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日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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盛岡競馬場 その1 ~天国に一番近い競馬場~



 さて、7月11日に東京駅から盛岡行きの夜行バスに乗った荷桁は当然のことながら次の日の早朝、盛岡駅前に到着した。


 降り立つと空は快晴。うーむ、実に競馬日和である...



 しかし、朝の7時ごろに盛岡に着いたからといって、特に何かやることがあるわけでもない。


 とりあえず盛岡駅にある立ち食いそば屋で朝メシを食うが、その後は特にやることがなくなってしまったので、早朝の盛岡をうろうろする。このような一人歩きというか一人遊びに慣れていないと夜行バスの旅は時間を持て余してきついものがある。あくまで、時間を無為に過ごしてはいないということを自分に言い聞かせるのだ。


 さて、そうこうしているうちに、盛岡競馬場行きの無料送迎バスが到着したので乗り込む。


 まだ早い便だからか分からないが乗客はわずか数人。若い女性(大学生くらいか?)が2人乗っていて珍しいなあと思ったら、会話の内容から従業員ということが判明。他はいかにもな競馬オヤジと荷桁同様遠方から訪れたと思われる男性が2・3人いる程度で、どうやら鉄道で盛岡まで出てバスで競馬場に行くという行き方はあまりポピュラーでないということが分かる。


 確かに、いくら競馬オヤジといえども岩手ではさすがにクルマくらいはもっているだろうし、公共交通機関もそこまで便利でないならば、必然的に自家用車で・・・となるだろうなあ。



 ちなみに従業員かと思われる女性二人は接待とか何とか言っていたので、指定席周りの仕事でもしているんだろう。


 しかしバスに乗り込んでから競馬場までがまた遠い。


 所要時間何と20分超えだ。全国に競馬場多々あれど、特に交通渋滞もしていない状況で最寄り駅から20分もバスでかかる競馬場は、そうそうないだろう。


 実は、この「遠い」ということが現在盛岡競馬場の抱える最大の問題なのだが、まあ、そのあたりは省略しましょう。


 当初、少なかった乗客も、頻繁に止まるバス停からぱらぱらと乗ってくる積み重ねでまあまあの混雑具合になって一安心だ。


 出発して20分くらいすると市街地を抜けて完全に山奥に入る。


 くねくねとした山道に入って、ああ、何か、このまま天国にでも行ってしまうのではないか、というくらい山奥に入っていくとバスが止まる。






 そこにあるのが盛岡競馬場。通称オーロパークだ。





 門を前にして今来た道を振り返るが、もはやここがどこかは感覚的には誰もわからない領域である。とりあえずここがあの世でないのは確かだ。



 盛岡競馬場はこの山奥の地に、比較的最近に移転してきただけあってその施設の美しさと豪華さは荷桁が訪れた地方競馬場の中でも突出している。






 見よ。このバブル期のシャンピアかと見間違いそうな無機質な建物と、いかにもバブリーな馬の像を。



盛岡競馬場



 そしてこの馬の像が見下ろすのは、圧倒的な山々。もう人里なんてどこにも見えない。








 人里離れた山奥にある無機質で豪華な競馬場・・・。いや、確かに自然は豊かだし、便所も綺麗だし、何も文句はないんだけど、でも、なんだろう、何とも言えない違和感だ。



盛岡競馬場


 おそらく、こんな違和感を覚えることができる競馬場というのは日本広しと言えど、ここくらいなもんだろう。



 もし競馬場好きを自称する方がいるのなら、是非ここに一度行っていただきたいと心から思う。よくも悪くも独特の雰囲気を携えているぞ。



盛岡競馬場


 とは言いながらも、スタンド内部に入れば、「ああやっぱりここはニッポンの競馬場であったか」という妙な安心感が感じられる。


 ああいう唐突な場所にしゃがみだすオヤジというのは全国的に分布しておるのだなあ。



 つーわけで盛岡競馬場レポート、はじめてまいります。



 


>>盛岡競馬場レポートその2へ




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*盛岡競馬場に関する記事は以下にもあります。

 盛岡競馬場 その1 ~天国に一番近い競馬場~
 盛岡競馬場 その2 ~のびのび盛岡競馬場~
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