そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

名古屋競馬場　その１０　～名古屋競馬場　東スタンド～

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名古屋競馬場スタンドを東側から見上げる

＊名古屋競馬場レポートのつづきです。
初めからお読みになる方は名古屋競馬場レポートその１からどうぞ。

　どうも荷桁です。

　名古屋競馬場レポート、どんどんまいりましょう。
　さて、スタンドを見て行くシリーズですね。これまで第１スタンド、第２スタンド、第３スタンドと見てまいりましたので、最後に残された東スタンドを見て行く事にしましょう...

東スタンドはその名のとおり、名古屋競馬場の中で一番東側にあるスタンドである。

　ゴール板にも近く、観戦という点ではなかなかいいポジションにあるスタンドだ。ほかのスタンドが第１〜３の名前がついているのに、何故このスタンドだけ東スタンドと方角がついているのだろう。第４にしてしまうと１のとなりに４が来てしまって、ややこしいことになってしまうからだろうか。

　東スタンドは一般スペースが１階〜２階まで。３階より上は何かあるようだが、一般人は入る事はできないので、事実上お客としては２階までならどこで見ていても問題のないスタンドだ。

　写真のようにゴール板付近から４角まで奇麗に眺める事ができるので、観戦する場所としては非常におすすめである。

　さらに、ちょっと隅の方から覗き込むような形になるが、装鞍所も見る事ができる。レースが終わったあとの騎手たちの表情なんかを見ようと思ったら、是非東スタンドへ行っていただきたいところだ。

　ではスタンド内を見ていこう。
　これまで見て来た通り、東スタンドの１階はコース側は座席になっているが、裏側はレトロな馬券売り場になっている。

　平時は稼働しておらず、JBCクラスの混雑具合になると開く、臨時の馬券売り場という位置づけになっている。ご覧の通り、正統派の穴場で、随分古くからあるものだということが見て取れる。

　窓口には小うるさい注意書きがいろいろと書いてある。枠連時代を思い起こさせる感じで楽しい。手を離さないでくれ、っていうのがいいな。

　２階に上がろう。
　東スタンドの２階は「無料休憩所」というスペースが全体に渡って設けられている。

　休憩所とは何ぞやという話だが、要するに冷暖房完備でくつろげるスペースだ。暑さ寒さが厳しい名古屋において、このスペースの存在価値は大きく地元のじいさん連中を中心にわりと人気のスポットである。

　ただ、さすがに馬券はこの中では買えないので、外に出て買わなければならない。あくまで、検討に使ってくださいということだ。オッズやパドックの画面はあるので、検討する分には特に不自由はない。

　とはいえ、冷暖房完備のスペースが有料席以外にほとんどない名古屋競馬にとっては貴重なゾーン。どうか利用される際は席取りなどをせず、ゆずりあってくださいね。地元のじいさんがかわいそうなので。

　ちなみに、以前のレポートでご紹介した、湯茶接待所として無料でお茶が飲めたスペースは「自販機コーナー」になっていた。無料バスにせよ、やはりこうしたファンサービスのところからじわじわ削られて行く運命にあるのだろうか。

　
　もし経営環境が改善するようなことがあれば、こういう還元も是非よろしくお願いしますよ。