日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 名古屋競馬場 > 名古屋競馬場 その26 ~名古屋競馬場の駐車場たち~
名古屋競馬場の1号駐車場
*名古屋競馬場レポートのつづきです。
初めからお読みになる方は名古屋競馬場レポートその1からどうぞ。
どうも。荷桁です。
さて。今回も旧・名古屋競馬場、通称どんこ競馬場のレポートでございます。前回、前々回のレポートでは、どんこ競馬場を一周するということで、競馬場の外側をウロウロしておりました。よっしゃいよいよ中に入るぞ、という流れになるかと思いきや、そこはお約束。今回も中には入らず、競馬場の外にある駐車場の話をしていきたいと思います。
どんこ競馬場は以前の記事でもご紹介とおり「名古屋競馬場前(競馬場移転後は港北駅)」という鉄道駅や、市バス、路線バスなど様々なアクセス方法があったので意外と注目されていませんでしたが、元々名古屋は車社会。車で競馬場にアクセスするという方も一定数おりまして、競馬場の周りにはちょいちょい駐車場があったのです。
っつーわけで、このレポートではどんこ競馬場が在りし日の、駐車場の様子を見ていければと思いますので、よろしくお願いいたします...
ってなわけで、名古屋競馬場の駐車場を見ていこう。
このブログでも多くの競馬場の駐車場を見てきたが、一口に競馬場の駐車場とは言っても、その立地によってその様相は実に様々である。そもそもの敷地が広い京都競馬場や佐賀競馬場は競馬場に隣接する形で巨大な駐車場があったりするが、車での来場を想定していないような昔からあるような競馬場や、近隣に住宅が広がっているような競馬場では駐車場は小規模なものになっているケースが多い。どんこ競馬場はどちらかというと後者に分類され、競馬場の敷地の周りに小規模な駐車場が点在しているイメージとなる。
どんこ競馬場の公式駐車場はすべて無料となっており、ファンとしてはありがたい存在であった。
駐車場にはそれぞれ番号がついていて、入場門の東側にある、もっとも目立つ駐車場が上の写真の1号駐車場だ。入口に面した道路(東海通)には中央分離帯があるため、太平通り方面から競馬場正門方面へ入って来ないと入庫できない構造になっていた。
この1号駐車場は入口こそ競馬場の入口に近い位置にあったが、意外と広く、ちょうど競馬場のパドックの裏側にあたるあたりに広がっている。
太平通の交差点にかけても駐車場が広がっているところは、名古屋競馬場を一周するレポートでも確認したところだ。ここは屋根伝いに入場門まで行けるということもあり、人気の駐車場であった。
番号順に次に行こう。次は2号駐車場だ。
2号駐車場は、1号駐車場と入場門を挟んで反対側にある駐車場だ。小碓交番の近く、名古屋競馬会館の脇くらいに入口があった。
入口を入ると、少し奥に入り、そこから左に折れたところに2号駐車場はある。
金網越しだが、ここも収容台数は150台前後とそれなりの台数収容できる。うまく停められれば、1号駐車場より入場門に近いこともあり、こちらもわりと人気の駐車場であった。
どんどん行こう。お次は3号駐車場である。これは先ほどの2号駐車場のときにも写り込んでいた名古屋競馬会館の西側にある駐車場で、入口は1号、2号と同じ、東海通(前ヶ須街道)である。お察しのいい方はお気づきだと思うが、太平通方面から競馬場前の通りに入ったら、1号、2号、3号の順で入口があるので、1号が空いていたら1号に、ダメなら2号に、それでもダメなら3号に、というパターンで停めるイメージですな。
3号駐車場を入るとバーッと駐車場が広がっていていい感じだが、これは3号駐車場ではなく、名古屋競馬会館の駐車場なので注意されたし。
3号駐車場の入口はこちら。こちらも収容台数は地味に120台くらいある。
ちなみに、入り口の右にあるプレハブは、愛知県馬主協会の建屋である。
さて。1~3号駐車場までは入場門の並びにある、どんこ競馬場的には”メジャー”な駐車場であった。なんでもない開催日であれば、だいたいこの3つの駐車場のどこかに停められたものだが、交流重賞や正月開催、G1デーのJRA場外発売日などはけっこうこれらの駐車場が埋まってしまうこともあった。そんなときはこちらの4号駐車場である。
4号駐車場はどんこ競馬場のコースで言うと3コーナーの奥にある駐車場で、入場門までは10分くらい歩かねばならず、まあ利便性という意味ではけっこう残念な駐車場だ。しかし、前述の通り、どんこ競馬場はそんなに敷地が大きくなく、競馬場のコースの周りに小規模な駐車場を点在させることしかできないため、そこは仕方ないところである。
荷桁は混雑する正月開催にどんこに行くことが多かったので、実はこの4号駐車場が一番よく使った駐車場であった。
4号駐車場は普段そんなに利用されることがないからか、フツーの開催の日はガラガラ。駐車場の白線も消えかかっていて、駐車もどこにしたらいいか分かりづらかったが、そのゆるさもまた良かった。帰るときに混雑せずに名四国道方面に逃げられることを考えると、混雑日は最初からここ狙いで良かった感もある。
無料の駐車場ということもあって一応、こんなことも書いてあったが、実際に停めちゃう人とかおったんかいね。
その4号駐車場の道を挟んで向かいには知る人ぞ知る5号駐車場というのもある。
ここも普段の開催時はほとんど使われず、混雑日の最終兵器、といった趣の駐車場であった。
この駐車場は競馬場と団地の間にある微妙な三角地帯にある。まあ、その団地というのも市営住宅だったりするので、この土地も公共のものだったのかな。競馬場がなくなったら使い道もなさそうなもんだが、団地の駐車場にでもするのかしらね。
繰り返しになるが、4号・5号駐車場は3コーナーポケットの奥にあるイメージなので、ホームストレッチ側にある入場門まではけっこう歩く。屋根もないので、雨の日などはしんどいが、まあそこもふくめて想い出でありますな。
さて。ファンが来場時にガッツリ停められるナンバリングされた駐車場は以上だが、それ以外にもいくつか駐車場を紹介しておこう。
まずは競馬ではなく、外向場外発売所専用の駐車場だ。実はこの駐車場が最も入場門に近いところにある駐車場である。とは言いながら、外向場外発売専用とされているだけあって、それ以外の普通の入場者がここに停めるのは当然御法度である。
駐車できる台数は15台ほど。入場門のすぐ脇が駐車場入り口になっており、そこから入って、2号駐車場の出入口のところから出ると言う一方通行スタイルの駐車場だ。
看板にあるとおり駐車時間は30分が上限となっている。うまくやれば1レースくらい見て串カツテイクアウトして帰るくらいはできそうだが、まあ、そういう用途ではないのでね。
外向場外専用駐車場以外では、競馬場裏手に関係者用の駐車場もあった。名古屋競馬場の騎手は弥冨に厩舎があるので、遠征騎手や調教師とかがここを利用していたのかな。あんまりちゃんと見ていなかったのでよく分からんが。
ちなみに、名古屋競馬場にはちゃんと駐輪場なるものもあった。入場門にも近く、屋根もついていて、まあ、いい感じに見える。
まあ、ただよくよく見ると、タイヤ止めの金具がぶっ壊れているところがほとんどで、まあ、そのへんの緩さも含めて「どんこだなあ」という感じでこれはこれで良かった。若いころは中村区の祖父宅などからチャリでどんこ競馬場に行ったこともあるが、まあそのときは荷桁もここに停めたような記憶がある。
さて。ってなわけで、どんこ競馬場の駐車場でございました。まあ執筆時も一応どんこは場外発売などしていることもあり、一部はまだ使われているかもしれないが、ほとんどはもう使われていない駐車場であろう。これらの土地が今後どうなるのか・・・。また見に行くのも非常に億劫な話ではあるが、近くを通りかかった際にはどうなっているか見ておくとするかね。
次回もどんこレポート、続きます。
>>名古屋競馬場レポートその27へ
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