日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > フェアグラウンズ競馬場 > フェアグラウンズ競馬場 その3 〜叫び騒げ!競馬はショーだ!〜
フェアグランズ競馬場。僅差なのにゴールでガッツポーズ。スタンドも盛り上がる。
*フェアグラウンズ競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はこちらからどうぞ。
フェアグラウンズ競馬場レポートの3回目です。
お盆休みですが、荷桁のように年中お盆休みの人間にとってはあまり関係がありません。従ってこのブログの更新も荷桁のやる気次第ということなので悪しからず。
さて、フェアグラウンズ競馬場の話だ。なんとなく、この競馬場はこじんまりしていて、日本の地方競馬場のような庶民的雰囲気がただよっていていい感じだ...
そんな雰囲気を醸し出している一番の理由は、馬との近さであろう。
写真のごらんのとおり、外ラチのすぐそこまで出走馬と誘導馬が近づいてきてくれるのだ。変な溝や植え込みも間にないため、馬に近い目線もいい感じだ。
このコースとスタンドが隔離されていない感じこそがフェアグラウンズ競馬場の最大の魅力と言っていいだろう。
アジアをはじめ日本の競馬場だと暴動や妨害を防ぐためか、かなり厳格にコースとスタンドが切り離されていることが多いのだが、アメリカではこのように近くで見られる競馬場があるのだ。
野球場でも大リーグのほうがネットとかもなくて選手に近いし、少しでも迫力あるレースを見せよう!というショーの精神が「何かあったらどうするんだ!」という事なかれ主義を上回っているのかもしれないな。
そしてこの競馬場のお客さんは非常によく叫ぶw
ガルフストリームパークやポンパノパークのお客さんはそうでもなかったのに、この競馬場ではお客さんが非常によく叫ぶのだ。
もちろん日本語で言うところの「差せ!」とか「行け!」というのに相当する言葉を叫んでいる人も多いのだが、この競馬場では陽気な黒人さんが多いせいか、馬が前を走っていくだけで半分踊りながら「ヒョー!」と外人がよくお祭りなどで叫んでいる寄生を上げる人も多い。
話はそれるが、あの「ヒョー!」という声は何て言うんだろう。ひとまずここでは「ヒョー声」と名付けよう。ちなみに荷桁はあのヒョー声を出すことが出来ない。あれを出すことが出来たらもう少しコンサートやイベント事でも盛り上がれるのかもしれないな。
閑話休題。
とにかく、この競馬場の人はいい感じによく叫び、いい感じによく騒ぐ。
写真にもあるように柵に身を乗り出しているおばさんがいるし、手を挙げている人も多いのだが、ちょっとしたお祭り気分が味わえる。
アメリカ競馬の歴史をこのシリーズの冒頭でご紹介したので重複するが、アメリカ競馬は歴史的な経緯から、エンタメとしての機能を強調しながら発展してきた。その歴史を鑑みれば、馬が目の前を轟音と共に駆け抜けていくライブ感などを楽しみながら、ヒョー声を発するというのは、至極真っ当な、本来あるべきアメリカの競馬観戦のありかたなのかもしれない。
さて、この競馬場の傾向についても少し触れておこう。
この競馬場も基本的にはアメリカによくあるパターンの競馬場で内側が芝、外側がダートという作りになっている。アメリカの競馬と言えばオールウェザー、みたいな感じになっているが、そうではなくちゃんとしたダートだ。
しかし、写真からもやや読み取れるとおり、日本みたいなサラサラなダートではなく、黒土の泥みたいなダートだ。
土質もかなりしめった感じで、それこそ芝コースの芝だけ引っこ抜いたような感じに見受けられる。小倉やなんかで荒れまくった芝コースを走っている馬もいることを考えると、これはもはやこれは芝コースと同じようなコースだと考えても差し支えないだろう。
そんなコースを馬がかけていく。
レース展開の傾向だがここも、どちらかというとハイペースでレースが進み、次々と脱落馬が出て、最後の直線で力尽きなかった2~4頭くらいで追い比べをして順位が決まるというパターンが多かった。
今回荷桁はそうなるだろうことを予想して馬単BOXで勝負したが、3つくらい取れて、やや黒字で終えることができた。同行者Sは以前ご紹介した「芝レースで芝向きの馬をピックアップ作戦」でこの競馬場にも挑んだが、惜しい外し方が多くやや不調に終わった。
まあ、馬券は最初から期待していないので、ひとまずプラスでほっとしたというところか。控除率が日本よりも低いため、ワイドでも遊べるので、採算度外視の方はワイドボックスで気楽に観戦するのも手だろう。
ひとまず、ヒョー声を出して競馬というショーを満喫するのがこの競馬場では大事なのだ。
冬の金沢競馬場が殺伐としていたという話を以前にしたが、気温と人々の性格が違うとここまで競馬場も変わるかというのが実感だ。だから競馬場巡りはやめられない。
ヒョー声を出してつかれたら、パドック脇のソーセージ焼きがオススメ。
焼きたてでクオリティー高。小腹を満たすのにはもってこいだ。基本的には午後からのレースなのでがっつりメシはいらないと思うがもしものときにはコレがあるぞ。
とはいえ、ニューオーリンズはメシが美味いので、レストランでしっかり食べてから競馬場に行くのが荷桁のオススメです。
次回、フェアグラウンズ競馬場をもう少しだけ。
>>フェアグラウンズ競馬場レポートその4へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
セランゴール競馬場 その1~いざマレーシア競馬~
ソウル競馬場 その1 〜韓国競馬に手を出すぞ〜
ペナン競馬場 その1 ~再びマレーシア競馬へ~
クランジ競馬場 その1 ~いきなりお詫び~
マルサ競馬場 その1 〜いざ地中海競馬へ〜
ムーニーバレー競馬場 その1 ~オーストラリア競馬~
*アメリカの競馬場に関する記事は以下にもあります。
ガルフストリームパーク競馬場 その1 〜アメリカ競馬事始〜
ガルフストリームパーク競馬場 その2 〜いざフロリダ競馬〜
ガルフストリームパーク競馬場 その3 〜幸せなパドック〜
ガルフストリームパーク競馬場 その4 〜ナチョスを食べながら〜
ガルフストリームパーク競馬場 その5 〜傾向と馬券について〜
ガルフストリームパーク競馬場 その6 〜アメリカ競馬事始〜
ポンパノパーク競馬場 その1 ~アメリカのハーネスレース~
ポンパノパーク競馬場 その2 〜真夜中の総合ギャンブル場〜
ポンパノパーク競馬場 その3 〜ハーネスを攻略せよ〜
フェアグラウンズ競馬場 その1 〜ニューオーリンズに競馬しにきた〜
フェアグラウンズ競馬場 その2 〜ジャズの聖地で競馬三昧〜
フェアグラウンズ競馬場 その3 〜叫び騒げ!競馬はショーだ!〜
フェアグラウンズ競馬場 その4 〜んでもってマルディグラ〜
ルイジアナダウンズ競馬場 その1 〜競馬旅行の運の尽き〜
ルイジアナダウンズ競馬場 その2 〜雨のルイジアナダウンズ〜
ルイジアナダウンズ競馬場 その3 〜クォーターレース〜
写真のごらんのとおり、外ラチのすぐそこまで出走馬と誘導馬が近づいてきてくれるのだ。変な溝や植え込みも間にないため、馬に近い目線もいい感じだ。
このコースとスタンドが隔離されていない感じこそがフェアグラウンズ競馬場の最大の魅力と言っていいだろう。
アジアをはじめ日本の競馬場だと暴動や妨害を防ぐためか、かなり厳格にコースとスタンドが切り離されていることが多いのだが、アメリカではこのように近くで見られる競馬場があるのだ。
野球場でも大リーグのほうがネットとかもなくて選手に近いし、少しでも迫力あるレースを見せよう!というショーの精神が「何かあったらどうするんだ!」という事なかれ主義を上回っているのかもしれないな。
そしてこの競馬場のお客さんは非常によく叫ぶw
ガルフストリームパークやポンパノパークのお客さんはそうでもなかったのに、この競馬場ではお客さんが非常によく叫ぶのだ。
もちろん日本語で言うところの「差せ!」とか「行け!」というのに相当する言葉を叫んでいる人も多いのだが、この競馬場では陽気な黒人さんが多いせいか、馬が前を走っていくだけで半分踊りながら「ヒョー!」と外人がよくお祭りなどで叫んでいる寄生を上げる人も多い。
話はそれるが、あの「ヒョー!」という声は何て言うんだろう。ひとまずここでは「ヒョー声」と名付けよう。ちなみに荷桁はあのヒョー声を出すことが出来ない。あれを出すことが出来たらもう少しコンサートやイベント事でも盛り上がれるのかもしれないな。
閑話休題。
とにかく、この競馬場の人はいい感じによく叫び、いい感じによく騒ぐ。
写真にもあるように柵に身を乗り出しているおばさんがいるし、手を挙げている人も多いのだが、ちょっとしたお祭り気分が味わえる。
アメリカ競馬の歴史をこのシリーズの冒頭でご紹介したので重複するが、アメリカ競馬は歴史的な経緯から、エンタメとしての機能を強調しながら発展してきた。その歴史を鑑みれば、馬が目の前を轟音と共に駆け抜けていくライブ感などを楽しみながら、ヒョー声を発するというのは、至極真っ当な、本来あるべきアメリカの競馬観戦のありかたなのかもしれない。
さて、この競馬場の傾向についても少し触れておこう。
この競馬場も基本的にはアメリカによくあるパターンの競馬場で内側が芝、外側がダートという作りになっている。アメリカの競馬と言えばオールウェザー、みたいな感じになっているが、そうではなくちゃんとしたダートだ。
しかし、写真からもやや読み取れるとおり、日本みたいなサラサラなダートではなく、黒土の泥みたいなダートだ。
土質もかなりしめった感じで、それこそ芝コースの芝だけ引っこ抜いたような感じに見受けられる。小倉やなんかで荒れまくった芝コースを走っている馬もいることを考えると、これはもはやこれは芝コースと同じようなコースだと考えても差し支えないだろう。
そんなコースを馬がかけていく。
レース展開の傾向だがここも、どちらかというとハイペースでレースが進み、次々と脱落馬が出て、最後の直線で力尽きなかった2~4頭くらいで追い比べをして順位が決まるというパターンが多かった。
今回荷桁はそうなるだろうことを予想して馬単BOXで勝負したが、3つくらい取れて、やや黒字で終えることができた。同行者Sは以前ご紹介した「芝レースで芝向きの馬をピックアップ作戦」でこの競馬場にも挑んだが、惜しい外し方が多くやや不調に終わった。
まあ、馬券は最初から期待していないので、ひとまずプラスでほっとしたというところか。控除率が日本よりも低いため、ワイドでも遊べるので、採算度外視の方はワイドボックスで気楽に観戦するのも手だろう。
ひとまず、ヒョー声を出して競馬というショーを満喫するのがこの競馬場では大事なのだ。
冬の金沢競馬場が殺伐としていたという話を以前にしたが、気温と人々の性格が違うとここまで競馬場も変わるかというのが実感だ。だから競馬場巡りはやめられない。
ヒョー声を出してつかれたら、パドック脇のソーセージ焼きがオススメ。
焼きたてでクオリティー高。小腹を満たすのにはもってこいだ。基本的には午後からのレースなのでがっつりメシはいらないと思うがもしものときにはコレがあるぞ。
とはいえ、ニューオーリンズはメシが美味いので、レストランでしっかり食べてから競馬場に行くのが荷桁のオススメです。
次回、フェアグラウンズ競馬場をもう少しだけ。
>>フェアグラウンズ競馬場レポートその4へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
セランゴール競馬場 その1~いざマレーシア競馬~
ソウル競馬場 その1 〜韓国競馬に手を出すぞ〜
ペナン競馬場 その1 ~再びマレーシア競馬へ~
クランジ競馬場 その1 ~いきなりお詫び~
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ムーニーバレー競馬場 その1 ~オーストラリア競馬~
*アメリカの競馬場に関する記事は以下にもあります。
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ガルフストリームパーク競馬場 その2 〜いざフロリダ競馬〜
ガルフストリームパーク競馬場 その3 〜幸せなパドック〜
ガルフストリームパーク競馬場 その4 〜ナチョスを食べながら〜
ガルフストリームパーク競馬場 その5 〜傾向と馬券について〜
ガルフストリームパーク競馬場 その6 〜アメリカ競馬事始〜
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ポンパノパーク競馬場 その2 〜真夜中の総合ギャンブル場〜
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若隠居
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このブログは「そこに競馬があるから」といいます。
競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
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