そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

姫路競馬場　その３２　～姫路競馬場の屋外一般席～

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姫路競馬場の屋外一般席

＊姫路競馬場レポートの続編です。
　初めからお読みになる方は姫路競馬場レポートその１からどうぞ。

　どうも。荷桁です。今日も今日とて姫路競馬場レポートでございます。前回のレポートにて姫路競馬場のスタンドの２階までをご紹介いたしました。この流れですと、そのまま上のフロアの紹介をしていく流れなのですが、姫路競馬場の場合ここから上のフロアはちょっと毛色が変わってくるため、ここで一度外に出て、屋外の一般観覧席の様子を見ておきたいと思います。

　屋外観覧席自体は特にこれといったものもない観覧席なのですが、長くやっていることだけが取り柄のこのブログのよさを生かして過去との比較なんかも含めてお楽しみいただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします...

　さて。そんな流れで姫路競馬場の屋外一般席である。特観席の利用者は５階にある観覧席も利用可能だが、それ以外の方は基本的ではここで観戦という流れになる。勿論、コースに寄って見ていただくことも可能なのだが、スタンドから観戦するならここしか選択肢がないという理解になるぞ。荷桁がわざわざ「一般」と書いているのはそういう意味合いもあるんです。

　まあ、しょうもない話をしていてもあれなので、さっそく２階フロアを出て観覧席に行くことにしよう。

　訪問時は１月の開催で寒い時期だったのだが、とりあえずレースになればオヤジたちも外に出て観戦しますわな。皆さんも是非、観覧席での観戦を楽しんでくれたまへ。

　姫路競馬場の屋外一般席は大きく分けて上段と下段に分かれている。席は詰め詰めでなく通路部分もそれなりにあるため、比較的移動はしやすい構造になっている。なんか変な構造になっている中山競馬場の屋外席なんかとは対照的ですな。

　まずは上段の席を見ていこう。

　まあ見ての通りなんてことのない席なのだが、９列ほど設置されているぞ。

　一応きちんと背もたれがあり、セパレートタイプのベンチになっている。地味ではあるが、中央競馬の観覧席に負けない、ちゃんとした席と言ってよいだろう。

　姫路競馬場は屋根がしっかりとせり出しているので、上段の席であれば雨の被害も受けづらいというのもポイントだ。雲行きが怪しいときは上段の席を押さえておいたほうが無難である。

　さて。今度は通路を挟んで下の方に位置している下段の席を見ていくことにしよう。

　下段の席はこんな感じ。上段の席より背もたれが小さいが、こちらもセパレートタイプのちゃんとしたベンチだ。

　ちなみに姫路競馬場の屋外席は全面禁煙なのでご注意くだされ。

　さて。座席の雰囲気が分かったところでスタンドからの景色もチェックしておこう。

　姫路競馬場のスタンドは敷地に余裕があることもあって地方競馬のスタンドにしてはややコースから離れたところにある印象だ。さらにコースが目線に対してやや下にあるので、スタンドのいい位置を陣取らなくても、コースに寄ったところで見ていればそんなに見づらさを感じないという姫路競馬場ならではの特徴もある。それが証拠に、写真をご覧いただくとスタンドに座っている方も一定数いるが、コースに寄って見ている人もけっこういるのがお分かりいただけることかと思う。

　グダグダ述べたが何が言いたいかというと、姫路競馬場はレースを見る分には特にスタンドの観覧席で見るのが絶対におススメ！という競馬場ではないということだ。

　なので、個人的には姫路競馬場でスタンドからレースを見るときには、是非馬だけでなく、背後にある山々、コース、馬、そしてそれを観戦する人々をトータルで見て姫路競馬場らしさを感じていただくのがよいと考えている。

　コースに寄って間近に馬を感じつつ見るのもよいのだが、こと姫路ではスタンドからのこの景色を見ていただきたいというのが姫路競馬場を愛する者として、競馬ファンの皆様にお伝えしたいポイントなのである・・・。

　さて。2020年現在の姫路競馬場の屋外席を一通り見ていただいたところで、これまでと同様、一昔前の屋外席の様子もあらためて見ておくことにしよう。

　以前のレポートでもお伝えしたとおり、姫路競馬場はスタンドの改修をおこない、４階部分にあった観覧席がまるっとなくなってしまっている。上の写真を見ていただければ分かると思うが、４階の観覧席は３階の高さまでせり出していて、一般席にとっては屋根のような感じになっていたのである。

　そのため、屋外一般席の雰囲気はかつてはこんな感じであった。

　上段の席はほとんどが４階観覧席の下にあたり、よく言えば雨や日差しを受けづらく快適、悪く言えばやや開放感に欠ける感じであった。

　今の座席はセパレートタイプになっているが、この当時はこうしたベンチ型であった。破損の際の取り換えコストなど考えるとセパレートタイプのほうがいいのかしら。ベンチ型はベンチ型で、食べ物や飲み物をシェアしながら観戦するのによかったりするんですけどね。

　ただ、昔も今も、スタンドから見えるレース風景は変わらない。来年以降もこの光景を見に、姫路に行きたいものだ・・・。

　さて。そんなわけで姫路競馬場の屋外一般席の様子でございました。次回はスタンド内部に戻りまして、４階フロアの様子を見ていければと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします・・・。