日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 姫路競馬場 > 姫路競馬場 その24 ~姫路競馬場のコースをあらためて~
姫路競馬場
*姫路競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は姫路競馬場レポートその1からどうぞ。
どうも。荷桁です。引き続き、姫路競馬場レポートを続けてまいります。
前回のレポートで姫路競馬場のパドックの話をしましたので、いったんスタンドに行く前に、その流れでもって、コースとかレースとかの話を続けていければと思います。今回はタイトルにありますとおり、姫路競馬場のコースをあらためて見ていければと思いますので、何卒よろしくお願いいたします。
7年半のレース休止期間を挟んだ姫路競馬場ではありますが、馬場自体は大きく改修されることなく2020年の開始を迎えておりますので、そういう意味では特段コースに変化がある訳ではないのですが、とりあえずはコースの全体像の確認および、コースまわりの細々したところで変わったところなどを見ていければと思いますのでよろしくお付き合いいただけますと幸いです...
さて。そんな訳で姫路競馬場のコースである。
こちらは2016年8月、姫路競馬場が休止している期間の場外発売時に撮った姫路競馬場のコースの写真である。既に休止してからだいぶ年月が経っているときの写真だが、基本的には休止前の雰囲気をそのまま残していると思っていただいて問題ない。
見てのとおり、ダートコースがあり、その背後には姫路の山々が借景としてあって何ともいい雰囲気のコースだ。コースより観戦スペースの目線が高いのもポイントで、観戦しやすいコースである。
さて。そして時は経ち、こちらは2020年1月の姫路競馬場である。先述のとおりコース改修はほとんど行われていないのでパッと見た感じは変わっていないのだが、ちょいちょい細かいところが変わっているので後ほど詳しく見ていくことにしよう。
一応姫路競馬場のコースの基本的なところも述べておこう。姫路競馬場のコースは一周が1200mで直線は230mというコースで高低差はなく、こう言ってはなんだが、何の変哲もないコースである。園田競馬場のコースが幾分トリッキーであるために、荒れやすい競馬場みたいなイメージを持たれがちだが、コース自体は至ってノーマルなコースであると言ってよいだろう。
距離の設定は800m、1400m、1500m、1800m、2000mの五種類だが、ほとんどのレースは1400m、1500m、1800mで行われ、800mがたまにあり、2000mは重賞白鷺賞で見られるくらいの、かなりレアなレースだと言える。今後の開催次第ではよく分からないが、基本的には1400m、1500m、1800mがメインという流れは大きく変わらないだろう。
話の流れで一応姫路競馬場のコースのスタート地点をざざっと見ておこう。
こちらが1400mのスタート地点だ。直線走路に入ってすぐくらいのところがスタートになり、観戦スペースからも見易いのでこういうのを近くで見たいという方は1400mのスタート地点にご注目である。
1500mのスタート地点は1400mのスタート地点からやや遠ざかり、ポケット付近からのスタートとなる。直線を目いっぱい使っての先行争いとなるので、序盤の駆け引きがおもしろいぞ。
1800mのスタート地点はバックストレッチの真ん中付近になる。
見てのとおり、内馬場が掘削されているため、ゲートを退避させる用の土台が用意されているというのがおもしろい。これは内馬場の工事前にはなかった光景である。
荷桁の訪問日には800m、2000mの番組はなかったため、現時点で手元にあるスタート地点の写真はいま挙げた3点である。今後、800mや2000mのレースがある開催に行けた場合は当然追加する所存だが、今のところはこんなところであしからず。
さて、スタート地点を見た後はコースおよびそのまわりにあるものたちを見ていくことにしよう。まずはコースから。
写真は姫路競馬場の4コーナーの様子だ。見てのとおり特にスパイラルカーブという感じでもないので、先行抜け出しがよく決まりやすく、このあたりで先行集団につけていると激アツである。この日は内側の砂が深かったのか、わりと内目をあけて走る姿が目立った。
姫路競馬場は開催が少ないのでなかなか馬場を読むのは難しいところはあるが、前半レースは各騎手がどのあたりにコース取りをしているかなんかにも注目してみて、内枠・外枠の有利不利についてイメージを持てるようにしておくとよいだろう。
もし仮に内枠が不利、つまり内目の馬場が伸びづらい場合、気をつけたいのが先行争いだ。姫路競馬場は先ほど言った通り、1400m、1500mのレースが主体である。どちらも直線走路を長く使っての先行争いとなる。もし内目の馬場が伸びづらい場合、必然的に外枠の先行馬にとっては位置が取りやすくなり幾分有利になることになるのだ。皆さんも当日行かれた際にはくれぐれもご注意くだされ。
さて。簡単にコースの話もしたので、ここからはコースのまわりにあるものを見ていこう。
写真は2008年7月に訪問した際の姫路競馬場のゴール板である。これが、2020年になってどうなったのか?
2020年1月のゴール板がこちら。
お城をあしらったデザインなどはほとんど変わっていないが、ゴール地点を照らすライトが増強された感じであった。まあ、ほぼそのままだと思っておいていただければOKだ。お城がなくなって無味乾燥になっていたらどうしようかと思ったが、パドックの書体と同じく、意外とこのへんはそのまま残してくれている感じである。
ゴール板を見たらお次はビジョンだ。こちらも同じく08年訪問時のビジョン。奥にはレトロな着順掲示板もある。これらはどうなったのか?
こちらが2020年1月時点でのビジョンである。見てのとおり、こちらは完全に変わってしまった感じである。まあ大きくなって見やすくなったと言えるし、こういうものがしっかり替えられる余力があるのも素晴らしいことなのだが、姫路競馬場があんまりあか抜け過ぎてもちょっと寂しいというのはちょっとあるよね(何を気持ち悪いこと言うてんねん)。
そして、奥の方にあったこちらの着順掲示板は2020年1月の時点では完全に撤去になっていた。これは姫路競馬場のレトロな遺産として、以前から個人的に偏愛していたこともあり結構ショックであった。まあ、新しいビジョンで表示すれば事足りるのかもしれませんが、やっぱりねえ、こう、鼻差の写真判定とかだと、ああいうところに出てくるのが楽しかったりするわけじゃないですか・・・、あ、すみません。ちょっとおセンチになっちゃいました。
最後に、姫路競馬場には直線半ばに表彰式などをおこなうステージもあるのだが、これはそのまま残って実際に使われていた。これに対しては別にそれらしい思い入れがある訳ではないんだが、まあ一応。
さて。そんな訳で、話があっちゃこっちゃ飛んでまとまりのないレポートになってしまいましたが、一応姫路競馬場のコースとその周りにあるものなんかをご紹介してまいりました。こんな感じで締めようとしますと、このブログの常連さんから「おいおい荷桁くん。コースだけ見て終わりじゃなくて気になる内馬場もやってくれよ」という声がかかるのが目に見えているところでございますが、ご安心ください。次回、そのあたりはきちんとレポートします。
ってなわけで、まだまだ長く続きそうな気配ですが、姫路競馬場レポート、次回以降もよろしくお付き合いの程よろしくお願いいたします・・・。
>>姫路競馬場レポートその25へ
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紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
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