日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場 > ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場 その16 ~装鞍所を経て本馬場入場まで~
ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場で本馬場に向かう馬
*ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートその1からどうぞ。
さてさて。今回もロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートを続けてまいります。
前回のレポートで、この競馬場のスタンドの全体像をご紹介いたしました。その中で、装鞍所であったり、馬道であったりという場内施設をご紹介したのですが、それを紹介しただけでは実際のところどんな流れでレースが行われているのかという部分がよく分からないかと思いますので、ここからしばらくはこの競馬場におけるレースまわりの一連の流れを見てまいります。
今回はタイトルにありますとおり、競走馬が競馬場に入ってきてから本馬場入場するまでの流れをご紹介してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします...
さて。それではさっそく見ていこう。
やや唐突な感じがあるが、ここロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場は馬運車が入る駐車スペースが1コーナー付近にあるようである。んで、敷地の関係なのかなんなのかはよく分からないが、馬運車から降ろされた馬は写真のとおり、一度馬場に入るのだ。このまま馬場を横断して、こんどは内馬場に入る。
そして内ラチのすぐ内側にあるダート走路(おそらく調教用)を通ってスタンド付近まで近づいてくるのである。
内馬場のダートコースを通ってくると、再びコースを横断して、こちらの馬道に入ることになる。馬が横断しているところだけ芝の色が違うのでなんとなく通り道はお分かりいただけることと思う。
以前のレポートでもご紹介したが、新スタンドエリアとグランドスタンドエリアの間にある馬道だ。
こんな構造なので、レースの合間にはレースに向かう馬と、入ってきた馬(ゼッケンがない馬)とがここんところで交差するのでちょっとややこしい、まあ、このへんのユルさも含めてお楽しみくだされ。
さて。こうして先ほどの馬道からスタンド裏手のバックヤードに入った馬は、一般人が立ち入れるエリアからは観察しづらいところに入って行ってしまうため、次にお目にかかれるのはこちらの装鞍所ということになる。
一応この装鞍所はスタンドの2階あたりから見るのが一番見やすいのだが、1階からでも金網越しに見ることが可能だ。
このあと読み進めていただければ分かると思うが、ここはパドックとしての機能を持っている訳ではないので、馬を観察するという意味ではあまり重要なスポットではない。従って見やすくなっているとかそんなこともないので、意識が高い(?)人だけテキトーに覗いておけばOKである。ちなみに、新スタンドエリアからではここの様子を見ることはできないのでご留意を。
さて。しばらくすると、鞍がついた馬が一番奥まった通路から出てくる。どうやら裏手で鞍などをつけて準備ができたら騎手が騎乗して出てくるという仕組みらしい。中には騎手が騎乗していない馬もいるが、みんな鞍はついているので、発走前の検査などはきちんと終えているのだろう。
ということは、スタンドからは見えない裏手のところが装鞍所なのであって、この空間は日本で言うところの「検量室前」にあたるのではないか、という指摘があるかもしれないが、たぶんその指摘は正しい。実際ウロウロしている馬はほとんどがレースを終えた馬で、レース前の馬は写真のとおり、黄色い柵で仕切られた外側を通ってレースに向かうというように分けられている。
実質的には裏にある装鞍所から本馬場までの通路というのが正しいのだろう。んで、それがたまたま検量室前の空間と隣接していると。ただまあ、この空間をうまいこと一言で呼びたいと思ったときに、これから発走する馬もいるのに検量室前というのも何だかややこしいなあという感じだし、まあ装鞍所の延長みたいなものだろうということで、とりあえず便宜上、装鞍所と呼ばせていただきます。端的に言うとあまり深く考えないでくださいということですね。たのんますわ。
こうして鞍をつけて、騎手を乗せた馬たちは金網のすぐ向こう側を本馬場に向かってトボトボと歩いて行く。
屋台の脇やファンがベンチで予想しているすぐ向こう側を通って行くのは金網越しとは言えどもなかなかパンチの効いた光景である。
ちょうど写真の屋台のあたりからが本馬場に向かう、馬道ということになる。日本の中央競馬で言うと「はなみち」ということになるんだろうな。同じようにスタンド内を突っ切る「はなみち」と言えば函館競馬場なんかもそうだが、ずいぶん趣が違うな。
この馬道を通って各馬は本馬場入場と言うことになる。
さて。そんなわけで本馬場に入場した各馬だが、日本だとこのまま返し馬をして発走時間になればゲートへとなるのだが、この競馬場ではそうはいかない。ここから走路を使ってパドックのようなことをしてからレースとなるのである。
ちょっと長くなってきてしまったので、いったんここで切りますが、次回はこの走路を使ったパドックの様子をミッチリとご紹介してまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします・・・。
>>ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートその17へ
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