マルサ競馬場 その16 〜マルサ競馬場のギャロップ〜 そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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Marsa Race Track
マルサ競馬場のギャロップレース


*マルサ競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はこちらからどうぞ。




 さて、ソーセージをかじりながらチスクを飲みつつ場内をぶらぶらしていると、ハーネスではなくフツーの競馬、いわゆるギャロップのレースの時間がやってきた。
 この日のマルサ競馬場は全10レースのうち第6・7レースの2つのみがギャロップレースということになっており、やや肩身が狭い感じだ...

マルサ競馬場ではハーネスを中心に1日ひとつかふたつのギャロップレースが組まれていることが多い。
 マルサ競馬場自体はややコーナーの傾斜がきついきらいはあるが、一応両方のレースが行える構造ということになっているので、特に2つのギャロップレースのためにコースに特別な何かをしたりということもなく、フツーにレースの形態が変わるだけである。

Marsa Race Track


 マルサ競馬場ではいわゆるパドックにあたる空間が客席からかなり離れたところにあるからか、ギャロップレースの場合は一列になってスタンド前を通ってウイナーズサークルをぐるっとまわることになっているようだ。


Marsa Race Track


Marsa Race Track


Marsa Race Track


Marsa Race Track


 騎手たちは当然のことながら顔も名前もさっぱりわかりません。
 この日は2レースあって、一着賞金が400€と200€だったが、こんな賞金で一日2レースしかなくて、この人たち食っていけるんだろうか・・・。

 ちなみに一番下は見ての通り女性ジョッキーである。荷桁が写真を撮っていると隣にいたオヤジが
「あの女の騎手は中国人なんだぜ!」と教えてくれた。まあ、荷桁がアジア人だから気を利かせてくれたのだろうが、写真を見る限りは中国人というよりせいぜい中国系だな。黒髪なだけで全然顔立ちはヨーロッパだろう。若干マユツバな情報である。


 馬たちはほとんどがフランス、アメリカ、アイルランドからの輸入馬で種牡馬もかなりマニアックな産駒が多い。スカイスワロー産駒とかナイトシフト産駒とか見たことねー。ただよくよく見るとヨハネスブルグ産駒やらプレザントタップ産駒やらもいる。5歳でマルタ1走の馬などもいたので、イタリアあたりで勝てなくなった馬が売却されて来ているのかもしれない。どういう計算になっているのか、斤量にやたら幅があり、重たい馬だと62キロもの斤量を背負わされていた。よくわからんぞマルタのギャロップ。

 だいたいどの馬も月に3回か4回、自己条件の開催ごとにしっかりと出走しているようで、このあたりは日本の地方競馬にも近い。


Marsa Race Track


 しばらくするとわりあいきちんとしたスターティングゲートが出てくる。レース数が少ない割にしっかりしてんな。まあ2レースとも1750mと距離が同じなのであまり動かさず燃費もいいのかもしれないな。
 しかし、あれマックスでも8頭立てしか入らないっぽいな。

Marsa Race Track


 この日は第6レースがオープンの5頭立て、7レースが7頭立てと若干寂しい頭数であったが、最後の直線はかなり接戦になるなどかなり見応えがあった。

 ただ、残念なことに、小頭数のせいか、ブックメーカーの多くが馬券を売るのを放棄していた。一方でトートの馬券も一本かぶりな傾向がある(そのわりに荒れたりもするのだが)。
 もう少し馬券的なうまみが増すと、ますますマルタのギャロップも盛り上がることであろう。


 


>>マルサ競馬場レポートその17へ




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