園田競馬場 その12 ~園田競馬場 パドック~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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Sonoda Racecourse 園田競馬
園田競馬場のパドック。花が美しい。



*園田競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は園田競馬場レポートその1からどうぞ。






 さて、園田競馬場レポートの続きです。


 ここまでスタンドばかり紹介してまいりましたが、そろそろ馬券やレースのことも気になってくるところでございましょう。


 そもそも園田競馬場レポートをここまで11回も書いておきながら、まだそういう話をまったくせずに、スタンドばかりうろうろしているということ自体が、もはや問題行為かもしれませんな。


 というわけで、まっとうに馬券の検討をすべく、まずはパドックに向かうことにいたしましょう。


 そんな流れで、本日、このレポートでは園田競馬場のパドックをご紹介してまいります...



Sonoda Racecourse 園田競馬場


 園田競馬場のパドックはスタンドの裏手、入場門のすぐ脇に存在している。比較的敷地の外に近いエリアで、壁の向こうは道路という地方競馬にはままあるポジショニングだと言えよう。



園田競馬場



 パドックは左回りの楕円形というポピュラーな形である。


 地方競馬場にはまだ地面が土のパドックなんかもよく見かけるが、さすがに園田はそんなことはなく、綺麗なラバーの路面になっている。その辺は、さすがに園田ですからね・・・。



園田競馬場


園田競馬場


 この比較的よいパドックを馬たちが闊歩していく。いわゆる通常のパドックの光景だ。



園田競馬場


 パドックと言えば、やはり気になるのが誘導馬。


 園田競馬は誘導馬が芦毛の馬で統一されている。写真はメイショウシャーク(中央2勝)。このほか、アイスバーグという馬が誘導にあたっている。



Sonoda Racecourse 園田競馬場


 しかし、何といっても有名だったのはこちらのマコーリーであろう。


 姫路競馬場レポートでもご紹介したが、ベテランの誘導馬で、2015年10月まで誘導馬を務めていた名馬である。引退時にはなんと30歳になっており、オグリキャップやサッカーボーイと同級生だ。人間でいうと120歳とも言われる高齢馬でありながらも誘導馬を務めていたのだから驚きである。


 マコーリーは中半血という品種で、母は不詳。競走馬として活躍したわけではないが、こうしたスゴイ馬が園田にはいたんだよということで記録に残しておこうと思う。



園田競馬場


 園田競馬場のパドックは比較的大きな楕円形でありながらも、お客さんが眺めることができるスペースは少ない。先述のとおり、道路に近いところにあるため、楕円形のパドックのおよそ半分程度しかお客がかぶりつきで見られる部分がないのだ。交流重賞の時なんかは最前列確保は難しいと思われるので注意が必要だ。



Sonoda Racecourse 園田競馬場



 一応、パドックの周りは段差になっているが、微妙な高低差。見えると言えば見えるが、やや快適性には欠けるのかなあ。まあ、普段は空いているのであまり気にすることもないのだが。


Sonoda Racecourse 園田競馬場


 それでも、馬券オヤジたちの熱い視線は万国共通である。特に園田は老人も多い一方で、客層に中年の比率がやや高く、鉄火場感あるな。パドックの周りの人たちって写真を撮るとこういう色合いになるのよねえ。何故か。



Sonoda Racecourse 園田競馬場


 パドックの裏にあるスクリーンは建屋の大きさのわりに小さいが、まあ建屋との比率を気にしなければなかなか大きく、電光なのでナイター時も比較的快適に出馬表やオッズが参照できる代物だ。



Sonoda Racecourse 園田競馬場


 このスクリーンがついている建屋の下にジョッキーの待機スペースがあり、時間になると整列して騎乗となる。




Sonoda Racecourse 園田競馬場



 個人的な印象だが、園田競馬場は騎手がこの待機所までやってこないケースが他の競馬場に比べて多く感じる。ようするに、整列→騎乗→周回の流れに参加しない騎手が多いのだ。


 もちろん先入れなどの都合はあるのだろうが、だいたいどのレースも2~4頭くらい、ジョッキーが騎乗せずにパドック周回を終えているイメージ。いろいろ地方競馬も回ってきたが園田が一番多い気がする。


 もちろん騎手や馬の都合を優先することに異議はないのだが、ファンサービスという観点で見ると、どうなんだろうと思わないでもない。競馬女子なんかはパドックで好きな騎手も見たいだろう。予想する側としても騎乗の際の仕種や雰囲気は興味深いので見れるものなら見たいもの。せめて観客の多いナイターの時は意識して揃うようにするなど、一考願いたいところだ。



Sonoda Racecourse 園田競馬場


 周回が終わるとパドックの西側から本場馬へ進む通路に出ていくことになる。


 本場馬までは少し距離があるので、本場馬入場も見たい場合は小走りで走路まで行けば比較的余裕を持って見られるだろう。



 さて、いかがでしたか。園田競馬場パドック、正直、姫路競馬場のパドックような強烈な個性はありませんが、馬との距離が近い、地方競馬に来たからにはしっかりパドックも見ておかないとということもありますので、お越しの際は是非立ち寄ってみてください。


 今回はパドックを見ただけで終わってしまいましたが、次回以降も馬券やレースの話を続けてまいります・・・。



 


>>園田競馬場レポートその13へ





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