感じである。
ちなみにこのお店は妙にゆるい雰囲気が漂っていてそれもまたよかった。
タイ競馬オヤジたちと肩を並べて、もしゃもしゃとぶっかけめしを食っていると、なんだか自分もタイ人になってしまったかのような錯覚を覚えるぞ。
ちなみにテーブルの上には自由に食べていい野菜が雑な感じで置かれている。ものによってはクセがあるが、お好きな方は是非(荷桁はバリバリいただきました)。
さて。そのほか、チェンマイ競馬場のスタンド周辺には散発的な屋台も出ているので一通りチェックしておこう。
まずは甘味の屋台。寒天的なものをものすごく甘い紅茶のような飲料にぶちこむという日本人からするとややヘビーな甘味ではあるが、タイの屋台では比較的見かけるタイプのお店である。
こちらは串焼き屋台。生の素材をその場で焼くというスタイルのようで、競合が多いであろうになぜこんなところで細々とやっているのかは不明だ。
こちらはぱっと見でも分かるフルーツ屋台。
まあ見ての通りカットフルーツの屋台なのでフルーツが食べたくなった際にはぜひ。
最後に、詳細は分からないが、特観席の裏にも飲食店らしきものを見つけた。ここでは何を売っているかはよく分からなかったのだが、まあ、一応ここにもお店があるということでご記憶いただければ幸いである。
さて。そんな訳でチェンマイ競馬場のグルメを一通り見てまいりました。とりあえずタイの屋台によくあるメニューはだいたい揃っているので、とりあえず自分好みのものを食べたいか、チェンマイならではのものを食べたいかというあたりを明確にした上でうまいこと攻めていただければ安くてウマいものを食べられるのは間違いのないところである。タイの屋台料理だからと臆することなく、ガンガン攻めてチェンマイ競馬場グルメを堪能いただければこれ幸いでございます。
というわけで、ひとまずチェンマイ競馬場のグルメの話はここで締めまして、次回は一転馬券の話に戻れればと思います・・・。
>>チェンマイ競馬場レポートその19へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場 その1 ~再びバンコクへ~
ロイヤルターフクラブ競馬場 その1 ~タイからのニュース~
フートー競馬場 その1 〜さらにベトナム競馬へ〜
ペナン競馬場 その1 ~再びマレーシア競馬へ~
セランゴール競馬場 その1~いざマレーシア競馬~
クランジ競馬場 その1 ~いきなりお詫び~
釜山慶南競馬場 その1 ~プサンに競馬しにいくぞ~
*チェンマイ競馬場に関する記事は以下にもあります。
チェンマイ競馬場 その1 ~いざチェンマイへ~
チェンマイ競馬場 その2 ~チェンマイという街~
チェンマイ競馬場 その3 ~チェンマイ競馬場へのアクセス~
チェンマイ競馬場 その4 ~入場門と競馬新聞売り場~
チェンマイ競馬場 その5 ~開催日程と競馬場の全体像~
チェンマイ競馬場 その7 ~ゆるゆると本馬場に向かう~
チェンマイ競馬場 その8 ~ここでもやっぱり走路パドック~
チェンマイ競馬場 その9 ~レース前の観客たち~
チェンマイ競馬場 その10 ~のんびりしたレース風景~
チェンマイ競馬場 その11 ~レースのあとのマネージャーたち~
チェンマイ競馬場 その12 ~馬券の買い方と種類~
チェンマイ競馬場 その13 ~競馬新聞と予想~
チェンマイ競馬場 その14 ~スタンド内部を徘徊する~
チェンマイ競馬場 その15 ~メインスタンド観覧席~
チェンマイ競馬場 その16 ~クーラー付き特観席~
チェンマイ競馬場 その17 ~チェンマイ競馬場 グルメ スタンド内編~
チェンマイ競馬場 その18 ~チェンマイ競馬場 グルメ スタンド外編~
チェンマイ競馬場 その19 ~チェンマイの敗走者~
チェンマイ競馬場 その20 ~謎のカルチャーたち~
チェンマイ競馬場 その21 ~”北方のバラ”の小さな競馬場~
チェンマイ競馬場 その22 ~帰りの道すがらなど~
PR
ブログ内検索
カテゴリー
最新記事
(10/22)
(08/15)
(08/14)
(10/23)
(10/22)
プロフィール
HN:
荷桁勇矢
性別:
男性
職業:
若隠居
趣味:
逃げ
このブログについて
このブログは「そこに競馬があるから」といいます。
競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
連絡先:
nigetayuyaあっとgmail.com
ツイッター:
https://twitter.com/YuyaNigeta
note:
https://note.mu/nigetayuya/
Flickr:
http://www.flickr.com/photos/nigeta/
競馬本紹介ブログ始めました。
荷桁勇矢の競馬本ガイド
競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
連絡先:
nigetayuyaあっとgmail.com
ツイッター:
https://twitter.com/YuyaNigeta
note:
https://note.mu/nigetayuya/
Flickr:
http://www.flickr.com/photos/nigeta/
競馬本紹介ブログ始めました。
荷桁勇矢の競馬本ガイド