日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 函館競馬場 > 函館競馬場 その12 ~函館競馬場 指定席の整理券配布~
函館競馬場
*函館競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は函館競馬場レポートその1からどうぞ。
どうも荷桁です。前回のレポートより2016年夏の函館競馬場訪問についてのレポートになっておりますので、よろしくお願いいたします。
前回は函館競馬場への行き方なんかをつらつら書いておりましたが、その中で少し、指定席を確保しようと思うと、早めに競馬場につかなくてはならない的なことを申し上げました。今回はそんな流れもあり、タイトルにありますとおり、函館競馬場の指定席の購入方法についてを取り上げたいと思います。特に、初めて行かれる方には分かりづらいであろう早朝の整理券の配付のときの様子について詳しく見てまいります。
函館競馬場は指定席の数が少ないため、当然のことながら、指定席が売り切れてしまうのも早く、だいたい開門と同じ頃には満席になってしまっていることが多いものです。
ただ、荷桁は今回の訪問では運良く2日続けて指定席に入ることができたので、そのときの様子をふまえて、整理券の配付から指定席の購入までの様子をご紹介していければと思います。
当然のことながら、このレポートは2016年の訪問時の様子であり2017年度開催以降に発売方法や運用が変更になっている可能性もありますので、そのあたりは充分にご留意ください...
2017年現在、函館競馬場の指定席はA指定席、B指定席、シニアシート、車椅子シートを合わせて全部で592席存在している。ただし、そのうちシニアシートと車椅子シートは対象者が限られているため、実質的には一般の人が普通に購入できる指定席はA指定席226席、B指定席267席の493席でおよそ500席弱となる。
その中からA指定席の70席、B指定席の82席がネット予約に割り振られており、残った341席が当日発売分となる。入場者数はそんなに多くない函館競馬場だが、それでもやや少ない席数だと言えよう。
ネット予約で取れればラッキーだが、当日に指定席を買い求める場合は、まず正門近くの指定席売り場を目指していただきたい。
正門に向かってすぐ左なので、分からないということはないであろう。予約指定席の引き換えは右手なのでこれは間違えないでいただきたい。
図のとおり、A指定席とB指定席で2列づつ購入列があるスタイルになっているので希望の席の窓口に向かえばOKだ。A-1、A-2、B-1、B-2などとそれぞれ2種類の列があるのはきちんと意味があり、ブロック分けをしているためである。
これを見ていただくのが早いのだが、もっともゴール板に近いエリアがA-1、そこから4コーナー方向に離れていくに従ってA-2、B-1、B-2となっていく。それぞれのエリアごとに購入列を作っているので、A-1エリアに座りたいのにA-2の列に並んじゃったなどということがないように注意が必要である。
さて、どこで当日発売分の指定席を購入するかはこれでお分かりいただけたと思うが、函館競馬場の指定席は先述のとおり非常に数が少ないため天気がよい日や重賞の日はあっさりと売り切れてしまう場合が多い。
そうなると、朝早く行って並ばなくてはならないのか?という話になるのだが、函館競馬場も他の競馬場と同じように混雑日には指定席の発売開始時間(開門時間と同じ)より前に整理券を配布することがほとんどである。整理券を持っている人だけが番号順で窓口で購入できるというタイプのものだ。
整理券を何時から配布するかというのは当日の流れ次第なので何とも言えないしJRAも事前には言わないわけだが、JRAがウェブサイトで公表している過去の整理券配布終了時間(=満席時間)を見ていると、2016年は函館記念だけは別格で早く、5時~6時でおおよそ配布終了。ほかの地元重賞(函館2歳、函館スプリントステークス)などは6時~7時くらい、そのほかの日は8時~9時の間くらいにおおよそ満席になっている。目安にしかならないが、大体それよりも1時間~30分前くらいを目指して売り場に行けばほぼほぼ整理券を受け取ることができると見ておいてよいだろう。発売開始時間を過ぎてもまだ指定席が残っていることはほとんどないということだ。
整理券はそれぞれの購入列付近に看板があり、JRAの警備員さんが配っているので声をかけて受け取ればOKだ。
整理券はこんな感じである。この場合はA-1ブロックの指定席を61番目に購入できるということである。A指定席の61番の席というわけではなくあくまで順番の話である。みんなが好き勝手に買うので、当然のことながら遅い番号の場合はペアやグループでもバラバラの席しか確保できないリスクが上がるのでご注意願いたい。グループで近くの席を確保するためにあえてA指定席ではなくB指定席の若い番号を狙うなどは戦略上ありである。
整理券には並んで待っていろと書いてあるが、実際のところは発売開始までまだ十分な時間があるときには離れていても問題ない。但し、発売開始の少し前までにはきちんと列にいないと整理券が無効になってしまうのでここだけはご注意願いたい(4番のところですね)。整理券を受け取った際に警備員さんに何時までに戻っていなくてはならないかをきちんと聞いておくべきである。
A-2エリアの指定席整理券はこんな感じ。さっきのA-1エリアと運用や注意事項はほとんど変わらないぞ。
以上のことから言えるのは、もし確実に指定席をゲットしたいのであれば競馬場まで歩けるくらいに近いところにホテルを確保して、早めに整理券を確保したのち、ホテルに戻るなり喫茶店でくつろぐなりして一休みして、発売開始時間前に購入列に戻る、ということをするのがよさそうな気がする。前回のレポートでも申し上げたとおり、函館市電は始発が遅いため函館駅や五稜郭付近に宿をとるとなかなかそういうことはできない。
距離的に近い宿はやはり湯の川温泉電停付近のこのあたりになってくるかと思う。
湯の川温泉 湯元啄木亭
HAKODATE 海峡の風
望楼NOGUCHI函館
湯の川温泉 花びしホテル
こんな風に煽ると配布時間が早くなり過ぎてお叱りを受けるかもしれないが、当然のことながらさほど混雑をしていない日や天候が悪い日は整理券の配布も当然遅くなるため(配布自体やらない可能性もある)、早く行っても肩透かしをくらうこともありうる。くれぐれも自己責任で実験してみていただければと思います。
発売開始時間が近づいたら、適当に列に戻っておけばよい。付近の人の番号を確認させてもらいながらおおよそ自分の番号はこのへんだろうというあたりにいれば、列整理のタイミングで警備員さんが一人一人の整理券をチェックしながらきちんした列を作っていくので基本的にはトラブルも発生しないはずだ。
あとは開始時間がくれば順次購入していくと、こういうことになる。だいたい流れがお分かりいただけただろうか?
窓口の上には指定席の番号がふってあり、窓口の窓のところにはどこが残っているか一目で分かるような札がついているため、よほど優柔不断じゃない限りはそんなに時間をくわずに購入することができるであろう。
さて、函館競馬場の指定席の当日発売の様子、お分かりいただけただろうか?
ちなみに荷桁は7月2日が8時30分頃に到着してA-2の62番目、7月3日が7時30分頃に到着してA-1の61番目だった。宿が離れていたため、7時30分が到着時刻の限界だったのである。
あくまで目安ではありますが、ご参考までに。
そんなわけで、函館競馬場レポート、しばらく続きます。
>>函館競馬場レポートその13へ
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門別競馬場 その1 ~競走馬のふるさとへ~
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函館競馬場 その12 ~函館競馬場 指定席の整理券配布~
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競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
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