日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 名古屋競馬場 > 名古屋競馬場 その29 ~名古屋競馬場の全体像をもう一度~
名古屋競馬場の入場門
*名古屋競馬場レポートのつづきです。
初めからお読みになる方は名古屋競馬場レポートその1からどうぞ。
どうも。荷桁です。今回も旧名古屋競馬場、通称どんこ競馬場のレポートをつづけていくことにいたしましょう。前回のレポートまで、しばらく競馬場の外の部分についてあれやこれや回顧しておりましたが、今回からはいよいよ競馬場内のレポートに移ります。
とは言いつつ、こうして当たり前のようにどんこ競馬場のレポートを書いている訳でございますが、同競馬場が弥富に移転してもうしばらく経っていることに加えて、もともとがマイナーな地方競馬場だったこともあり、どんこ競馬場に行ったことがないという方はもちろん、行ったことはあるけど、そんなにバンバン行った訳じゃないし、うろ覚えだわ、という方も多いんだろうというのは何となくあるんだろうなとも思っております。
というわけで、今回のレポートでは場内の詳細なレポートに入っていく前に、皆様のおぼろげな記憶を呼び起こす意図も含めまして、どんこ競馬場の全体像を今一度確認しておこうと思います。スタンドの形状やその配置などを見れば「ああ、そういや、こんな感じだったわ」となる部分もあり、その後のレポートも読みよくなっていくものかと思いますので、よろしくお付き合いいただければ幸いです...
さて。っつーわけでようやっとではあるが、どんこ競馬場にご入場だ。これまでも再三申し上げているとおり、基本的にどんこ競馬場の入場門は正門だけということになるので、そこからご入場ということになる。
見ての通り、入場するとスタンドまでは屋根がついていて、濡れずに行けるようになっていた。入って左側には総合案内所が、右側の空間ではよくイベントをやっていて、正月開催や交流重賞デーには配布物やら抽選会やらで、ワイワイと人がいた記憶があるぞ。
さて。どんこ競馬場のことを知りたいのであればまずは総合案内所、ということで、総合案内所に行ってみよう。
ここでは場内の案内のほか、指定席の販売をしていたりしたのだが、まあこのレポートではそこはさておき、とりあえず、入場門入ってすぐのところに、こうした総合案内所があるという位置関係の部分だけ押さえていただければOKだ。
この総合案内所の壁面にはこんな感じで、場内案内図が掲示されていたので、これに基づいて、どんこ競馬場の全体像を見ていくことにしよう。
とりあえず、スタンドその他の施設の配置は写真のとおりだ。コースに沿ってスタンドが4つ並んでいて、その裏手にいろいろあるという感じである。東スタンドの近くにパドックが。パドックから外の敷地にそって、食堂が並んでいる(オレンジ色の部分)、というのがざっくりした位置関係である。
スタンドの数こそ4つもあるが、中央競馬の競馬場と違って、敷地も狭いので、そんなにいろいろなものがあるわけでもなく、まあこうしてあらためて見てみてもシンプルな感じでしたな。
次にスタンドを見ていこう。
4つあるスタンドはこんな感じになっている。このへんも意識せずに名古屋競馬場に行っている方は「あれ?4つもあったっけ・・・?」みたいな感じになるかもしれないが、まあ1個づつ見ていけば徐々に思い出すと思うので、ゆるゆる見ていくことにしよう。
まずは第1スタンド。フロアは2フロアだけのシンプルなスタンドだ。
1階は投票所と男子トイレ。「身」というのは身障者用トイレということだろうか。黄色い部分にも何か書いてあったっぽいが、塗りつぶされていてよく分からないことになっていた。おそらく払戻所か何かであろう。
2階は観覧席と、投票客スペースとある。しかし、投票所は稼働しておらず、すべて塗りつぶされているという感じであった。2階にも男子トイレしかなく、古き悪しき競馬場の名残を感じますな。
第一スタンドの外観はこんな感じ。こうして外観を見ると「ああ~第1スタンドって言われたら分からんけど、見たら分かるわ~」みたいになることと思う。そう。この、とりあえずスタンドに座ってレースを見るにはバッチリだったスタンドが第1スタンドである。
こののちのレポートで第1スタンドの様子は細かくやっていくので、ひとまずここでは「ああ、このスタンドね」という程度でOKだ。
さて。続いて第2スタンドだ。ここは第2とは言いながら、名古屋競馬場のメインスタンドと言うべき存在である。
1階は内外に発売所と払戻所。さらにレストランがあって、こちらにはきっちり男女+身障者用トイレが完備されている。2階は有料フロアのグリーンホール。3階から4階にかけては特別観覧席という構造になっている。
外観はこんな感じ。まあ皆さん見たら「第2スタンドという名前は意識してなかったけど、ガラス張りのここですね。わかります。」という感じであろう。
こちらも後ほど詳しく見ていくので、ここではこんなもんで。
さて。順番にということでお次は第3スタンドだ。
こちら、一見4階あるように見えるが、実は実質2階建のような感じである。1階は金シャチプレミアムラウンジという会員用の有料席になっており、2階は特にこれといって何もない観戦スペースになっている。2階にかつて男子トイレがあったような感じだが、すでに塗りつぶされているようですな。
こちらがどんこ競馬場の第3スタンドだ。「ああ、あんまり意識してなかったけど、4コーナーの方にこんな感じのスタンドがあったかもしれないな。」といった感じの方も多いかもしれない。
パッと見からしてプレミアム感が薄いのはさておき、1階にある金シャチプレミアムラウンジはこんな感じであった。ここも後日、中身はこんなんでした、というレポートはしますんでお楽しみに。
最後に反対側に飛んで、東スタンドである。
東スタンドは実際は4フロアあるのだが、基本的に客が入れるのは2階まで、というスタンドである。かつてはピンク色のところが発売所、黄色のところが払戻所になっていたと思われるが、晩年のどんこ競馬場では、このスタンドでは一切馬券の販売はされていない感じであった。1階は実際のところ野ざらしなので、実質機能していたのは2階だけというスタンドであった。
東スタンドの外観はこんな感じ。観覧席としてはゴール板にもそれなりに近く、いい感じであった。3~4階が観覧席として機能していた時代に行ってみたかったのう。
こちらも詳しいレポはまたのちほど。
さて。4つのスタンドを見た後は、スタンド外だ。
こちら、入場門に沿って並んでいるのが食堂棟だ。近年公営レース場の食堂がバンバンなくなってしまっているが、どんこ競馬場はその中では比較的食堂が充実していた方で、スタンド内にあるお店とあわせて、けっこうな数のお店が移転前まで営業していたものである。
食堂棟は基本的に1階建。屋根がついていて、雨に濡れずにスタンドから移動できたのもポイントであった。
これらの食堂もまたじっくりやりますので、ここではこんなもんで。
あと、ほかに目立った施設と言えば、東スタンド裏手にあるパドックくらいか。見ての通りのパドックで、まあ取り立てておかしなパドックというものでもないスタンダードなパドックである。
パドックについても後ほどやるといいますか、ちょいちょい出てくると思うので、とりあえず本記事では、東スタンドの裏あたりにあるという位置関係だけ覚えていただければOKでございます。
さて。そんなわけで、どんこ競馬場の全体像を今一度ということで、バーッと見てまいりました。「そういえばこんな感じだったわい」と全体像を思い出せた方もいれば「あかんな、説明されても全然思い出せん」という方もいるかと思いますが、まあ、それはそうとて、どんこ競馬場に行ったことがない方も含めて。ひとまずざっくりこんな感じだったんだ、という部分が分かっていただければそれでOKでございます。
次回からは個別のスタンドを見ていければと思いますので、引き続きお付き合いの程、よろしくお願いいたします・・・。
>>名古屋競馬場レポートその30へ
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