日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > コラート競馬場 > コラート競馬場 その10 ~別棟とVIP席~
コラート競馬場のVIP席
*コラート競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はコラート競馬場レポートその1からどうぞ。
どうも。荷桁です。本日もコラート競馬場レポートのつづきです。
前回のレポートまではコラート競馬場のスタンドをつらつらと見てきておりました。これでスタンドはやっと見終わったかなという感じだったのですが、実はまだあります。実はコラート競馬場はメインとなるでっかいスタンドの横に、もうひとつ小さいスタンド的な建屋があるのです。
そこはちょっと複雑な構造で、正直、入れなかったスペースもたくさんあるのですが、ひとまず、これも見たからにはレポートしない訳にはいかんでしょうというところで、今回はコラート競馬場、スタンド別棟の様子を見てまいります。
ゆるゆるとしたレポートが続いておりますが、コロナで現地に行けない分をかみしめながらレポートをしたためているということでお赦しいただけますと幸いです...
さて。そんなわけで、コラート競馬場の別棟だ。
実はこの別棟の存在には最初は気が付いていなかったのだが、以前ご紹介した冷房席をウロウロしていたときに「あれ、さらに奥にもスタンドがあるな」ということに気が付いたのである。
写真はそのときに撮ったものだが、何やら冷房が効いてそうな部屋にそれっぽい人たちがいる。なんとなく雰囲気的に馬主とかそのへんの人たちっぽい感じがするぞ。
とりあえず、そこに入れるかは分からないが、アプローチはしてみようということで、別棟の裏側にまわって入口を探してみることに。
だが、なかなかそれっぽいところが見当たらない。
すると、何となく入口というか、さらにもう一棟あるところのつなぎ目のようなスペースにたどり着いた。
右手の奥の方を見て見ると、奥の金網の向こうは騎手の待機スペースになっているようである。
その手前には普通の客のようにも見えるが、おそらく関係者であろう人たちがたむろしている感じだ。
窓の向こうに見えるのもジョッキーの待機ルームっぽい趣だ。なんかガラス越しにすごいコミュニケーション取れそうだが、このへんは日本に比べてだいぶおおらかである。
さらにそのジョッキールームに相対するように馬券売場まである。まあ、一般客用のオープンなスペースではあるが、なかなかの配置である。
その馬券売場の裏手には屋台がある。こちらもこちらで常連で賑わっている模様だ。ひとまず、建屋を作ったら馬券売場と屋台も設置するというのはこちらのお約束のようだ。
そして、そのへんには無造作に干されている勝負服。バンコクやチェンマイでもそうであったが、タイは騎手と一般客の垣根がそんなになく、こうしたシーンはよく見られるぞ。
さて。そんな感じで別棟の様子をうかがいつつ、より奥へと進んでみた。別棟は大きく2つに分かれており、意味があるのかないのか分からない金網で仕切られている。
奥を見てみると、奥にはガラス張の騎手の待機スペースみたいなものが見える。また、手前には騎手や関係者と思しき人たちがくつろいでいる。騎手(見づらいが左奥に2名いる)とその関係者(家族?バレット?)のためのスペースにも見えるが、手前の人たちはただの一般客に見えなくもなく、誰のための空間かは正直よく分からなかった。騎乗を終えた騎手が一般客のスペースでグダグダしているという可能性もあるからな・・・。
反対側も反対側で金網で隔てられていて、よく分からない人たちがたくさんいる。どっちかというと、普通に馬券を楽しんでいる感じが強いので競馬関係者というよりは一般客のうち、追加料金を払った人や馬主的な人たちという雰囲気だ。ここへの入り方はよく分からなかったので潜入はできなかったが、一応ご報告までに。
ちなみに、このあたりからはコラート競馬場のゴール板がよく見えるぞ。
でかいけど、意外とシンプルなデザインですな。まあでも、タイの他の競馬場よりは主張が強いかもわからん。
さて。さすがに金網は越えられないが、入れるところには入っていこうということで、先ほどの別棟の間の通路の脇にあった階段を上がってみた。
階段を上がると、何やら仰々しい看板がある。中に「VIP」という文字があるので、どうやらVIP席のようだが、特に警備員的なものもいないので、とりあえずVIPのふりをして入ってみることにした。
ちなみに、帰国後に看板を翻訳してみたところ(こんなことばかりしていたらタイ文字フォントにもある程度慣れた)、ざっくり「ここはVIP客の専用席です。食べ物の持ち込みはご遠慮ください」というようなことが書かれているようだ。
きちんとVIPのふりができていたかは分からないが、無断で入って写真をバシャバシャ撮っていてもなぜか誰にも注意されないのでとりあえずVIP席徘徊を続ける。
見ての通り、これまでのスタンドとは違って清潔感のあるオープンデッキのような空間である。うーむ確かにVIP席という感じだ。けっこう飲み物を持ち込んでいる人が多いが、これはVIP席で提供されるものなんだろうか。よく分からんね。
まあしかし、画面も多く、かなり快適な空間であることは間違いなさそうだ。騎手の名前とかを示す黒板がパッと見では見当たらないが、このへんの情報はVIPの人らにはさして必要ないのかな・・・。
とりあえずVIPの人たちも馬の気配は見たいようで、身を乗り出して走路の方を観察している人が多かった。ここもコースに近いので、やはり最前列にいないとコースが見づらいというのは、ほかのスタンドとそんなに変わらないようである。
奥のほうには冷房が効いていると思しきVIP席もあった。さすがにあそこまで入る勇気はなかったが、どうやらVIP席は冷暖房完備の席とオープンデッキとがあるようである。確かに、大雨の時などはオープン席はしんどそうだ。
ちなみに、VIP席から見たコースの風景はこんな感じ。ゴール板を少し過ぎたあたりにあるので、かなり角度がついていてあまりレースが見やすい席とは言えない。あくまでその快適性と清潔感がVIP席のメリットだと言えよう。とりあえず、あまり長居していても不審がられるので、一通り写真を撮ったところでVIP席からはそそくさと退散することにした・・・。
はい。そんな訳で、コラート競馬場のスタンド別棟のご紹介でございました。メインスタンドだけかと思いきや、よく分からない空間がまだあったということで、うろつきがいがありますな。
さて。一応これで、スタンド関係はあらかた見終わりましたので、次回からはパドックやら走路やらを見ていければと思います。
コラート競馬場レポート、もうしばらくお付き合いをいただけますと幸いです・・・。
>>コラート競馬場レポートその11へ
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