フレミントン競馬場 その3 ~競馬はパーティ~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

そこに競馬があるから > フレミントン競馬場 > フレミントン競馬場 その3 ~競馬はパーティ~

フレミントン競馬場
フレミントン競馬場スタンドのウラ。電車を降りるとすぐに入場できるぞ。


*フレミントン競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はこちらからどうぞ。





 さて、電車でフレミントン競馬場に到着したらいよいよ場内へ踏み込もう。駅の改札から出てすぐのところに入場門があるので、すぐに競馬場へ入場できる...

フレミントン競馬場


 入場するといきなり楽団?のみなさんがトランペットの演奏をしている。うーん何だか外国のフェアみたいで楽しい感じだぞ。こういうのがいると手拍子したり即興で踊ったりできるから欧米の人っていいですね。荷桁もそういう風になれたらどんなに楽しいかと思いつつもそこまで弾け切れません。


Melbourne



 さて、入場するとすぐそこがスタンドになっている。フレミントン競馬場では持っているチケットによって入れる場所がかなり区切られているので、変にうろうろしても入れないところが多い。


Melbourne


 荷桁のチケットではメインスタンドの「グランドスタンド」にはほとんど踏み込むことさえできなかったので大人しく芝生ゾーン方面へ進む。


Melbourne


 スタンドの裏手の芝生スペースでもけっこうな数の人がワイワイやっている。
 もっと厳粛な雰囲気を想像しておったが、けっこう何でもアリな感じだ。


フレミントン競馬場


 スタンドの下の通路を抜けて芝生ゾーンに向かうと、そこは既に野外パーティ会場と化していた。

 オーストラリアでは、こういうイベントレースがあると、指定席以外のお客さんは基本的にはこのように、芝生にシートを敷いて酒を飲んで、つまみを食べてレースを見て過ごすのが一般的だ。こうしたピクニックのような雰囲気は脇で見ているだけでも楽しいぞ。(ただし、酒の持ち込みはできないようなことが書いてあったので注意は必要だ)。


メルボルンカップ

 見てのとおり老若男女といった感じ。


椅子やらなんやらいろいろなキットを持ち込んで宴会に適した環境を作って、みんなで楽しく競馬を見ている。この無秩序状態は日本の競馬場でやってたらたちまち撤去されそうなものだが、オーストラリアではこうしてみるのが流儀なのだから仕方がない。
 見ていると、小さい子どもの入場が制限されているのか、日本のような家族連れはおらず、仲良しグループが多いようだ。


Melbourne


 年に一度、こうした仲間と競馬を見に集まるというのはこの大都市にあって地縁的なつながりが大事にされているようでいいなあと思う。ああ、なんか何から何までうらやましいぞオーストラリア人。


 もちろん見ることはできないが、こうした庶民の楽しみと同じように、いい席のお客はいい席で、美味しい料理とお酒で楽しく語らっているだろうことが想像できる。馬場の見えないような場所にもたくさんのテーブルが並んでいて、多くの人が飲み食いをしていた。



 こうした光景を見ると競馬場が社交場であり、年中行事だったという伝統が実感できる。日本も地方競馬のダートグレードの日にはこういう風になるといいんだがな。その日をお休みにして市民みんなで競馬場へ行きましょう!みたいな。無理か・・・。


フレミントン競馬場
フレミントン競馬場スタンド

 さて、午後になるとさらに人が増えるので空いているうちにスタンドを一枚撮影。


 こちらがフレミントン競馬場のスタンドだ。


Melbourne


 大きく分けて3つのスタンドに分かれている。真ん中の綺麗なのがグランドスタンドだ。やはりムーニーバレーなんかに比べたら大きくメルボルンのメイン競馬場たる風格が漂っている。


Melbourne


Melbourne


 あとの二つはこんな感じ。ちょっとこじんまりした一角もある。






 さて、ここでフレミントン競馬場の航空写真を持ってきた。コースなどを確認しておこう。


 フレミントン競馬場はもともとフレミングさん一家がやっていた農場で競馬をはじめたのがきっかけということで、これまた綺麗な楕円形ではなく地形を生かした形状になっている。


 コース特徴は何と行っても引込み線のような直線走路。これは長さが1200mあり、新潟競馬も真っ青な1200mの直線レースまである。


 こうして直線の長さと比べてみると、スタンドがすごく小さいように見えるな。

 
 地図の左に見える川はマリビルノング川といい、川沿いにはTHE BANKSというテーブルを並べてあるエリアがあり、ここに入場できる券であれば、ここでも食事やお酒を楽しむことができる。場内のレストランが予約できなくてもいろいろありまっせ(ただしチケットは必要)ということだ。


 さてさていかがでしょうかフレミントン競馬場。


 入場するだけで、メルボルンカップの持つ「ハレ」の雰囲気に圧倒されてしまう感じだが、やっぱり楽しいぞ。


 次回以降まだまだメルボルンカップ観戦記、続きます...



 


>>フレミントン競馬場レポートその4へ



*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。

 ムーニーバレー競馬場 その1 ~オーストラリア競馬~
 カイントン競馬場 その1 ~もうひとつのカップ・デー~
 ガルフストリームパーク競馬場 その1 〜アメリカ競馬事始〜
 ソウル競馬場 その1 〜韓国競馬に手を出すぞ〜
 ポンパノパーク競馬場 その1 ~アメリカのハーネスレース~
 フェアグラウンズ競馬場 その1 〜ニューオーリンズに競馬しにきた〜
 ルイジアナダウンズ競馬場 その1 〜競馬旅行の運の尽き〜
 マルサ競馬場 その1 〜いざ地中海競馬へ〜
 ニコシア競馬場 その1 〜空路キプロスへ〜


*フレミントン競馬場に関する記事は以下にもあります。

 フレミントン競馬場 その1 ~メルボルンカップ事始~
 フレミントン競馬場 その2 ~メルボルンカップ・デー~
 フレミントン競馬場 その3 ~競馬はパーティ~
 フレミントン競馬場 その4 ~レーシング!~
 フレミントン競馬場 その5 ~ドレスコード~
 フレミントン競馬場 その6 ~いざメルボルンカップ~
 フレミントン競馬場 その7 ~宴のあと~


PR
そうだ 競馬、行こう。
ブログ内検索






















プロフィール
HN:
荷桁勇矢   
性別:
男性
職業:
若隠居   
趣味:
逃げ   
このブログについて
 このブログは「そこに競馬があるから」といいます。
 競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
 紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
 またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。

連絡先:
nigetayuyaあっとgmail.com
ツイッター:
https://twitter.com/YuyaNigeta
note:
https://note.mu/nigetayuya/
Flickr:
http://www.flickr.com/photos/nigeta/
競馬本紹介ブログ始めました。
荷桁勇矢の競馬本ガイド









忍者ブログ [PR]