そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場　その１３　～新スタンド３・４階観覧席からのレース観戦～

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ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場

＊ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートその１からどうぞ。

　どうも。荷桁です。

　今回もロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートでございます。ここまでつらつらとロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の新スタンドをウロウロしております。各フロアの様子を見て、さらに観覧席の様子を見まして、ようやく前回のレポートで１・２階観覧席から眺める実際のレースの様子をご紹介いたしました。今回はその上にある３・４階観覧席の観覧席から眺めるレースの様子をご紹介いたします。これでだいたい食堂食べ物を除いて、新スタンドエリアの様子はほぼほぼご紹介したことになります。

　以前のレポートでも申し上げましたとおり新スタンドエリアの３・４階の観覧席はその独特の配置もあり、レースの模様もなかなか面白い角度から眺めることが可能です。今回のレポートではそんな様子をお楽しみいただけますと幸甚でございます...

　さて、そんなわけで、ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場新スタンドエリアの３・４階の観覧席である。ロイヤルバンコクスポーツ競馬場の観覧席は２層に分かれていて、下が１・２階にかけての観覧席、上が３・４階にかけての観覧席ということになる。それぞれがどんな様子かがよく分からんという場合は過去のレポートを読んでおいていただけると話しが早くてありがたいぞ。

　

　さて。そんな３・４階観覧席からレースの様子を見ていくことにしよう。

　ご覧のとおり、３・４階観覧席はけっこう高い位置からの観戦となる。また新スタンドエリアはゴール板からけっこう離れたところに位置しているので、角度的には直線の攻防をかなり斜めった位置から眺めることになる。

　ちなみにゴール板は写真中央の茶色の建屋のあたりにある紅白の柱である。もっとも安い新スタンドエリアの客というのはこんな扱いなのだ。逆にいえば、せっかく新スタンドエリアに入ったのであればこの角度からのレースを楽しむのが吉ということである。

　そんなわけで、まずはレースまでの流れである。

　また後のレポートで詳しくやるが、まずこの競馬場ではレース前、出走各馬がスタンド前をパドック的にウロウロする。カラフルな旗がついた紐で範囲が区切られているがこれちょうど手前にある旗が付いた紐のあたりでちょうど新スタンドエリアとグランドスタンドエリアが隔てられているのである。

　新スタンドエリアと新スタンドエリアを区切っているあたりにはレース終了後の馬が通る馬道があるので、まあ仕方ないと言えば仕方ないのだが、ある種露骨な区切り方とも言えなくもない。まあ、入場料によって差をつけるというのは海外の競馬場ではわりと当たり前のことではあるんだけど。

　とりあえず、距離はあるが競馬オヤジたちはパドックを眺めている。この距離で何か分かるものがあるのかビミョーな雰囲気ではあるが、本人らがよければそれはそれでいいのであろう。

　さて。スタンド前をウロウロしたあと、各馬はスターティングゲートに向かう。

　この日のスタート位置はちょうど２コーナー付近にあり（タイでは一日通して同じ距離のレースが組まれることが多い）、１・２階からだと馬場内にいろいろと物があることもあって見づらいのだが、３・４階観覧席からは比較的容易に視認できる。

　スタートをすると、向こう上面での先行争いになる。内馬場も中央部分は障害物が少なく、レースの様子も観察しやすくなっているぞ。

　新スタンドエリアの前にはターフビジョン的なものは一切ないので、競馬オヤジたちは３コーナーから４コーナーにかけての各馬の攻防を双眼鏡でガン見する。

　これまでも何度か申し上げているとおり、タイの競馬は直線走路での逆転が起こりづらいので、自分の買っている馬が４コーナーまでどんな位置取りで、勢いがどのくらいかというのが非常に気になる要素なのだ。逆にいえば、４コーナー先頭や二番手で直線を迎えたらそのレースは激アツ。そこからはひたすら雄叫びモードとなるのである。

　ちなみに、双眼鏡で見ている競馬オヤジがいる一方で、こうしてモニター観戦をメインとしている競馬オヤジたちもいる。まあ日本でも同じような感じだし、好きなようにやってくれたまへ。

　さて、なんやかんや言っているうちにレースの方はラストの直線を迎える。タイ競馬オヤジたちのボルテージも上がっていくぜ。

　直線、最後の叩き合い、競馬オヤジたちの叫び声がすごい。基本的に大外一気みたいなことがないので、本命サイドがそのままゴールしてくれることに対する喜びの叫びという感じである。

　そしてゴール。悲しいかなゴール後がこのスタンドからもっとも馬がよく見えるシーンということとなる。

　さて。以前のレポートでもお伝えした通り、ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の新スタンドエリアは１コーナーにかかるような構造になっており、直線走路を正面に近い角度から見たパトロールビデオのようなレース観戦ができるのもポイントだ。

　せっかくなので、どんな風に見えるのか、写真を掲載しておこう。

　こんな感じでございます。

　この光景は新スタンドの３・４階観覧席からでないと見られないので、気になる方は是非訪れてくれたまへ。

　もっとも、この角度から見た場合、着順がよく分からないので、こうしてレース後にモニターに群がってワイワイやることになるのだが、そのあたりは仕方ないのでご承知おきくだされ。

　さて。長くなってしまいましたが、ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートその４にて新スタンドエリアに入りまして、その後長きに渡り新スタンドの様子をご紹介してまいりましたが、こちらのレポートをもってほぼほぼその様子をご紹介することができました。

　次回のレポートからはグランドスタンドエリアに移動しまして、さらに熱気あふれるスタンドの様子を嘗めまわすようにご紹介していく所存ですので、引き続きよろしくお願いいたします・・・。