日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > セランゴール競馬場 > セランゴール競馬場 その3 ~馬券の買い方~
1コーナーにつづいてセランゴール競馬場4コーナー。遠くにクアラルンプールの名物建築であるペトロナスツインタワーとKLタワーがうっすら見える。
*セランゴール競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はこちらからどうぞ。
さて今回もセランゴール競馬場レポートの続きです。
場内の構造を把握したらお次は馬券だ。
やはり折角来たからには勝って帰らねば競馬好きとしての名折れ。
競馬新聞はシンガポールのときと同じ会社が出しているようだ。さすがに前回いろいろ大変だったので、読み方もある程度は把握している。おなじみ馬経と馬友指南の2冊をばっちり手元に置いて予想準備完了である...
とりあえず、まずはパドックへ行ってみよう。正直言って荷桁は馬を見てもよく分からないのだが、周りのおっさんたちのつけている印くらいはのぞき込めるであろう。
パドックはスタンドとコースの間にあるのだが、構造的に問題があって、安い席側に面している部分が少なく、すごく見るスペースが限られてしまっている。写真のとおり、競馬オヤジがそのわずかな見学スペースにわらわらと集まってポジションを争っていて、あまり落ち着いて馬を見られる感じではない。
おそらく、パドックの目の前にあるガラス張りのグレードの高い席のお客に向けての配慮であのような構造になってしまっているのだろうが、パドック派にとってはポジション争いが熾烈になってしまうので、本当にパドックをしっかり見ないと競馬にならないよ!という方はそれなりの服を着てきて高い席に行った方がいいかもしれない。
ま、安い席でも決してパドックが見られない訳ではなく、このようにスタンドの上からもどうにか覗くことはできる。
ただし、このようにオッサンたちの後頭部に阻まれながらになる点は要注意だ。
ちなみにパドックの誘導馬は葦毛の馬体であった。園田みたいに意識してたりするんだろうか。。
とりあえず、競馬新聞を見ると、シンガポールと同様、どの馬も基本的にはマレーシアのいろいろなところを転々としていて、賞金もまちまちである。セランゴール競馬場は芝コースしかなく直線がけっこう長いので、なんとなく新潟競馬場で走りそうっぽい成績の馬を中心に、オッズの人気を見ながら買ってみることにした。
方針が決まればお次は馬券だ。
セランゴールでは単勝・複勝・馬連・三連単の4種類の馬券が売っている。
それぞれ現地では英語表記で
単勝 = WIN
複勝 = PLACE
馬連 = QUINELLA
三連単 = TRIFECTA
となる。
最小購入単位は単複が1点あたり5リンギットで、馬連と三連単が2リンギットだ。
シンガポールと違ってマークカードの類はなかったので、現地人はみな、口頭で購入しているため荷桁は焦ってしまったのだが、ためしに買い目を紙に書いて渡してみたら無事購入できた。
例えばセランゴール競馬場の1レース、1番の馬の単勝を5リンギット分買おうと思ったら
『SEL Race1 WIN 1 $5 』
でOK。
同じパターンで1-2 の馬連を6リンギット分買おうと思ったらレース番号以下を、
『 QIN 1-2 $6 』
と書いて渡せばいい。複勝は「PLA」三連単は「TRI」でOK。
紙は持参してもいいが、ハズレ馬券が場内の床にたくさん落ちているので、それをリサイクルしてウラに書けばいい。ただ、ボールペンだけは現地で手に入るか分からないので、言語に自信がないときは、ボールペンだけしっかり持っていかないといけないということに注意していただきたい。
ちなみに口頭で買うのも試してみたが、片言の英語で通じた。ただ、馬連を7点に流すとかの場合、口で言うのはめんどくさいので、書いて渡したほうが買い間違いもなくて無難な気がする。
買った馬券を見ているとどうやら、流し・ボックスは「#」で表現するみたいだ。
たとえば1から2・3・4への馬連流しは
『1#2-4』
1・2・3・4の馬連4頭BOXは
『#1,2,3,4』
とそれぞれなるようだ。
これを組み合わせれば3連単も案外効率よく買えそうな気がするが、いかんせん、初めての競馬場で3連単を多点数買う戦略は立てられず、実験できなかった。
もしこの先金持ちになって再訪できたら、試してみます。
ちなみにこちらがセランゴール競馬場の馬券。
シンプルだが、下のシリアルナンバーにより管理しているみたいだ。
的中した場合はどの窓口に持って行っても配当金に交換してくれる。
この日はオーストラリアのパースの競馬場の場外発売もテレビ中継で行われていた。大概の競馬新聞には出馬表も載るので、予想した上で購入可能。
その場合に馬券を買うときは場名である「SEL」を「PRT」とすればよかった。実際に現地パースではもっと多くの種類の馬券を販売していると思われるのだが、ここで購入できるのはセランゴールで扱っている前述の4種類しかないので注意してほしい。
何はともあれ、場内にあるオッズ表示のモニターに必ず場名と賭式が書いてあり、それをいくら分買うのかということを売り場の係の人にわかるように紙に書いてやるだけなので、普段競馬をかじっている人ならばそんなに問題のない作業であろう。
繰り返しますが、兎にも角にも、ボールペンを持っていくことが何よりも重要になってくるということですな・・・。
次回もセランゴール競馬場レポート、続けます。
>>セランゴール競馬場レポートその4へ
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