福島競馬場 その14 ~福島競馬場 スタンド1階 あっぷる広場、クロークほか~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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福島競馬場のスタンド1階
福島競馬場のスタンド1階の様子



*福島競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方は福島競馬場レポートその1からどうぞ。




 福島競馬場レポートのつづきとまいりましょう。



 今回からは福島競馬場のスタンド内部の詳しい様子を見てまいりたいと思います。もしお時間があれば、先に福島競馬場のスタンドの全体的な話をレポートしたこちらの回をお読みいただけますと予備知識的な観点からも幸いでございます。



 さて、あまりほかのことを話していてもしょうがないので、さっそく見ていくことにいたしましょう。福島競馬場のスタンド1階レポートでございます...


福島競馬場の1階フロアマップ



 っつーわけで、毎度恐縮ですが、まずは福島競馬場1階のフロアマップをご用意しましたので、1階のざっくりした構造を把握しておくことにしよう。



 これまでもちょいちょい述べてきたが、福島競馬場の1階は1階と言いながら、走路側の土地がやや高くなっているせいで、半地下のような構造になっている。走路ではない方は窓もあるのだが、走路側は階段を上がらないと表に出られないという感じだ。そしてパドックがない。パドックは二階にあるので1階にいる限りは絶対に見えないのだ。



 ざっくり走路側と走路でない側(道路側と言っておこうか)に2本の大きなコンコースがあり、4つの通路でそれぞれがつながっている、漢字の「目」の字のような構造になっている。投票所は隅の方に2か所のみとなっており、どちらかというと馬券を買うというより、一応のグランドフロアとして、もろもろの施設が集まるフロアというのが実態だと言えよう。




福島競馬場の1階インフォメーション



 とりあえず、走路側・ゴール板寄りのところには総合インフォメーションが存在している。荷桁はいまいちこういう場所の使い方がよく分からないのだが、必要と言う方は覚えておくとよいだろう(南口入ったところにもインフォメーションはあります)。でも、ああいうインフォーメーションっていつもわりと人多いよな。ああいう人たちはおねえさんたちに何を訊いているのだろう。




福島競馬場のA指定席B指定席売場



 あと、1階で一番重要な施設は指定席券の売り場であろう。当日に指定席券を買おうという場合は1階で購入することになるので、間違って2階をウロウロしたりせんようにご注意くだされ。まあそんな奴おらんと思うけど。




福島競馬場のC指定席・ラウンジ席券売場



 ちなみに、A指定席、B指定席の売り場と、C指定席、ラウンジ席の売り場は違うのでご注意くだされ。この間違いはけっこう起こりそうな気がするので。二つの売り場の距離自体は近いので、きちんと警備員さんの持つ看板やアナウンスを聞いていれば問題ないのだが(こうやって書くと当たり前のことのような気がするが、けっこう看板を読まない人や警備員さんのアナウンスを聞かないという人は多いんだよな)。




福島競馬場の1階コンコース


福島競馬場の1階4コーナー寄りコンコース


福島競馬場の1階走路寄りコンコース



 走路寄りのコンコースはこんな感じで特に何がある訳でもない空間が広がる。



 まあ、昔は大量の券売機があってさぞや賑わっていたのだろうが、今となってはこの有様だ。そのうち小倉競馬場のように子どもが遊ぶ室内施設にでもなるかもしれないな。




福島競馬場の1階あっぷる広場



 そんな走路側コンコースの中央あたりには「あっぷる広場」なる空間が存在している。場末のカラオケスナックみたいな何とも言えないネーミングだが、これは福島県の名産であるリンゴが由来になっているのであろう。福島県と言えばリンゴよりも桃じゃないか!と憤る方もおるかもしれませんが、3階にピーチプラザという施設がありますのでそこはご安心ください。さすがに福島県の人もそこまでアホではありませんがな。



 とは言いながらもあっぷる広場は特にこれと言った使い方をされていないようで、せっかくのだだっ広い空間にもかかわらず、訪問時は隅の方だけが抽選会の商品引き換えのようなことに使われていた。何となくあっぷる広場という昭和末期のような趣のネーミングも相まって物悲しい雰囲気すら漂ってくる。今後のあっぷる広場活性化に期待したいところだ。




福島競馬場の1階走路寄りコンコース


福島競馬場の1階走路寄りコンコース



 あっぷる広場を過ぎても相変わらず、投票所として死んだ空間が漫然と広がっている。春の本場開催時でもこんな感じだから真冬の場外発売時などはゴーストタウンだろうな。




福島競馬場のコンコースをつなぐ通路



 途中に存在している、コンコース同士をつなぐ通路も、相馬の馬追の大きな絵などが飾ってはあるものの、全体的にはぐったりした感じだ。まあ、人が来ない競馬場というのはこうなるということですね。




福島競馬場の1階走路寄りコンコース



 そしてコンコースの隅っこに申し訳程度に投票所が存在しているのである。




福島競馬場の1階12A投票所


福島競馬場の12A投票所



 福島競馬場の1階には2か所の投票所が存在している。



 ひとつがこの12A投票所。ゴール板寄りにあってまあ利用者がそこそこいる投票所だ。全体的に開放的な福島競馬場にあってもっともWINS感のある投票所ではあるが、残念ながらそこまで人がおらんので、言っても退廃的な雰囲気はない。とは言え、敢えて退廃的な雰囲気下で博打を打ちたいという方はここをチョイスするのが無難であろう。




福島競馬場の1階13B投票所


福島競馬場の1階13B投票所



 もうひとつは13B投票所である。さっきもそうだが、AとかBとかついているのは位置関係の問題なんだろうな。まあ、こうして投票所がなくなりまくってしまった以上、12投票所、13投票所でも問題ないんだろうが、そのあたりは気分的に踏みとどまっている感じなんやろね。



 こちらは道路側で窓が多いこともあって幾分12A投票所に比べて開放的な感じ。入口に近いこともあってかゴール板から遠いにもかかわらずこちらの方が人が多い印象。まあ、人間なんとなく本能的にこちらの方が環境がいいぞということが分かるんでしょうな。




福島競馬場の手荷物預かりのクローク



 さらに1階にはクロークもある。



 多くの中央の競馬場ではこうした施設を「手荷物預かり」などと呼んだりしているが、福島競馬場では見てのとおり「クローク」である。いや、確かにクロークであることには違いないんだけどさ。偏見に満ち溢れた私見を述べさせていただくとだね、クロークなどという気取った言葉を平然と使いこなしている福島県民というのにすこぶるギャップを感じるわけですよ。いや、別にいいんですよ。別にいいんですけどね。でも、安達太良ステークスとか、浄土平特別とかやってる競馬場に、ドヤ顔でクロークとか言われても、そこはかとない違和感っつーもんがある訳じゃないですか。え?それ以上言うといろいろ問題あるからやめろって?大変失礼いたしました。




福島競馬場のコインロッカー



 そんなクロークのすぐ近くにはクロークと競合するはずのロッカーが鎮座している。




福島競馬場のロッカー



 よくあるタイプのコインロッカーではなく、暗証番号タイプのロッカーだ。100円玉がなく右往左往しなくてすむのがよいね。




福島競馬場のファーストフードプラザ



 さらに福島競馬場の1階には忘れてはならないファーストフードプラザがある。ここについては、このあと福島競馬場グルメのコーナーでみっちりやりますので、お楽しみに。




福島競馬場のファーストフードプラザ



 走路側のコンコースがあっぷる広場などのよく分からない空間だったのに対して、道路側のコンコースの中央に位置しているファーストフードプラザはその規模、充実度を加味しても、福島競馬場を語るうえで外せないスポットだ。もちろん通路としての機能もあるのだが、スルーするだけではもったいないので、是非とも訪れてほしいグルメスポットである。




福島競馬場のターフィーショップ



 さらには定番、ターフィーショップもあるぞ。福島ではここ1階にしかないぞ。




福島競馬場のメモリアルコーナー



 さらには福島競馬場の歴史などが学べるメモリアルコーナーなんつー場所もある。ここを詳しくやっているとまた大量のスペースが必要なので、ここではこのくらいにさせてくれたまへ。




福島競馬場の売店跡地



 さて、そんないろいろある福島競馬場の1階だが、こうして売店の跡地のような空間や、自販機が置いていない自販機コーナーなど、いろいろと客数減を象徴するような空間が点在している。まあ、どこも厳しいとは思うが、福島も開催時の本場動員、非開催時の集客などいろいろ取り組んでいただきたいところですね。



 っつーわけで、いかがでしたでしょうか。福島競馬場スタンド1階。投票所を極限までそぎ落とした結果、よく分からない空間が増えてしまった残念なフロアと言えなくもありませんが、まあ、そんな感じでも比較的快適に馬券は買えるのであれば、それはそれでよいということなんすかね。まあ、普段行く競馬場でもないので、あまり下手なことは言わないようにしておきます。



 続いては2階の様子を見てまいりたいと思いますので、引き続き何卒よろしくお願いいたします。




 



>>福島競馬場レポートその15へ
 
 
 



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