函館競馬場 その19 ~函館競馬場 指定席~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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函館競馬場の指定席からの眺め
函館競馬場の指定席




*函館競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は函館競馬場レポートその1からどうぞ。







 今回も函館競馬場の様子を見てまいりましょう。



 今回はシンプルなタイトルのとおりに、函館競馬場の指定席について見てまいりたいと思います。函館競馬場の指定席は数が少なく、確保するのがけっこう難しいということは以前のレポートでもご紹介しましたが、今回はそんな指定席がどんな感じかというのを見て行ければと思っております。


 
 指定席を確保するための整理券の確保の仕方などは函館競馬場レポートその12にて詳しく書きましたので、そういうことが知りたいという方はそちらを読んでいただければと思います。



 それではまいりましょう。函館競馬場の指定席でございます...


函館競馬場の外観



 函館競馬場の指定席と言っても、一体どこにあんねん?という方もいらっしゃると思うので、まずは基本的なことからお話をしておこう。



 写真は函館競馬場のスタンド外観である。大きく分けて3層に分かれているのがご覧いただけるかと思うが、函館競馬場の指定席はちょうど真ん中のところである。下が一般席、真ん中が指定席、一番上が貴賓席というまあ、単純明快な構造になっている。





函館競馬場の3階指定席フロアマップ



 以前もお話ししたが、函館競馬場の指定席は基本的にA指定席とB指定席の2種類だ。



 厳密に言うと、シニアシート、車椅子シートというのもあり、これらを合わせて全部で592の指定席が存在している。ただし、そのうちシニアシートと車椅子シートは対象者が限られているため、実質的には一般の人が普通に購入できる指定席はA指定席226席、B指定席267席の493席でおよそ500席弱となる。





函館競馬場のA指定席座席図


函館競馬場のB指定席の座席図



 その中からA指定席の70席、B指定席の82席がネット予約に割り振られており、残った341席が当日発売分となる。当日発売分はA指定席1500円、B指定席1000円という料金設定だ。



 このようにやや数が少ない指定席だが、ネットで運よく確保できたり、無事に当日発売にて手に入れることができたら、スタンド3階からご入場ということになる。




函館競馬場の指定席入口



 スタンドの3階に行くと、このように指定席の入口がある。購入時に押してもらったハンドスタンプを見せて入るシステムになっている。



函館競馬場の指定席証



 一応指定席証もあることはあるのだが、こんな感じである。


 小さいのでなくしたりすると、自分の席番が分からなくなったりするので、ご注意ください。



函館競馬場の指定席エリア



 指定席エリアはこんな感じ。見てのとおり、利用者の数の問題もあり、やや狭いと言ってしまってよいだろう。広々としたほかの競馬場と比べてしまうとあれだが、まあ仕方ない部分であろう。A指定席、B指定席で区切りもなくお互いのスペースはまったく問題なく行き来が可能だ。





函館競馬場の指定席エリア


函館競馬場の指定席エリアの椅子



 狭いとは言え、全体的に木目調で、雰囲気はよく、清潔感もある。見てのとおり、椅子は少なく冷暖房の効いたところで快適に予想、という感じではない。まあ、夏でもそんなに暑くならない函館ということもあり、基本的には屋外で過ごす想定だ。むしろ、肌寒い日などのほうが上着などの対策をしていったほうがよいだろう。特にレディーのみなさんはご注意くだされ。





函館競馬場の指定席コンコースにある他場画面



 当然ながらコンコースには画面が多数設置されており、他場のレースも見ることが可能だ。あとで見るが、座席には画面が設置されていないので、他場を観戦する場合は基本的にこちらのコンコースでということになる。




函館競馬場の指定席を見おろす


函館競馬場の指定席を見下ろす



 さて、函館競馬場の指定席はこんな感じだ。



 見てのとおり、すべて屋外席である。基本的に二人がけで、作りとしては中京競馬場のペガサスに近いか。



 開催中は気候が良い函館競馬場ということもあり、ここは屋外席でなくてはならんだろう。




函館競馬場の指定席



 基本的には通路と同様、A指定席、B指定席で、特にこれといった仕切りもなく、オープンな雰囲気だ。縦に6列しかないこじんまりとした指定席でそこまで傾斜も急ではないので、よほど脚が悪いなどの事情がない限りは前目の席でも後ろの方でもどちらでも特に問題はないだろう。




函館競馬場の指定席座席



 座席はこんな感じだ。さすがに指定席だけあってカチカチということはなく、ふかふかする素材が使用されている。席と席との間には一応仕切りが入っているので、運悪く隣が変なオッサンとかでも幾分不快感が和らぐことだろう。




函館競馬場の指定席テーブル



 テーブルはこんな感じ。コンセントがひとつ設置されているので、携帯やタブレットなどを充電しながら使用することも可能である。




函館競馬場の指定席からの眺め



函館競馬場の指定席からの眺め



 かように、屋外席でそんなに豪華な設備ではないが、それでも函館競馬場の指定席が人気なのはその素晴らしい眺望である。



 レースが見えるのはもちろんのこと、津軽海峡を臨むことができる函館競馬場の立地ということもあり、開催時には実に開放感のある景色と共に競馬観戦ができるというのはやはりリゾート競馬場の一面もある函館競馬場観戦の醍醐味というものだろう。





函館競馬場の指定席からの眺め



 函館山をバックに馬が駆けていくシーンだけで、ビールが飲めてしまうぜ。




函館競馬場の指定席から海を眺める


函館競馬場の指定席から海を眺める



 そしてやはり何といっても津軽海峡の海の景色だ。荒尾競馬場がなき現在、日本国内で海が見える競馬場と言えば最右翼がこの函館競馬場である。



 皆さんも函館競馬場にお越しの際は指定席も検討してみてくだされ。雨が降れば濡れないし、晴れれば景色はいいしで、いずれにせよメリットはありますゆえ・・・。




 次回も函館競馬場の話をしてまいります。




 


>>函館競馬場レポートその20へ






*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。

 門別競馬場 その1 ~競走馬のふるさとへ~
 札幌競馬場 その1 ~北のシティ競馬~
 福島競馬場 その1 ~福島上陸~
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*函館競馬場に関する記事は以下にもあります。

 函館競馬場 その1 ~苫小牧をぶらつく~ 
 函館競馬場 その2 ~函館のアホ~ 
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 函館競馬場 その13 ~函館競馬場を一周してみる~
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 函館競馬場 その15 ~パドックシートとスタンド1階~
 函館競馬場 その16 ~ダッグアウトパドックに行ってみた~
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