そこに競馬があるから

日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場　その８　～新スタンド３階～

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ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場

＊ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場レポートその１からどうぞ。

　どうも。荷桁です。今回もロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場（パトゥムワン競馬場）のレポートをしてまいりたいと思います。

　さて。ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場のスタンドを見ていっておる訳ですが、今回は前回のレポートの新スタンド２階から１つフロアを上げまして、新スタンドの３階の様子をみてまいりたいと思います。

　入場料が安いエリアの３階ということで２階に引き続きディープな風景が広がる可能性がありますが、引き続きお付き合いの程、よろしくお願いいたします...

　さて。それではロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場のスタンド徘徊を続けていくことにしよう。

　２階から３階はこのような階段を上っていく。階段の途中には中山競馬場の階段を彷彿とさせる感じでオッサンたちが腰かけている。やっぱアジアの競馬場はこうじゃないとあかんぜ。オッサンの脇をすり抜けて３階へと歩みを進めていく。

　シャッターの半開き感もたまらねえぜ。

　さあ、っつーわけで３階に来たが、いやあ、いいねえ。いいねえ。鉄火場だねえ！

　見ての通り、２階と同様の熱い鉄火場が広がり、バンコク競馬オヤジたちがワイワイと馬券を買ったり予想をしたりという感じである。

　コンコースは２階と同様、向こうまでわーっと見渡せる感じ。走路でないほうのサイドには馬券売り場がずらっと並んでいる。

　ロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の観覧席は１～２階、３～４階と大きく二層に分かれているが、ここ３階は上段の下の方にあたるため、写真のとおり、観覧席の下にフロアがあるような形になっている。したがって２階や４階よりもやや薄暗い雰囲気になっているのだが、それがまたこのフロアの鉄火場感を高めている感じでいいのである。

　そして、このフロアにもこんな感じでパンチが効いたバンコク競馬オヤジたちがモニター前やらベンチやらに陣取っていてなんとも素晴らしい光景が広がっている。なんとなくグループで連れ立って来ているという感じでもないのだが、たまたま居合わせたのか、よく会う常連なのかはよく分からないが、なんだかみんなでワイワイやっていていい感じだ。なんか、福山競馬場あたりの雰囲気に似ている感じである。

　そして、出ました。アジアの競馬場にはありがちなジベタリアン競馬オヤジたち（左の方は長髪の男性か、女性か、レディーボーイかよくわからないが）。タイはもともと裸足の生活で床にも座るというカルチャーなので、あまりこのへんには抵抗感がないのかもしれないな。

　馬券売り場については２階と大きく変わらなかった。相変わらずおばさん以外にも若い女性、若い男性、おじさんと日本の馬券売り場ではなかなか見かけないような年齢層の馬券売りもいてバラエティーに富んでいる感じである。

　列を作る柵はやや場所によって間隔などが異なっているようだ。ここもどの部分にどう並べばいいのかなどの矢印などは書いていないが、現地競馬オヤジたちはなんとなく統率をとりつつ利用しているので、なんとなく流れにのっておけばよさそうである。
　

　３階にも２階と同様に、もっとも１コーナー寄りのところに食堂がある。食堂の前には屋台もあり、飲料やらメシやらを売っている。

　反対側にあたるもっともグランドスタンドエリアに寄ったところにも屋台がある。ぶら下がっている黄色い看板を見るに、麺類の屋台の様子だ。

　金網の向こうにもわーっとフロアが広がっているが、そちらがグランドスタンドエリアだ。こんな感じの仕切りなのでお互いの様子はちょっとずつ観察することが可能だ。

　こちらの屋台はテーブルのすぐ脇に騎手の名前を発表する黒板があるため、食事するオッサンの横に、騎手名をメモるオッサンがいたりしてややカオスな雰囲気である。メシを食っている脇にオッサンが立っていたり、下手するとチョークの石灰がメシに入ってしまいそうな気がしないこともないが、まあそういう細かいことは気にしないというのがタイらしくてよろしい。

　そしてこのフロアでもごく自然に酒盛りが行われている。銘柄はLEO派とChang派に分かれているようだが、ワイワイとビールを飲みながら仲間同士で競馬予想をしている光景を覗き見るのは、タイ人のそれであろうとやはりいいものである。この光景はやはりいつまでも残しておいてほしいものよのう。

　さて。そんなわけでロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場の新スタンド３階でございました。まあ、２階とそんなに変わらないのではありますが、このフロアもなかなかの鉄火場エリアだということがおわかりいただけたことと思います。

　次回以降もロイヤルバンコクスポーツクラブ競馬場のスタンド内を嘗め回すように徘徊してまいりますので、よろしくお付き合いの程お願いいたします。