日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 函館競馬場 > 函館競馬場 その13 ~函館競馬場を一周してみる~
函館競馬場の碑
*函館競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は函館競馬場レポートその1からどうぞ。
さて、函館競馬場レポートのつづきでございます。
前回のレポートでは函館競馬場の指定席の整理券配布について書きました。その際に朝早く整理券を受け取った場合、列整理の時間までに戻れれば購入する列から離れていても問題ないという話をいたしました(あくまでその日の場合はですが)。
荷桁の場合はおおよそ1時間程度の待ち時間ができてしまったので、その時間を使って何をしようか考えた結果、ひとまず函館競馬場のまわりを一周してみようということになったのであります。
過去にも浦和競馬場や園田競馬場を訪問したときに、競馬場の敷地を一周してみるというのをやってみた訳ですが、案外楽しめるものでございましたので中央競馬の場としては初の試みとしてこれをやってみようと思ったわけです。
やってみてどうだったかということを先に申し上げますと、ぶっちゃけそんなに大した発見はなかったのですが、ご興味がある方はお付き合いをいただけますと幸いです...
というわけで、まずは競馬場の前から市電の道沿いに東の方へ進んでみる。特に意味はないが函館の走路と同じく、右回りで行ってみることにしたのである。
進んでいくとすぐに市電の駒場車庫の引き込み線があり、右手に車庫が広がっていく。
鉄オタ、特に路面電車好きの荷桁にとっては萌え萌えの光景が広がっている。しばらくここにいたい気分だが、そんなに時間に余裕があるわけでもないので先を急ごう。
車庫を超えてすぐの小道を横に入ると、しばらくは普通の住宅街が広がる。
荷桁の印象として、北海道は全般的に道路の舗装状況が悪いのだが(広いし自然条件が厳しいから仕方がないのかもしれんが)、ご覧のとおり、函館も道1本入るとかようにイマイチな感じである。
壁の向こうには宿舎らしきものも見えてきた。どうやら向こう側は競馬場の敷地のようである。
競馬場の敷地に沿って進んでいくと、競馬場の敷地沿いに延々と壁が続いている通りに出た。ひとまずここを進んでいけばよさそうである。
進んでいくと、東門という門が現れた。
開け放たれてはいるが、関係者専用の入口であろう。下手に侵入して競馬場に出入り禁止になってしまっては元も子もないので、ひとまず通過しておいた。
東門を通過して先に進む。一見無味乾燥に見える壁には馬の絵が描いてあったりもするのだが、やや生真面目なイラストにつき、周辺の静けさも相まってあまり楽し気な雰囲気は醸し出されないのが残念である。
しばらく行くと今度は温泉門という門が現れた。
なんで温泉やねんという感じだが、函館競馬場内には競馬場では全国で唯一の馬専用の温泉がある競馬場ということなので、ひょっとしたらその施設に近い門ということでこうした名前がついているのかもしれない。
よく分からないが函館らしくていい感じだねえ。
ここからは湯浜通りという通りを進んでいく。
湯浜通り沿いの壁面にも、馬の絵が描いてあるが、こちらも何となく暗い印象。東欧の競馬場に来ているかのような錯覚をしてしまうぜ。
しばらく行くと湯浜門という門が現れた。これで正門、東門、温泉門に続き、4か所目の門である。どこの競馬場もこんなに大々的な門の名前がついているものなのかしら?これはまあ、湯浜通に面しているので湯浜門というネーミングもよく分かるぜ。
湯浜通、さらには海の方に行った漁火通りのほうにはお店も多いので、競馬関係者の利用も多いだろうな。
ちなみに、皆さん、このあたりに来たら、これを忘れてはなりませんぜ。
そう。競馬ファンの間ではもっとも有名な洋服の青山と言っても過言ではない「洋服の青山函館湯浜店」である。
何故この青山が有名かというのはこのブログの読者に対しては説明の必要はないと思うが、一応知らない方のために説明すると、函館芝1200mのスタート地点の向こう側にたびたび写りこむことでおなじみなのである。
見たことあるでしょコレ?
どうせなので、近づいてみたが、まあ当然ながら普通の青山であった。記念にシャツの一枚でも買ってもよかったが、残念ながら営業時間外だったので、立ち去ることにしました。
しばらく湯浜通を進むと、だんだん競馬場の敷地から離れていってしまうので、途中で右に折れてなるべく競馬場の敷地に沿って進むことにする。
しばらく進むとまた競馬場の敷地が見えてくる。向こう正面の並木であろうか。
突如ここでも門が現れるが、これは特に名前がついていないので、普段は使われていない門だと思われる。
ここからは駒場通という通りに入る。
競馬場なので駒場というのも安直な感じがするが、競馬場ができる前までは柏木という地名だったみたいなので、やはり競馬場が由来なんだろうか。
っつーわけで駒場通りを進んでいく。さすがにこのあたりまで来ると歩き始めてけっこう経つので疲れてくるぜ。
この駒場通にも絵が描いてある。これまでのスタイルを踏襲している感じだが、誰のお仕事なんだろうか。逆に気になってきたぜ。
歩いて行くと「函館競馬場乗馬センター」なる施設も現れた。乗馬教室なんかに使われているようで、多くの元競走馬も在籍しているようである。ちょうど看板の横にあるイラストがいい雰囲気のものに当たっていて偶然にしては出来過ぎているな。
そのまままっすぐ進んでいくと、自衛隊の函館駐屯地が現れる。この広野町の交差点を南に進めば函館競輪場となるのだが、その辺の話はまたの機会にして、ひとまず競馬場に戻ることにしよう。
北に進路を取って進むと、並木がいい感じの通りになる。右手には駒場小学校なる小学校があり競馬場の敷地に隣接している小学校というなかなか珍しい小学校である。
駒場小学校の脇から競馬場に近づくように道に入っていくと函館協会病院という病院があり、さらに進むと、こんどは駒場団地という団地が現れる。
馬の絵が描いてあっていい感じじゃないか、と思っていたら、なんとこの団地、窓のからは函館競馬場の4コーナーがばっちり見えるという素晴らしい団地であることが発覚。競馬ファンからしたらたまらない物件である。
そんな駒場団地を過ぎると、もう競馬場の正門はすぐそこだ。ふう、長かった。
と思ってたら変な自販機発見。
どうやらホッカイドウ競馬にちなんだ自販機のようである。
見ると、一番上の段が騎手のゲートに見立ててあったりしてなかなか面白い(きちんと所属騎手の勝負服も再現している)。ペットボトルで隠れてしまっているのが残念だが・・・。ちょっと面白いものを見つけたぞい。
っつーわけでほぼ1時間をかけてぐるりと函館競馬場の敷地を一周してまいりました。特に何がというわけでもない道中ではありましたが、ブラブラするには悪くないので、時間に余裕がある方は一度ぐるりとまわってみてはいかがでしょうか?開催中の平日だったら競馬関係者とバッタリなんてこともあるかもしれませんよ!?
少し脇道にそれたレポートでしたが、次回以降も函館競馬場の話をしてまいります。
>>函館競馬場レポートその14へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
門別競馬場 その1 ~競走馬のふるさとへ~
札幌競馬場 その1 ~北のシティ競馬~
福島競馬場 その1 ~福島上陸~
旭川競馬場 その1 ~北に競馬があるから~
帯広競馬場 その1 ~富良野をぬけて帯広へ~
*函館競馬場に関する記事は以下にもあります。
函館競馬場 その1 ~苫小牧をぶらつく~
函館競馬場 その2 ~函館のアホ~
函館競馬場 その3 ~日本全国競馬場制覇~
函館競馬場 その4 ~美しく小ぢんまりした競馬場~
函館競馬場 その5 ~函館競馬場パドック~
函館競馬場 その6 ~はなみちで馬の流れを見逃すな~
函館競馬場 その7 ~函館競馬場 スタンド~
函館競馬場 その8 ~函館競馬場 馬券道~
函館競馬場 その9 ~函館競馬場 グルメ~
函館競馬場 その10 ~函館競馬場 グルメ 後編 ラッキーピエロ・ハセガワストアほか~
函館競馬場 その11 ~函館競馬場 アクセスと駐車場~
函館競馬場 その12 ~函館競馬場 指定席の整理券配布~
函館競馬場 その13 ~函館競馬場を一周してみる~
函館競馬場 その14 ~場内に入るその前に~
函館競馬場 その15 ~パドックシートとスタンド1階~
函館競馬場 その16 ~ダッグアウトパドックに行ってみた~
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函館競馬場 その18 ~スタンド3階 光の広場~
函館競馬場 その19 ~函館競馬場 指定席~
函館競馬場 その20 ~芝生席・一般席とグループシート~
函館競馬場 その21 ~風の広場周辺 馬頭観音、ふれあいパドック~
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函館競馬場 その23 ~函館競馬場 グルメ いちいのイカ刺しがあった頃~
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競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
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