日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 福島競馬場 > 福島競馬場 その18 ~福島競馬場 スタンド4階 A指定席・B指定席・ラウンジ席~
福島競馬場の4階
*福島競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は福島競馬場レポートその1からどうぞ。
どうも。荷桁です。今回も福島競馬場レポートでございます。
前回のレポートでは一度福島競馬場の指定席についてざっと整理しました。これはいまから話をする4階と5階が指定席フロアなので先に福島競馬場にはどんな指定席があるかを知っておいていただいたほうがよいだろうという意図によるものでした。
今回からはまた元の流れに戻って福島競馬場スタンドの各フロアを徘徊してまいります。スタンド1階から3階までのレポート、また前回の指定席全般の話をご一読いただいた上で、今回のレポートも読み進めていただけますと、話が早いので、まだという方は是非お目通しをよろしくお願いいたします。
さて、そんな訳でまいりましょう。福島競馬場スタンド4階の様子でございます...
っつーわけで福島競馬場の4階までやってきた。
福島競馬場の4階フロアはその大部分が指定席エリアであるが、全部が全部指定席エリアという訳ではない。パドック周りのバルコニーやその周辺の通路、吹き抜け周辺のテラスやレストランなどは指定席利用者ではなくとも往来や利用が可能である。これは5階についても同じだ。なのでもし指定席を購入できなかった方でも何となく指定席フロア以外の4階や5階をブラブラすること自体は可能なので暇であれば訪れてみてくれたまへ。
写真で言うところの黒い服のおねえさんが立っているところが、指定席エリアの入口だ。ここでハンドスタンプを見せると指定席エリアへ入ることができる。
指定席エリアはこんな感じで、幾分3階までと比べるとグレードアップした感がある。絨毯敷の空間だとやっぱり指定席って感じがしますなあ。
前回のレポートでも申し上げた通り、4階フロアはA指定席、B指定席、シニア指定席の3つの指定席が大半を占めている。そして、この座席図にはないが、ゴール板方面に進むとラウンジ席という席もある。まあゆるゆるとこのあたりを見ていくことにしよう。
基本的に、A指定席、B指定席、シニア指定席は完全に区切られておらず、コンコースを通って普通に行き来ができる構造になっている。さらに言うと、福島競馬場の場合、5階のC指定席とも普通に行き来ができるので頭に入れておいて損はないだろう。
投票所はこんな感じで、数もそれなりにあり、快適な感じだ。一般の投票所の券売機がガンガン間引かれているので、相対的に指定席の快適度が増しているとも言えるかもしれない。
さらに1階で見つけたクロークがここにもある。1階のレポートの際も申し上げたが、手荷物預かりと呼ばずにクロークと呼んでいるのが何とも福島っぽくなくて違和感があるが(理不尽なこと言っているという自覚はあります)、ここで手荷物が預けられるので指定席を利用している方は存在を覚えておくとよいだろう。わざわざ1階で預けると大変ですからな。
コンコース部分ばかり見ていても仕方がないのでコースの方にも目を向けよう。さすがに指定席フロアだけあってコースはよく見える。直線走路はもちろん、向こう正面なんかも見渡すことが可能だ。
さて。それでは各指定席の様子を具体的に見ていくことにしよう。前回のレポートと被る部分があるがそれはご容赦くだされ。
まずはA指定席。ゴール板に近いところに位置している一人1500円の指定席だ。
2席に1つモニターがあり、さらにはコンセントも机の下に設置されている。携帯を充電したりしながらまったり競馬観戦が可能だ。ちなみに、福島競馬場にももちろんWi-Fiが整備されているので、パソコンやタブレットなどを持ち込んでの予想も可能である。
こちらはB指定席。A指定席とハード面はほとんど同じだが、ややゴールが遠くなったという指定席。発売価格は一人1000円である。
座席のところではこんな感じでA指定席とB指定席の間に区切りが入っているが、先ほども申し上げた通りコンコースでは問題なく行き来が可能なので気休めみたいなものである。もし意味があるとすれば、たとえ最もB指定席寄りの席だとしてもA指定席のお客さんのすぐ隣にB指定席のお客さんがいたりすると、なんだかA指定席のお客さんが損してる気分になるだろうから、そういうモヤモヤを防ぐ意味合いであろう。
そしてシニア指定席。もっとも4コーナー寄りでシニアなら手続きさえすれば入場料に追加費用なしで利用できるというお得な指定席である。その分モニターもないが、快適な空間で座席が確保されているのであればお年寄りにとっては利用価値があるだろう。
さて。A指定席、B指定席、シニア指定席を見てきたが、少し離れたところにあるのがこちらのラウンジ席。一応ラウンジ席券をお持ちの方のみ入場可能という風にしており、A指定席やB指定席のお客さんでもむやみに入れないようになっているようだ。
荷桁はラウンジ席券は取れなかったため全レース終了後にこっそり行ってみた。6人掛けのテーブルを一卓3000円で販売しており、一卓は6人までなら何人で利用してもよいというシステムの指定席である。グループ利用の方にはワイワイ楽しめるいい席だと言える。荷桁が仲間内で行ったら焼酎やらウイスキー持ち込んで昼間からベロベロになるのは確実だろうな。もっともテーブル席でなくともいつもベロベロではあるが・・・。
ラウンジ席は観覧席も特殊で、福島競馬場では唯一の屋外立ち見という観覧席が設けられている。つまり予想をしたりなんだりは室内のテーブルで行い、いざレースを観戦するという段になればここまで出てきて観戦するという形が取られているのである。
そう考えると、ラウンジ席以外のお客を排除していたのは盗難防止の意味合いもあるのかもしれないな。みんなレース中には荷物置いて外の立ち見席に行くだろうしね。
さて。指定席エリアについてはだいたい見たので、お次は非指定席エリアをブラブラしていくことにしよう。まずはパドックが見られるバルコニーから。以前申し上げた通り福島競馬場のパドックは2階にあるので写真のとおり上からのぞき込むような形になる。
パドックはやや距離があるため、足元の細かな部分までは見られないかもしれないが、それでも大まかな雰囲気は伝わってくる距離感である。指定席に席を取っている状態で、直接パドックを見ようと思うとなかなか大変な競馬場というのは多いのだが、そういう意味では福島競馬場は近いと言えば近いんかもしれんね。
パドック以外の非指定席エリアも見ていこう。写真は北側の吹き抜け付近の廊下だ。繰り返しになるが先ほどのパドックのバルコニーと同様、このあたりは指定席証がない方でもウロウロできるエリアになる。椅子も多くて快適なので、ちょっと座って一休みしたいなんて方は来てみてもよいだろう。
4階北側には精華苑というレストランもある。勿論ここも指定席証がない方でも利用可能なレストランだ。中身の詳しい様子は福島競馬場グルメを紹介するところで詳しくやるが、ひとまずここでは一般席のお客さんでも利用可能なレストランが4階にもあるということだけ覚えておいていただければよい。
精華苑の前には北ガーデンテラスというちょっとしたスペースが設けられている。レースは見えないし、モニターや投票所がある訳でもないがグループでちょっと休憩したりお茶をしたりするにはいいのではなかろうか。
その北ガーデンテラスにはリフレッシュルームなる部屋がある。まあどこにでもありそうな部屋ではあるが、意外と中央競馬の場にはこういう部屋ってないかもしれないな。空間を持て余してる競艇場とかにあるイメージ。
リフレッシュルームの中はというと、こんな感じでベンチやらテーブルやら、15分100円のマッサージチェアがあったりして意外と充実している雰囲気だ。利用者も多い。
確かによく分からないレースにお金をぶち込んでストレスを溜めるよりも、15分100円のマッサージチェアで時間をやり過ごした方が、精神的にも金銭的にもいいという可能性は往々にしてありそうだ。馬券でついつい熱くなってしまいがちな方は、福島にはこういう場所もあるということを覚えておいていただきたい。ちなみに荷桁もガッツリ利用しました・・・。
さてさて、リフレッシュルームを後にして、パドックを挟んで反対側のテラスに行ってみよう。ここは精華苑とリフレッシュルームがあって何やら賑わっていた北側ガーデンテラスとはうって変わって、空き店舗となったレストランがある閑散とした空間になっている。
このレストランはかつて玉萬茶寮という店名で営業していたが既に撤退してしまっている。今のご時世的に、何か別のお店が入るとは考えづらいし、たまに何かのイベントスペースや臨時出店の店舗として利用されるのがせいぜいだろう。
一応このレストラン跡地前の空間も南ガーデンテラスと名付けられていてちょっとしたスペースになっているのだが、そこはかとなく寂しい雰囲気が漂っている。こういうビミョーに寂しい場所は全国各地の競馬場に増えているので、こうした場所をうまいこと活用できるアイディアみたいなものはみんなで出していった方がよいかもね。けっこう広いしキッズスペースのようにしてもいいと思うけどな。親子連れの人でもゆっくり食事ができるようなスペースにしてしまうとかだと意外と需要あると思うけど。
さて。そんなわけで福島競馬場の4階の様子を見てまいりました。指定席しかないフロアで俺には関係ねえや!と思っている方も是非一度足を運んでみてくだされ。
次回は5階の様子を見てまいります・・・。
>>福島競馬場レポートその19へ
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