日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 笠松競馬場 > 笠松競馬場 その2 ~ラブミーチャンを見に~
笠松競馬場の4コーナーポケット。春には背後の土手に桜が咲く。そしてすぐ後ろを名鉄電車が通過していくというほかじゃ絶対に見られない景色だ。
*笠松競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はこちらからどうぞ。
さて、前回いろいろ語ったような経緯でもって、2010年の2月12日。荷桁はラブミーチャンを見に、笠松競馬場へ行ったのである...
笠松競馬場へ行くには名鉄電車に乗っていくのがポピュラーな行き方である。
笠松競馬場のある岐阜県の笠松町は、岐阜県と言えども、愛知県との県境の町なので、岐阜から電車で数分、名古屋からでも30分ほど電車に揺られれば、最寄り駅である笠松駅に到着することが可能だ。
ちなみに名古屋から岐阜にかけては、名古屋競馬・笠松競馬のほか、名古屋競輪、一宮競輪(廃止)、岐阜競輪、さらに大垣競輪まであって、まさに公営ギャンブル銀座状態の素晴らしい地域となっている。だからってこのへん一帯ガラが悪いわけではないので勘違いのないように・・・。かつてはこのエリアは繊維業で栄えた土地柄なので、公営ギャンブルの主要顧客である、自営業者が多かったのである。
さて、そんなこんなで、笠松駅に着いたら、笠松競馬場までは徒歩で5分もかからない。
名古屋方面から名鉄電車で来る場合には車窓右手に走路が見えるので、よほどセンスのない人以外は位置関係が分からなくなる心配も少ないだろう。
このような線路沿いに木曽川方面に向かう小道がある。よくわからないところにある道だが、地元の競馬オヤジの流れについていけば間違いなくたどり着けるのでご安心を。この道を突き当りまで歩いて、階段を登ればもう、笠松競馬場に到着だ。
この日は、ラブミーチャンの凱旋出走ということもあってか、いきなりラブミーチャンクリアファイルが頂けるなど、場内も何となくウキウキしている感じだ。
さて、まずは笠松競馬場場内をうろついてみよう。それをせねばこのブログにならぬ。
笠松競馬場スタンド裏手。あまりないアングルかも。
笠松競馬場の特徴はいろいろあるのだが、施設面に関して言えば、ごらんのとおりのごちゃごちゃ感があるところが他の競馬場ではなかなかない特徴と言えよう。
ごちゃごちゃ感というのは漠然とした言い方だが、要するに、狭いところにいろいろな建物を詰め込んで、それぞれを通路や渡り廊下で繋いでいるので、薄暗く、何やら要塞のような趣になっているとでも言えばお分かりいただけるだろうか。
これはヤフーのマップから拝借した笠松競馬場、スタンド付近を拡大した航空写真だ。
走路にそってスタンドが3つ並んでいるのがご覧になれると思うが、注目していただきたいのはその裏手である。民家が競馬場の土地に食い込むように立っていて施設が大変窮屈な感じで建っているのがお分かりいただけるだろうか。(写真→地図に切り替えると、敷地の境界がより分かりやすくなりますよ)
ちょうどスタンドのある土地がV字を描くような感じになってしまい、走路に対して平行に立っているスタンドの裏では事務関係の建物や売店棟が斜めに立っているという、混沌とした状況になっているのだ。
先ほどの写真のようにごちゃついた感じになってしまっている理由が何となくお察しいただけるだろうか。
スタンド内は地方競馬感満点。特にちょうど土地の一番狭くなっているところにある一番古いスタンドの一階部分が走路に近いこともあって、地元のオヤジたちの一番人気だ。JRAでは探すことが極めて困難な腰掛も多くて便利である。
寒さを避けながら、このようなスタンドをうろうろしつつ、うつろな瞳で画面を見つつマークカードを塗りつぶしていくと、何やら退廃的な気分になれてこれはこれでいいものなのである。
しかし、場所によっては人影がほとんどないところもある。スタンドをうろうろしていると、使われていない食堂や謎の部屋を見つけてしまったりして面白い。
迷路を解く気分で、競馬の合間をぬってスタンド全体をうろうろしてみるのも面白いと思うぞ。
引き続き、笠松競馬場レポート、続けてまいります。
>>笠松競馬場レポートその3へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
名古屋競馬場 その1 ~あくまで土古~
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*笠松競馬場に関する記事は以下にもあります。
笠松競馬場 その1 ~名馬・名手の里~
笠松競馬場 その2 ~ラブミーチャンを見に~
笠松競馬場 その3 ~土地訴訟問題~
笠松競馬場 その4 ~笠松だよ!B級グルメ!~
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紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
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