日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > セランゴール競馬場 > セランゴール競馬場 その4 ~あぼーん~
セランゴール競馬場のゴール板。これまで見てきた競馬場の中では一番でかいかもしれない。黄色が緑に映える。
*セランゴール競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はこちらからどうぞ。
さて、セランゴール競馬場も4回目だ。
この日のセランゴールのレースは基本的に10頭立てくらいのレースで大体1頭が出走取り消し(SCR=スクラッチ)になるというのがパターンだ。たまに15頭立てがあるが、あまり買うべきではない気がする...
人気は結構ばらける。
シンガポールのときにも述べたが、単複はレース直前にどどっとオッズが変動するためあまり人気の目安にはしないほうがいい。馬連あたりから人気を算出するのが民意を反映している方法だと言えよう。
ちなみに騎手で買うという手もあるが、競馬新聞のジョッキー・リーディングを見たところ、あまり信頼のおける騎手が存在しているわけでもないというのが実際のところだ。
一応、I Azhar という騎手が安定して勝ち星を上げているが(写真は別の人)、騎乗数こそ多いもののレースや人気を見てもそこまでの信頼をおける感じでもなかった。
荷桁の実感からすると騎手や調教師を気にせず、馬の調子だけ見たほうが、いい結果をもたらす気が。何故こんなにしみじみ術懐しているかというとこの Azhar とリーディング調教師の Coetzee に乗っかって、結構痛い目にあったからである・・・。トホホ。
ところでセランゴール競馬場でよく分からないのが、この一般席の前のほうでワーワーやっている連中である。
レース締め切り間際くらいに、イヤホンをつけた男を中心にオヤジたちがたむろしていて、何かしているっぽいのだ。私営の馬券売りなのかとも思うのだが、特に馬券のやりとりをしていたり看板が出ていたりもしない。窓口が特別に混雑しているわけでもないし、彼らが何をしているのかはとうとう最後までわからずじまいであった。
やれやれミステリアスな競馬場である。
馬券を買ったらいよいよレースだ。
この日の本場開催レースは計8レース。そのうちのほとんどが芝の1200m戦で、距離は長くても1800mまでと短距離が中心であった。暑いところで連戦をつづけるため短距離でないと馬が長持ちしないのかもしれない。
セランゴール競馬場、直線の攻防。もうお分かりと思うが、このブログのトップ画像はこの競馬場でございます。
さすがに短距離レースばかりとあって、直線半ばまでは団子状態でラスト、ちょうど観客席の前あたりからようやくぐいっと抜け出す馬が出てくるといった感じである。
勝ち馬の決まり手はほとんどが道中3~6番手くらいにつけてからの先行抜け出しであった。大外を追い込んで来るタイプの馬は3着入れ替わりがたまにある程度で、ほとんどいない。府中のように坂がないため新潟みたく先行馬が意外と残ってしまうだろうという分析はそんなに的外れな感じではないだろう。
穴をあけるのは、人気薄の逃げ馬。単勝人気がそんなに高くない馬が結構逃げ残って2・3着に絡むという展開がちょいちょいあった。このへんも新潟っぽい部分あるかもね。
写真が荒くて恐縮だが、セランゴール競馬場はけっこう緑が深いのも魅力のひとつ。東南アジアということでもともと木の多い場所なのかな。
閑話休題。
そしてやはりこちらの競馬オヤジたちは本当によく叫ぶw
勢い余って、荷桁の撮影に写りこんできたオッサンもいた。
前回同様「あぼーん」「あぼーん」と叫んでいるように聞こえるのだが、何と発音しているのかは一切不明。
とにかく走っている馬にも、届くはずのない場外のモニターにも声も張り裂けんばかりに叫びまくる。海外競馬にも慣れてきたので荷桁も今回はオヤジたちに混じって叫びまくった。いやあ、やっぱり競馬は叫ばねばおもしろくないよ。
海の向こうのオーストラリアはパースのレースに向かって雄たけびをあげる競馬オヤジたち。その想い届くといいね。
この日の荷桁は馬券はまったく冴えなかったが、ワーワー叫んで、何となく楽しむことができました。
ちなみに、レースが終わると、先ほどのパドックに再び馬が戻ってくるので、騎手に直接、的中御礼もできます。
まあ、当たるも八卦当たらぬも八卦ということで、皆さんも気張らず馬券を楽しんでみるのがいいと思います。
次回、もう少しだけセランゴール競馬場をば。
>>セランゴール競馬場レポートその5へ
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