中山競馬場 その14 ~中山競馬場 パドック~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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中山競馬場のパドックの様子
中山競馬場のパドック



*中山競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は中山競馬場レポートその1からどうぞ。






 さて中山競馬場レポートのつづきでございます。


 前回のレポートでは中山競馬場の正門周辺の様子を見てまいりました。その最後で馬頭観音を紹介したわけですが、何を隠そうそのすぐ脇にはもうパドックがあるのでございます。



 いろんな施設がぎゅっと集まっているのはスタンド裏のスペースが極端に狭い中山競馬場らしいと言えばらしいのだが、すぐそこにあるパドックを無視してほかのところに行くわけにもいかないので、まずはすぐそこにあるパドックの様子から目を通していくことにいたしましょう...


中山競馬場のパドック



 さて、ではさっそくパドックの様子を見ていくことにしよう。



 中山競馬場のパドックはさすがは中央競馬の主幹場というべきか、芝生とラバー地の美しいパドックである。左回りで特に何が不思議と言うこともない感じだ。まあパドックに特殊性を求めるというのもよく分からない話ではあるが。




中山競馬場のパドックの場所



 さきほどもちらっと述べたが中山競馬場のパドックはメインスタンドのすぐ裏手にある。位置関係はこのマップを見ていただければよくお分かりいただけると思うが、正門を入ってすぐ右手という風情である。相変わらず県道松戸原木線がマップの真ん中をしれーっと走っているのがアレだがまあ狭苦しいところにぎゅっとパドックがあるんだねと思っていただければと思います。



 スタンドはパドックを取り囲むような構造になっていて、正門側から以外はスタンドの中を抜けないとパドックまでたどり着けないという少しややこしいことになっているのが注意点と言えば注意点か。



 上のマップでさらにもうひとつ注目いただきたいのが、パドックの形である。先ほどは何も不思議なところのないパドックだと申し上げましたが、形がビミョーに梨型のようないびつな形になっているのである。これも松戸原木線ありきでのことだろう。




中山競馬場のパドックの形が分かるように見下ろす



 スタンドの上のほうから見下ろした写真を用意したが、確かに、このくらい上から見るとちょっといびつな形をしているのがよく分かる。まあ、気になる方はスタンドの上の方から見てみてください。もちろん、形が少し歪んでいることを知っても何もいいことはないので悪しからず。

 


中山競馬場のパドックを見下ろす



 先ほど申し上げたとおりパドックのすぐ後ろには県道松戸原木線が走っている。よくよく見るとパドックビジョンの脇のテレビカメラの小屋の横にタクシーが走っているのが見えるかと思うが、この距離感である。その後ろにあるだだっ広い芝生の広場は以前にご紹介したけやき公苑である。



中山競馬場のパドックと正門の位置関係



 同じように正門の方を見てみよう。



 手前で馬がトボトボと歩いているところがパドックだが、そのすぐ向こう側の白い建屋が正門である。よくよく見ると、ハイセイコーの像や中村勝五郎さんの像なんかも移りこんでいるので、位置関係が詳しく知りたいという幾分変わった方がおりましたらご参考にしてください。




中山競馬場のパドックと馬頭観音



 ちなみに、前回のレポートでご紹介した、馬頭観音との位置関係はこんな感じ。



 有馬記念などの混雑日には馬頭観音のあたりもパドックを見下ろす人がいたり、フツーに参拝したい人もいたりでかなりごちゃつくことになるのだが、まあ、中山競馬場の関係者も分かっていてもどうしよもないところだよなあ。




中山競馬場のパドックビジョン



 そんな中、中山競馬場のパドックにはそれなりのパドックビジョンが備えられている。さすがにジャンジャン画面を変えられるような最新鋭のビジョンではないが、まあオッズを見たりする分には充分な大きさだと言えよう。狭いところによく押し込んでいただけたところだ。



中山競馬場のパドックビジョンを県道から見た様子
 

 ちなみに、県道松戸原木線から見上げたパドックビジョンはこんな感じ。もうすぐ裏が道路というのがよく分かる。ありえんとは思うがこのビジョンが何かの拍子に後ろに倒れたりしたときに県道を歩いていたらTHE・ENDだろうな。



中山競馬場のパドックの段差


 
 中山競馬場のパドックは一応このように段差がついており、見やすいようになっている。1段1段は狭いながらも最前列から最上部まで9層もの段差がついているのが特徴である。狭いところで見やすさを確保するための苦肉の策なんだろうな。



中山競馬場のパドックの段差


中山競馬場のパドックの段差



 中山競馬場のパドックはスタンドの至近距離に位置しているにも関わらず、屋根がほとんどないというのも特徴か。写真のとおり少しせり出しているので、スタンドの上の階から眺める分をギリギリカバーしている感じだ。当然、最前列で見る場合は濡れてしまうことになる。もし次にスタンドを改修するようなことがあれば一考願いたいところである。まあ、柱を建てるスペースさえないんかもしれないな・・・。




中山競馬場のパドックからスタンドを見上げる



 そんな中山競馬場のパドックだが、前述のとおりスタンドに接しているため、当然のことながらスタンドからパドックを見下ろす人というのもけっこういる。



中山競馬場のパドックとスタンド



 スタンド2階から見下ろすパドックはこんな感じ。角度的にもまあ見やすいと言ってよいだろう。




中山競馬場のパドックを2階から見下ろす



 ただ、悲しいかな、やはり狭苦しさに定評がある中山競馬場ということで、場所によっては人がすれ違うのがやっとというスペースも存在している。混雑日にはえらいことになってしまう可能性もあるので、ご注意くだされ。



中山競馬場の指定席からパドックを見下ろす



 さて、さらに上に上がってスタンド4階から見下ろすパドックはこんな感じ。指定席エリアの4階だが、まあかなり角度はついてしまうが参考程度には見ることができるであろう。


 


中山競馬場のゴンドラシートフロアから見下ろすパドック



 ゴンドラシートのある5階フロアからだとこんな感じ。さすがにこのフロアになるとかなり距離があるせいで、そんなにパドックを見に来る人もいない。まあ、この距離感にはなるが、きちんとパドックを見たいという方は一応見られるということで認識いただければOKだ。



中山競馬場のパドック馬主席



 かように狭苦しい印象の中山競馬場のパドックだが、騎手が整列したりするのはこちらの正門寄りにあるでっぱりのところだ。ここから地下馬道につながっており、厩舎エリアやコースへと行くことになる。ちなみに白い椅子が並んでいるところは馬主さん専用の席である。馬主さんの席にも屋根がないのはちょっと可哀想な気もするな。



中山競馬場のパドックでのジョッキー整列


中山競馬場のジョッキー整列



 ちょっと地味な絵面だが、このような感じでジョッキーが整列して騎乗していくことになる。こういうの見ていると、地方競馬、たとえば大井競馬場園田競馬場のパドックあたりのほうが、大きさはともかく解放感がある感じがするねえ。



中山競馬場のパドックを周回するバラダガールとルメール



 いろいろと申し上げましたが、このようにフツーに馬が周回する様子はご堪能いただけるので、その点はご安心ください。やや狭い分、好きな馬や騎手を間近で見られるという意味では無難なパドックと言えます。



中山競馬場の誘導馬のハワイアンソルト



 中山競馬場の誘導馬は2017年1月現在、12頭が活躍している。


 写真はハワイアンソルト。こう見えてディープインパクト産駒で23戦2勝の成績を残している馬だ。ほかにもマイネルチャールズやプリサイスマシーンなど重賞戦線で活躍した馬たちも在籍しているので、お越しの際には誘導馬にも注目していただきたいところだ。



中山競馬場のパドック



 うむ。どこの競馬場であっても、こうしてジョッキーが騎乗して周回をすると、テンションが上がるものですな。




中山競馬場のパドックからグランプリロードへ向かう様子



 さて周回を終えた馬たちは先ほど騎手が整列していたところの脇にある、地下馬道を通って、コースへと向かうことになる。



 実は中山競馬場はこのパドック→コースまでの間に「グランプリロード」というはなみちがあって、そこはそこで見なくてはならないスポットなのではありますが、かなり長くなってしまったので、次回のレポートにて詳しくご紹介いたしましょう。



 というわけで、次回以降もまだまだ中山競馬場レポートでございます。




 



>>中山競馬場レポートその15へ






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