そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

福島競馬場　その２３　～福島競馬場内馬場の公園と投票所～

そこに競馬があるから > 福島競馬場 > 福島競馬場　その２３　～福島競馬場内馬場の公園と投票所～

福島競馬場の内馬場から眺めたスタンド

＊福島競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は福島競馬場レポートその１からどうぞ。

　どうも。荷桁です。２３本目の福島競馬場レポートですがどんどんまいりましょう。

　今回はタイトルにありますとおり福島競馬場の内馬場の様子を見てまいりたいと思います。以前から繰り返し述べております通り、福島競馬場はスタンド側の敷地が手狭のため、いわゆるお子さん連れのご家族なんかが遊具で遊べるような公園の機能はほぼほぼすべて内馬場の方に集約されています。

　子どもの遊ぶスポットなんて馬券師にはどうでもいいんじゃ！という方もいるかもしれませんが、中央の競馬場の公園は遊具の充実度やトイレなどの設備面を加味すると、下手な公立公園よりかなり豪華なことも多く、小さなお子さんがいるご家庭の場合は競馬をやらなくても休日のレジャースポットとして決して無視はできない存在です。福島競馬場の公園とて例外ではありませんのでそこはじっくり見ていきたいと思います。っつーわけでまいりましょう。福島競馬場の内馬場の様子でございます...

　と言う訳で福島競馬場の内馬場である。福島競馬場の内馬場は見てのとおりけっこう広い。障害のたすき掛けコースがあり、大きく２つに分けられているうち、写真でいう右側のスペースに競馬観戦客がいろいろと楽しむことができるスポットが集まっている。大きく分けて、内馬場投票所と馬場内広場なる公園スペースに分けることができる。
　

　こちらの全体マップで見るとさらに分かりやすいかな。ざっくりした構造を言うと、内馬場にはスタンドから地下通路で行くか、もしくは入場口のひとつである東口からこれまた地下通路で行くかということになる。

　右の方に青く「馬場内投票所」という建屋が存在しているが、ここでは読んで字の如く馬券を買うことが可能である。函館競馬場や中京競馬場の内馬場のように内馬場に公園はあれど馬券を買う施設がないというお父さん泣かせの競馬場もあることはあるがここ福島では投票所と公園がセットになって内馬場にあるのでご安心くだされ。

　というわけでさっそく内馬場に向かってみよう。スタンドのやや４コーナー寄りのところにこのような内馬場連絡通路の入口があるのでそこから入ればＯＫだ。尚、スタンド１階からもこの内馬場連絡通路につながる入口はあるのでお忘れなく。

　福島競馬場の内馬場への通路はあまり広くない。ちょっとしたダンジョン感がある。

　突如、子どもが書いたと思しき絵が現れたりして、何となく地味な空間を少しでも明るい雰囲気にしようとする努力は見受けられる。

　この手の通路にしては珍しく道中斜めに進路変更をしたりもする。ちょっとしたベンチも備えられていてお年寄りにも配慮している。

　その先には古い頃の福島競馬場の写真が飾ってあったりもする。まああまりリアクションする元気もないので、スルーさせてください。

　そんなこんなで進んでいると、一応最初の分岐点にたどり着いた。左に行くと、馬場内広場で、右に進むと東口と馬場内投票所方面ということだ。

　とりあえず、地下通路にも飽きたのでいったん左の広場の方へ上がってみることにしよう。

　上がってみると確かにそこは馬場内広場という感じの空間であった。ターフビジョンも見える。

　ふとスタンド方面を見ると、福島競馬場のスタンドが一望できる。うむ。これぞ内馬場からでないと見られない光景だ。やや唐突なシマウマの置物があるなど、ひと昔前のＪＲＡっぽい外し方も実にナイスである。

　さて。それではいったん下に戻って、東口方面にも行っておこう。さっきの分岐点の右の方へ行くとこちらの入場ゲートにたどり着く。東口から入ったお客さんはここから入場となるのだ。

　後ろを振り返るとこんな感じ。左が今通って来た通路で、ここを進むとスタンド方面となる。右に上がると内馬場投票所という感じだ。

　っつーわけで今後は内馬場投票所方面に上がってその様子を見ることにしよう。階段を上がるとこんな感じの空間が広がっている。右手の建屋が内馬場投票所だ。

　福島競馬場の内馬場投票所はそれなりに広くて快適な感じだ。中京や淀にもこうしたアネックス的な投票所があると非常に便利だと思うんだがなあ。

　基本的に馬券を買う際も並ばなくてよくて実にいい感じだ。どちらかというとお客さんも馬券に集中したい感じの玄人っぽいお客さんが多い印象である。

　福島競馬場の内馬場投票所は全体的にまったりした雰囲気が流れていて、お客さんもどこか言葉少なだ。こういう雰囲気をお望みの場合は敢えて内馬場投票所を本拠地にしてみるのもよいかもしれませんぜ。
　

　一方でこうしたベビールームのような設備もしっかりと存在している。内馬場でお子さんを遊ばせる親御さんは存在を覚えておくとよいだろう。

　ちなみに内馬場投票所の建屋の屋上には上がることができる。荷桁が上がったときは誰もいなかったが、確かに何かに使えそうだが何にも使えない空間という感はある。別に弁当食うんだったら芝生にシート敷けばいい話だしなあ・・・。何かに使えないものだろうか。まあそれ考えるの俺の仕事じゃねえし、どうでもいいか。

　さて。内馬場投票所の脇あたりからは遊具が増えてきて、いわゆる内馬場広場の中でも公園色が強いエリアとなる。写真は「Run！ラン♪ ポニー」という馬型の乗り物に乗れる広場だ。通常の公園や遊園地であればこういうのに乗ろうと思うといちいち１００円玉を請求されることになるのだろうが、そこはＪＲＡ、日ごろから荷桁が馬券で負けまくっていることもありもちろんタダで乗ることができるぞ。

　屋根の下にはこんなフワフワ系遊具もある。ショッピングセンターや遊園地でこんなのやろうと思うとこれまた１００円玉をよこせと言われるのが世の常だが、日頃より荷桁が複勝をぶち込んだ馬がハナ差４着になっていることもあり、もちろんタダで乗ることができるぞ。何だか書いていて涙が滲んでくるが、お子様たちにこうした遊具を存分に楽しんでいただければ少しは荷桁の救いにもなるので、ガンガン遊んでくれたまへ。

　さらにはお子さんに大人気のポニーリンクもある。ポニーリンクは人気なので整理券を配布していたり先着順で人数限定の場合もままあるので事前に公式ウェブサイトなどで調べてから利用するのをおススメする。たいがいの場合は事前に告知があるぞ。

　さらにウロウロしたところ、東北楽天ゴールデンイーグルスにスポンサードされていると思しきフワフワ系遊具、ネット系遊具、アスレチック系遊具など様々な遊具があった。荷桁訪問時にはなかったが最近にはぴょんぴょん飛び跳ねることができて子どもたちに大人気のふわふわドームもできたそうでさらに充実してきているとも聞いている。

　繰り返しになるがそんじょそこらの公園の遊具よりも充実していて、ショッピングセンターだったらお金を取られるような豪華遊具がタダで利用できるのだがかお子さんを遊ばせない理由がない！お子さんがいる方は馬券を買う買わないにかかわらず、是非とも福島競馬場の内馬場の公園を訪問してみてくだされ。そしてその際には荷桁が血管がブち切れるほど叫んだにもかかわらず散っていった馬券たちのことも少しは思い出していただけますと幸甚でございます。

　さて。長くなってまいりましたが、もう少しだけ内馬場の話を。