日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場 > ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場 その30 ~バックヤードを覗き見る~
ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場
*ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートその1からどうぞ。
どうも荷桁です。なんやかんや言うて30本目のロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートでございます。
一体いつまでスタンドの中をウロついてるんや!というお声も聞こえてきそうではありますが、残念ながらこのブログはそういうことばかりやっているブログでございますので、潔く諦めていただければと存じます。
さて。今回はタイトルにありますとおり、ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場のバックヤードの様子を見てまいりたいと思います。勿論、中に入れてもらったとかいう訳ではありませんので、詳細なバックヤードの様子なんかは分からない訳ですが、それでもスタンドからちょっとづつ見える様子から何となく雰囲気など感じ取っていただければこれ幸いでございます。
ってなわけでまいりましょう。ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場、バックヤードの様子でございます...
さて。そんなわけで再びロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の装鞍所にやってきた。
この空間はスタンドの裏にある。一見パドックに見えるが、パドックとして使われているとは言い難く、レース前に馬がやってきて騎手が騎乗したり、レースを終えた馬たちが待機したり、馬の体を洗ったりというレース前後にとりあえず馬が溜まる場所という位置づけになっている。パドックと言えばパドックなのだが、パドックと言ってしまうといろいろ語弊があるかなあと思い、これまた語弊があることは認識しつつもとりあえずこのブログでは「装鞍所」と呼んでいる空間である。
もちろん日本語の語義に合わせればこんなもん装鞍所でもなんでもないのは百も承知だが、この空間を何と呼ぶかをウンウン唸りながら考えていても本筋から反れてしまうような気もするため、ここでは装鞍所でご勘弁いただきたい。
とりあえず、この装鞍所がロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の中ではもっとも衆人から見えやすいバックヤードとなるので、ここを中心に観察していくことにしよう。
とりあえず、この装鞍所のだいたいの構造を見ておくことにしよう。
右側と左側で輪乗りできるところが2つあるのがポイントだ。右側はパドックのごとく、真ん中にちょっとした植木のようなものがある。背後にオッズ表示があるところを見ても、昔は普通にパドックとして使われていた(もしくはパドックにする前提で設計された)ような気がしないこともないが、現在はレース前の馬はさっさと通過するだけで、レース後の馬がダラダラしている空間になっている。右側の奥には馬を洗うスペースもある。
左側の輪乗りスペースは検量室の前にあたり、枠場があったりもするが、ここもなんやかやレース後の馬がダラダラする空間になっているのが実情だ(別に悪いことではないのだが)。
この装鞍所のすぐ向こうは道路である。
ちなみに背後に何やら立派な建物が見えているが、これはタイで一番の難関大学と言われているチュラロンコン大学である。日本だと小倉競馬場の向かいに北九州大学があったりするが、タイでは競馬場の脇に国内最高峰の大学があるのである。なんともすごい話だが、これはどちらも昔からタイの都心にあるということで、由緒があるゆえの宿命とも言えるだろう。
ちなみに、新スタンドエリアからこの装鞍所エリアを見るとこんな感じ。中の様子はうかがいしれないので、もし観察がしたい方はしっかりグランドスタンドエリアに入ってくれたまへ。
左側の輪乗りの空間の周りには厩舎関係者らしき人がワラワラといてなんともバックヤード感がある。
服装はバラバラだし、よくよく見ると輪乗りするところにはけっこうゴミが落ちているし大丈夫かいなという感じだが、まあこれがタイの通常運転ならとやかくいうのも野暮と言うもんである。
ちなみに、枠場がある場所はこんな感じだ。左の六角形の屋根のあたりが検量室のようで騎手が出入りしている。ただ、外からその様子はあまり見ることができず、この変は日本の方がよほどかオープンな感じだ。
しかしまあこういう空間でワイワイやっている競馬関係者というのは見ていて飽きないものだ。なんというか馬で食っている人たちの佇まいというのは国を問わずになんだか惹かれるんだよな。
右側の輪乗りの空間の脇にある洗い場も関係者がワイワイやっていていい感じである。
オッサンが多いが、女性や子供もいて一族郎党感がある。一方で競馬新聞を手に携帯電話でワーワーしゃべっている人もいて、あの人たちが何なのかは傍から見ていてもよく分からない。このあたりもなんとも緩いが、もうこのあたりを気にしだすと無限ループに陥るような気がするので、これを読んでいる皆様もあまり気にしないでおいてくれたまへ。
この装鞍所は金網越しにはなるが1階からも見ることが可能だ。ドヤドヤとした馬券購入エリアと金網一枚で隔てられている装鞍所というのもなかなかシュールな光景でよろしい。
こんな感じで金網の中の人と外の馬券オヤジが平気でペラペラしゃべっていても特にとがめられることがないっつーのがタイらしいっちゃタイらしい。何をしゃべっているか分かれば馬券の足しになるのか、それともただの世間話なのか・・・。
また前述のとおり、装鞍所は2階や3階からも見下ろすことができる。こうしてベンチがついていたりするので、やっぱりホントはパドックだったなんじゃないのかなあと思わないこともない。
そしてこのオッズ表示。一見もう使われていないのかと思いきや、しっかりとリアルタイムなオッズを表示している。どう見ても関係者専用という感じだが、ここでも細かいことはあまり考えないでおこう。
あと、唯一装鞍所以外で覗き見ることができたバックヤードがこちらの通路兼馬房だ。古くからある競馬場あるあるだが、こういう立地の競馬場の場合、時代の経過とともにスタンドが拡張していき、馬を留め置くスペースというのが狭くなりがちである。この競馬場も幹線道路がすぐ裏にあるが、狭いスペースをうまく活用して競走馬を捌いているようである。
ロイヤルターフクラブ競馬場の2階建て馬房のようなインパクトはないが、ある意味リアルということで心に留め置いておいてくださいな。
さて。そんな感じでロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場のバックヤードの様子でございました。正直、裏でワイワイやっている様子をもうちょっと奥まで観察してみたかったところではあるが、まあ一般客の身分では仕方がない。また訪問するようなことがあればもう少し裏の方に注目して観察してみたいと思います。
さてさて、ここまで30本ものレポートでロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の様子をご紹介してまいりました。まだなんかやることがあるんか?という声も聞こえてきそうですが、まだ肝心なことをやっておりません。次回からはロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場のグルメをご紹介してまいります・・・。
ってなわけで次回以降、もう少しだけお付き合いの程、よろしくお願いいたします・・・。
>>ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートその31へ
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*ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場に関する記事は以下にもあります。
ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場 その1 ~再びバンコクへ~
ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場 その2 ~開催日程と歴史について~
ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場 その3 ~競馬場へのアクセス~
ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場 その4 ~いざ新スタンドエリア内へ~
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ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場 その6 ~競馬新聞と予想~
ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場 その7 ~新スタンド2階~
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