ニコシア競馬場 その10 〜コースが狭い〜 そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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Nicosia Race Course
ニコシア競馬場


*ニコシア競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はこちらからどうぞ。




 早いものでニコシア競馬場レポートも10回を数えてしまった。Flickrを使うようになってから、写真が充実するようになり、ついつい投稿数も増えてしまう。まあ、しかしマルサ競馬場とかニコシア競馬場の詳細な情報が増えていったところで果たして何かの役に立っているのだろうかという素朴な疑問は禁じ得ないのだが...

そんな辛気くさい話はさておき、ニコシア競馬場のコースとレースについて話を続けていこう。


大きな地図で見る


 こちらがニコシア競馬場を上から見た図である。きれいな楕円というわけでもなく少し四角に近い形をしていると言える。ここもマルサ競馬場と同様、ダートコースのみ、左回りのコースである。



Nicosia Race Course

 レースはほとんどが1500m戦である。一周が1200mほどなので、直線の半ばがスタートということになることが多い。

 ほか1200mや1000m、1600mのレースも組まれているが数は少ない。


Nicosia Race Course


 それらのレースの場合はポケット部分からの発走となる。写真は1角付近、1200mのスタート地点だ。この日の最も長い1600mでも4角のポケットからスタートなので、多くてもコーナーワークは4回しかない。極端な小回り競馬場というわけでもないのだ。



Nicosia Race Course


 ニコシア競馬場の最大の特徴と言えば、走路がやたらと狭いことだ。幅員は20mをはるかに下回ると思われる。おそらく15mほどしかないのではないだろうか(グーグルマップの縮尺だと確実に20mは切っている)。

 名古屋などあまり大きくないイメージの競馬場でもおよそ23mのコース幅がある。浦和競馬場の1番狭いところが16mなので、それがほとんど1周続いているわけで、これはちょっと大変そうである。やってる本人たちからしたらこれしかないので慣れっこなのかもしれないが。

 多頭数だと最初のポジション取りが大変そうな感じは見て取れる。


Nicosia Race Course

Nicosia Race Course


 最後の直線も当然ながら密集度が高くなる。

 写真はまだ頭数が少なかったレースなのでいいが12頭立てのレースになると外ラチいっぱいまで馬が来るので見ている分には結構な迫力である。しかし、コスモバルクみたいな馬がいたら大変だろうなあ。斜行癖のある馬はガチで危険だろう。

 まあ、しかし狭い走路なら狭い走路なりに楽しみもあって、なんといっても馬のスピード感がダイレクトに伝わってくるのはメリットだろう。東京の直線なんか広すぎて、坂もあるので、実際に間近でみないことにはちゃんと走っているのかもよくわからないくらいスピード感がさほど感じられないことと思う。特にテレビ中継などで見ると顕著だ。

 しかし走路が狭いと視覚効果もあって、かなりの迫力が出る。狭いところに6頭くらいが追い込んでくると、文字通りゴールに「一斉に飛び込んでくる」といった風情で大変手に汗握るところだ。そんなコースなのにいい写真が撮れなかったことが悔やまれる。






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