東京競馬場 その1 ~大きいことはいいことだ~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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   東京競馬場は、わたくし荷桁勇矢が生まれて初めて訪れた競馬場である。


 つまり荷桁の人生はこの競馬場の、ちょうど写真を撮っているあたりにおいて狂い始めたということである...



初めてこの競馬場に訪問した時、荷桁は大学1年生であった。



 荷桁は、愛知県に生まれて、2005年の春に地元の高校卒業と同時に大学進学のため上京した。



 合格したのは第3志望の私大の文学部だったが、まあ、それも人生だと諦めつつ、武蔵境駅近くにある、窓を開けると墓場が見渡せる素敵なアパートで、一人暮らしを始めたのである。



 荷桁の大学は女の子が多くてかわいいという定評が広く世間にあったのだが、残念ながら荷桁はおっさんのような風貌なので普通にしていれば当然のごとくまったく相手にされなかった。おまけに荷桁には、弟が3人もいたため、仕送りもそんなにもらえておらず貧乏でバイトばかりしていた。つまり、どうしよもない状態だったのである。




 そんな荷桁が、同郷の競馬好きな友達に誘われてやってきたのが、2005年秋のジャパンカップだったのである。「2005年に競馬場に初めて行った」というと、「ディープでしょ?」と言われるのだが、荷桁の場合はアルカセットとハーツクライの世界レコードが事始であった。




 それ以来、自宅から近いこともあって、学生時代には開催時に毎週のように行っていた元ホームグランドがこの東京競馬場だ。所在地は東京都府中市。荷桁の素敵なアパートのあった武蔵境からは、西武多摩川線に乗ればドアto門で30分というアクセスである。




 多摩川線の是政駅から歩いて南門から入る行き方は公式サイトにも乗っていない穴場な行き方で、行きも帰りも座って行けるので混雑とは無縁なので非常におススメだ。ちなみに武蔵境からは多摩川競艇や立川競輪にも乗り換えなしでいけるということで、まさにダメになるには持って来いの環境である。




 東京競馬場のいいところは、入ったらすぐに分かることだが、とにかくその広さだ。
 写真を見ていただければ分かるがまあ、とにかく、でかくて広い。



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 GⅠ開催日では10万人以上入ることもよくあるが、身動きがとれないのは、通路付近だけで、前のほうに来ればそうでもない。また、馬券売り場もほとんど並ぶことはない。中山の狭さや、GⅠ開催時の大井やWINSの馬券売場の混雑を考えれば本当に快適である。ターフビジョンも大きいから自分の買った馬がどのあたりで手応えがあやしくなっているかも即座に分かる。




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 しかしあとは、まあ、特にいいこともない。ただの綺麗な競馬場だ。特に食べ物に関しては色々と食べたが、安くて美味いものというのは基本的に存在しない。というか、安くておいしいものを提供しようというコンセプトのもとで営業されている店が存在しない。無難にチェーン店(吉野家・ハンバーガー・寿司など)をかきこむか、弁当でも持ってくるのがいいだろう。




 特にこれを食べろという名物もないのである意味では気楽な競馬場だ。どうしても記念に何かという人には「GⅠ焼き」という甘味があるが、べつに中山競馬場や大井競馬場にもある。グルメに関してはとにかく不毛だ。



 客層は至って平均的で、老若男女無難にいる。汚いおっさんの人生賭けた勝負にも、若者のデートにも、親子のピクニックにも大丈夫だ。ただ、たまに奇声を発する変人もいるので、デートや家族団欒の場になるとの保証はできない。日本の競馬場は国策として、あくまで賭博場として存在しているのだからこれはもう仕方がないだろう。




 東京競馬場は「東京」の名に相応しい、豪華な雰囲気と大規模な設備を持っていることは確かだ。GⅠも多いし、日本随一の競馬場と言ってもまあ、差し支えないだろう。




 ただ、難を言えばそれ以外の魅力はほとんど無い。灰汁が無さすぎて、かえって非常に無機質な雰囲気になっている。こういうところで競馬をしていると、JRAの目論見どおりに金を落としているようで何だか虚しくなるのも事実だ。なんつーかこう、そういうところが改善されると面白いんだけどね。



 ただ、それでも、荷桁は競馬に行ってしまうわけで。つまりは、その、結局、JRAの目論見どおりになってしまっているのも、まあ、まんざらでもないんだろうな。



 この、灰汁が無さ過ぎる違和感というのは、多分来てみないと分からないと思う。日本の競馬の限界っつーのが、何となく感じられるはずです。ただ、それを抜きにしても、やっぱり日本一の競馬場。GⅠの日に暇だったら、足を運んでみるのも悪くはないと思います。



東京競馬場 アクセス:



(鉄道)
・◎本命
京王線府中競馬場正門駅徒歩2分もしくはJR武蔵野線府中本町駅徒歩5分。
・○対抗
京王八王子方面からなら府中駅から歩くのがおすすめ。15分くらいで着きます。
東府中駅から東門へも10分で行けます。混んでるときは試すのもいいかも。
・▲穴
西武多摩川線が使えるなら是政駅から徒歩5分がおすすめ。100%座れます。






東京競馬場 宿泊:


・◎本命
府中駅周辺が無難だとは思います。競馬場まで徒歩。お店もいっぱい。荷物をフロントで預かってもらったりするといいと思います。
府中アーバンホテル ビジネスホテル シティテル府中
このあたりがおそらく便利。

・○対抗
新宿ですかね。電車で少しかかるものの夜遊びや観光には便利。空港や新幹線からも来やすく宿の数が多いから選択の幅が広い。
いっぱいあるので
楽天トラベルあたりで検索してください。

・▲穴
個人的にプッシュしている西武多摩川線を使うなら武蔵境駅がいいと思います。東京駅から一本なので新幹線使う人にはありかも。
ホテルメッツ武蔵境 シティテル武蔵境
地元民ですがこの二つ以外は見たこと無いです。


主なレース:



東京優駿(GⅠ)、天皇賞秋(GⅠ)、ジャパンカップ(GⅠ)など。
GⅠが多いけども、毎日王冠(GⅡ)なんかはハイレベルで面白い。


参考URL:
「JRAホームページ|東京競馬場」
www.jra.go.jp/facilities/race/tokyo/index.html








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若隠居   
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逃げ   
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 競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
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