日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > いなべ草競馬 > いなべ草競馬 その1 ~三岐鉄道に乗って~
いなべ草競馬
どうも。荷桁です。
お久しぶりのブログ更新となりました。
何だかんだ、函館競馬場レポートを書き終えたのが2月だったことを思うと、かなりほったらかしてしまっておりまして、申し訳ないところであります。
今回からご紹介いたしますのは、いつものような競馬場ではなく、アマチュアが競馬をおこなっている、いわゆる草競馬のひとつ、「いなべ草競馬」でございます...
当ブログでは国内の草競馬については既に、多度草競馬、さがら草競馬、の2か所をご紹介しております。
繰り返し草競馬について説明すると、草競馬とはようするに馬券を発売せずに行うアマチュア競馬のことである。どのような様子でそのアマチュアの競馬が行われているのかというのは上記2つの草競馬のレポートを先にお読みいただければおおよそお分かりいただけるかと思うが、競馬を愛好する一般の方々によって行われていると考えていただければ問題ない。
今回訪問したいなべ草競馬は東海愛馬会という乗馬愛好団体が中心となっておこなわれている草競馬大会ということになる。 そんないなべ草競馬が行われるのは、三重県のいなべ市というところである。
開催は例年5月頃、年にたった1日なので、事前にホームページなどで確認しておくといいだろう。
いなべ市と言ってもよく分からない方も多いと思うが、三重県の北の方にある市で、2003年(平成15年)に平成の大合併により旧員弁郡の員弁町・大安町・北勢町・藤原町が合併により発足した市である。甲子園に何度か出ている「いなべ総合学園高校」なんかが有名だろうか。
以前にご紹介した多度草競馬も三重県北部ということで、昔からこの近辺では馬関連の文化が根付いていたのかもしれないな。
そんないなべ草競馬を公共交通機関で見に行こうと思った場合は、まず近鉄名古屋線で近鉄富田という駅まで行き、そこから三岐鉄道というローカルな私鉄に乗り換えて行くのがスタンダードである。
スタンダードとは言いながら、基本的には駅から離れた公園なので車で行く人が圧倒的多数であり、わざわざ遠隔地から電車で見に行く人間はよほど珍しい存在だということをあらかじめ申し上げておこう。
というわけで、近鉄富田駅である。
ここからは、三岐鉄道という私鉄に乗換だ。
荷桁は鉄でもあるので、軽く解説しておくと、三岐鉄道はセメント輸送でしっかり儲けながら、旅客の割合も徐々に増やしているというローカル私鉄の中ではわりと頑張っているほうの私鉄である。近鉄富田駅から北西の方面、藤原岳の手前まで伸びている。関心がある方は是非乗車してくれたまえ。
ダイヤに規則性がないのは、セメント輸送の貨物列車が間に入っているからである。数少ない貨物取扱の私鉄というのも、鉄オタ的にはポイントが高い。 いなべ草競馬が行われるのは、両ヶ池公園というところで、旧大安町にあたるところだ。
上にはりつけた地図のとおり、三岐鉄道の三里という田舎くさい名前の駅からてくてく歩いていくと行ける。読んで字のごとく、東西2つの池がある公園なので両ヶ池公園ということなのだろう。
電車はごらんのとおりガラガラ。
藤原岳方面へのハイキング客はちらほらいるが、基本的にこれに乗って草競馬に行こうなどという酔狂な人間は皆無である。
車窓は三重県北部にありがちな素晴らしい田舎風景だ。
このへんは水資源も多いので、大手メーカーの工場がちらほらあったりもするのだが、基本的にはのどかな田舎である。
知多半島で育った荷桁も、たまに川遊びなどのレジャーで行ったり、現在では同級生などがこのへんの工場に勤めていたりもして、たまに訪れることがある地域でもある。
近鉄富田から30分ほどで三里駅に到着。
のどかな駅だが、一応駅員さんがいる。
さて、ここからはいつもどおり歩いて会場まで向かう。相良の時も多度の時もそうであったが、車がないなら歩けばいいのである。
次回、そんな道すがらなんかをご紹介してまいります・・・。
>>いなべ草競馬レポートその2へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
多度草競馬 その1 ~草競馬を見に、歩く~
さがら草競馬 その1 ~静岡の競馬~
ニコシア競馬場 その1 〜空路キプロスへ〜
フートー競馬場 その1 〜さらにベトナム競馬へ〜
ソウル競馬場 その1 〜韓国競馬に手を出すぞ〜
*いなべ草競馬に関する記事は以下にもあります。
いなべ草競馬 その1 ~三岐鉄道に乗って~
いなべ草競馬 その2 ~両ヶ池公園までの道のり~
いなべ草競馬 その3 ~天然の馬房~
いなべ草競馬 その4 ~馬場を一周してみる~
いなべ草競馬 その5 ~レース体系とメシ~
いなべ草競馬 その6 ~あとはレースを見るばかり~
いなべ草競馬 その7 ~ただ馬を眺める贅沢~
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競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
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