名古屋競馬場 その28 ~名古屋競馬場会館と愛知県馬主協会~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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名古屋競馬場会館
名古屋競馬場会館


*名古屋競馬場レポートのつづきです。
初めからお読みになる方は名古屋競馬場レポートその1
からどうぞ。





 さてさて。今回も旧名古屋競馬場、通称どんこ競馬場のレポートでございます。競馬場移転からだいぶ経っておりますが、今回もダラダラ在りし日のどんこ競馬場をひたすら回顧してまいります。弥富の話も数年後にはレポートすると思いますので、気長にお待ちくだされ。



 さあ、前回のレポートではどんこ競馬場の入場門まわりの話をしましたので、今回はいよいよ入場門からご入場だと思われている方が多いかもしれませんが、ハイブブー、まだ入りませんよ~。もうタイトルに出ちゃっているのでネタバレしてるとは思いますが、今回も競馬場の外にある施設である、名古屋競馬場会館と愛知県馬主協会を見ていきたいと思います。



 いずれの施設も、ただヨチヨチと競馬場に行っていたピヨピヨたちにとっては「そんなものありましたっけ」という施設かと思いますが、そういう方々は是非このブログをご一読いただきまして、へーこんなものあったんだ、ということを知っていただければ幸いでございます。



 まあ、えらそうなこと言いながら、荷桁も特段、これらの施設に詳しい訳でも利用していた訳でもないので、あまり期待せずさらっと流していただければと思います。っつーわけでまいりましょう。以下、どんこ競馬場の脇にあった、名古屋競馬場会館と愛知県馬主協会のレポートでございます...


名古屋競馬場会館の位置関係



 さて。そんなわけで名古屋競馬場会館と愛知県馬主協会なわけだが、まず、その位置関係から押さえておくことにしよう。一応、競馬場的にも関連施設として認識しているのか、競馬場のマップにもその存在が掲載されていた。



 見ていただいてお分かりのとおり、名古屋競馬場会館は2号駐車場と3号駐車場のちょうど間くらいにある。スタンドで言うと、第3スタンドの裏手あたりになるイメージだ。愛知県馬主協会は小さくてマップでは分かりづらいが、3号駐車場の下くらいに「馬主会事務所」とややぞんざいな表記で書いてあるのがそれである。



 まあ、どんこ競馬場の入場門の並び、あおなみ線寄りにあった施設だと思っていただければOKである。




名古屋競馬場会館



 さて。それではまず名古屋競馬場会館から見ていくことにしよう。



 名古屋競馬場会館はほとんどネット上に情報が無く、いつ何のために建てられたのかなどはよく分からないが、とりあえずそれなりに地方競馬が儲かっていた時代に愛知県競馬組合(愛知県・名古屋市・豊明市)によって建てられたと見るのが妥当であろう。




名古屋競馬場会館



 競馬場会館はなかなか豪華な施設で、地上3階建ての建物になっている。



 ちょっと年季は入っているが、まあそこはご愛敬という感じであろう。




名古屋競馬場会館は愛知県競馬組合でもある


名古屋競馬場会館の入口



 名古屋競馬場会館の入口は、こんな感じで、まさに公共施設という感じである。どこかの公民館というか、大きめの公園の管理事務所というかなんというか、何とも言えない公共的な趣を醸し出していていい感じである。




名古屋競馬場会館の内部



 建物の中に入っても、時代を感じる壁の模様も含めて、公共施設感が満点でいい感じだ。奥にある自動販売機が伊藤園ではなく、森永のピクニックだったら最高だったんだがな。



 あと、手前にあるベンチも、ああいうベンチって病院か公共施設でしか見ねえよな。




名古屋競馬場会館のフロア案内



 皆さん気になるであろう、名古屋競馬場会館の中身も押さえておこう。



 意外なのは名古屋競馬場会館の1階には体育館があるということだ。え?何?そういう角度?という感じで、ちょっと斜め上な感じである。ただ、この体育館もその存在をほとんど知られていないようで、その稼働率の低さ(なんと驚異の稼働率5%)を指摘する報告書もネットで確認された。いろいろ検索しても保護猫の譲渡会に使われていた形跡くらいしか確認できず、おせじにも地域住民に親しまれている感じはなさそうな感じであった。



 2階は体育館の吹き抜けを除くと事務スペースがメインのようで、左下の部屋に総務部というのがあり、企画広報課、総務課、会計課という事務系の部局の執務スペースがあるようである。その横には事務局長室という部屋もあり、愛知県競馬組合に出向してきた各自治体の職員たちはどうやらここで仕事をしているようである。



 3階はひたすら会議室という感じだ。あとはなぜか卓球場があるのにご注目だが、これも誰が使っているのやらという感じだ。宿直室や浴室もあるが、なんだろう。かつては競馬の売り上げとかここに置いてたのかしら。



 そんなこんなでよく分からない名古屋競馬場会館だったが、今、愛知県競馬組合は弥富に移転してしまっているので、体育館や卓球場としての利用価値がないと判断された場合、そのうち解体される運命にあるのであろう。まあ、かつてどんこにはこんな建物があったということを記録に残しておくということで、よろしくお願いいたします。




愛知県馬主協会



 さて。次は愛知県馬主協会の建屋である。見ての通り、名古屋競馬場会館と比べるとかなり小さく、まさに「建屋」といった風情の建築物である。



 この愛知県馬主協会も現在は弥富に移転してしまっているので、解体待ったなしというか、執筆時点で既に跡形もなくなっていてもおかしくはないのだが、まあ記録という意味で続けさせていただこう。




愛知県馬主協会



 と言っても、こちらの建屋は、名古屋競馬場会館と違って、思いっきり事務所感があり、馬主でもなんでもない荷桁がふらっと中に入るにはさすがにはばかられるので、外観のみのご紹介となる。



 先ほど来、申し上げているとおり比較的規模が小さい建物で、2階建てだ。外から見るだに柱が少なく、何となく頼りない構造の建物である。中に入って確認した訳ではないのだが、1階が事務スペース、2階が会議室といった感じであろうか。移転する前は愛知県馬主協会の職員になるとここで働くということになっていたのであろう。




愛知県馬主協会



 建物がそう思わせている部分は多分にあるが、なんとなく外から見るに、田舎の土建屋の事務所と言った風情である。まあ、これもこれでこんなのが競馬場の脇にあったということで、記録に残させていただいた次第である。



 さて。そんなわけで、名古屋競馬場会館と愛知県馬主協会の建物である。


 
 さすがに、次回はどんこ競馬場の中身の話をしていきたいと思いますので、引き続き何卒よろしくお願いいたします。




 


>>名古屋競馬場レポートその29へ







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