日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > クランジ競馬場 > クランジ競馬場 その19 ~クランジ競馬場 スタンド裏手・パドック周りの空間~

クランジ競馬場のパドック近く
*クランジ競馬場レポートのつづきです。
初めからお読みになる方はクランジレポートその1からどうぞ。
どうも。荷桁です。今回もクランジ競馬場レポートを続けていければと思います。
前回のレポートまでは3階をウロウロしておりまして、そちらで一応メインスタンドの1階、2階、3階と荷桁が訪問時に行ったスタンドのフロア内の様子はおおよそ紹介しきったことになります。
今回からしばらくはスタンドの紹介に含めてもいいといえばいいのですが、室内というよりは屋外にあたるスタンドまわりの施設というか空間を見ていければと思います。まあ、こうして言葉で説明したところで、よく分からんと思いますので、とりあえず始めてしまいましょう...

っつーわけでクランジ競馬場である。
今回はクランジ競馬場のスタンド裏手にあった一帯を見ていきたいと思いやす。日本の競馬場でもよくあるパターンなのだが、競馬場を始めとするレース系のギャンブル場というのは全部の機能がスタンド内に集約されているケースはあまりなく、だいたいパドックがスタンドの外にあり、そのパドックとスタンドの間の屋外空間にも馬券売り場なんかが設けられていることが一般的だ。お客の動線のうち一定がパドック→馬券売り場→スタンドを通過して走路前で観戦→またパドックへというサイクルで動いていることを思うと、意外とこの、パドック=スタンドの間の空間はけっこうお客さんの通行量も多く、競馬場の中でも特に賑わっていることが多いものである。
クランジ競馬場もスタンドの裏手にパドックがあったスタイルの競馬場であったので、やはりこのスタンド裏手の屋外部分というのは人の通りも多く、多くの馬券売り場が並んでいたので、今回はそのへんを見ていこうと、そういうことである。
ってなわけで、今回はスタンドの中に入らずさっそくスタンド裏手のあたりに向かっていくことにしよう。見ての通りスタンドの外とはいえ、こんな感じで2階がせり出すような形で屋根になっているので1階部分は雨にぬれずに移動が可能である。


進んでいくとさっそく馬券の販売機が壁際にずらりと並んでいる。うむうむ鉄火場感があってよろしい。

馬券販売機の横には突如として「NORTH END」と書いた扉が現れる。直訳すると北端だが、スタンドの北の端という感じにあるわけでもなく、いったい何をもってスタンドのこの箇所がNORTH ENDとされているのかよくわからない感じだ。どうやら業務用の扉のようで、一般人はみなこの扉はスルーしていた。今となってはどうでもいい話だが、もやっとする箇所である。

NORTH ENDのドアを過ぎてふりかえって一枚パシャリ。特に意味はないが、別の角度でも見ておくと何となくこんな感じだったというのがより分かっていいのではないかということで。

ここまでくるとパドックが見えてくる。さっき言ったスタンドの裏にパドックがあるという感じというか距離感、雰囲気がだいたいお分かりいただけたかと思います。





このスタンドとパドックの間の空間には屋根がついていて、こんな感じで売り場およびベンチが設置されていて、シンガポール競馬オヤジたちの巣窟となっている。




以前のレポートでもクランジ競馬場はパドックとスタンドの間に馬道(日本の中央競馬だと”はなみち”と呼ばれることが多い)があって、それがスタンド1階を突っ切るような構造になっていると申し上げたが、その馬道に沿ってもモニターやベンチが並んでいる。
本場だけでなく他場開催も含め、快適な感じである。日本の中央競馬なんかだと屋外のベンチは少ない(じいさんが新聞敷いて占領するからあまり置きたくないんでしょうな)のと、画面もこんなに一覧性のある感じで充実していないので、このへんはクランジの規模感だから出せる快適性なんでしょうな。

さて。そんな流れで、馬道まで来たのでこちらを横断。スタンドの南側エリアへと移動する。



まずスタンドの壁沿いだが、こちらは先ほどと同じように販売機とモニターが並んでいる感じだ。

さらに進むと何やら改札機がある。奥にエスカレーターがあるので、特観か関係者席につながる感じなのだろう。


このへんまで来るとさすがにパドックから離れすぎになるのか、やや閑散としている感じだ。

ちなみに、この近くにはこのような謎のオブジェがある。こういう謎のオブジェは国を問わず競馬場内に作られがちですよね・・・。


さて、この先には特に何があるわけではないので、もう一度来た道を戻って、先ほどの馬道の横断ポイントまで向かう。




こちら側にも馬道にそって、モニターが並んでいるがベンチがずらっとという感じではない。


実はこちら側はこんな感じのテーブル席があるので、わりと友人同士でワイワイやっている人が多いのだ。
これも日本だとあまり見かけられないが、本場動員が少ない競馬場なんかはもっとこういう家族で弁当広げたり、グループでお酒飲みながらまったりできるようなテーブルを多く設置するということをやってもいいんじゃないかね。いまだと、売店の横だけ立食テーブルがあって食ったらサッサといなくなれって感じなので。




ビールや食べ物を飲み食いしている人もいるが、ちゃんとこの空間の近くには売店があって、こうしたお客の需要にこたえている。まあ、特観席があんな感じなので、庶民にとっては、このへんの席でビール飲みつつワイワイ馬券買うくらいが一番コスパよく楽しめる感じなのだろう。


当然この周辺には馬券売り場があるのだが、熱気や人口密度を考えるとこのへんの売り場が一番賑わっていたかもしれないな。

荷桁が行った時には営業していなかったが、こんな感じのかつてはバーカウンターとして営業していたと思われる場所もあった。ナイターで多く集客していたころはこのバーカウンターも大忙しだったんだろうなあ。まあ、今はこんな感じなので、売店で買った缶ビールを飲んで往時のクランジ競馬場の賑わいに思いを馳せてしまったぜ。

さて。ってなわけで、クランジ競馬場のスタンド裏手のパドック周辺の空間を一通り見てまいりました。何となく雰囲気お分かりいただけたと思いますが、スタンドの中以上にクランジ競馬場の常連にとってはワイワイガヤガヤ馬券を買った思い出の空間が、このレポートで見たあたりなのかなあと思います。
お次はクランジ競馬場のパドックを見ていければと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします・・・。
>>クランジ競馬場レポートその20へ
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