姫路競馬場 その13 ~姫路競馬場 スタンド2階~ そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

そこに競馬があるから > 姫路競馬場 > 姫路競馬場 その13 ~姫路競馬場 スタンド2階~

姫路競馬場のスタンド2階
姫路競馬場のスタンド2階



*姫路競馬場レポートの続編です。
 初めからお読みになる方は姫路競馬場レポートその1からどうぞ。

 また、この記事は姫路競馬場レポートの2016年8月の訪問記事です。
 この訪問の分だけをお読みになる方は姫路競馬場レポートその8からどうぞ。







 さて、姫路競馬場レポートのつづきです。



 前回のレポートでは姫路競馬場のスタンド1階の様子を見てまいりましたが、今回は一つ階を上がって2階の様子を見ることにいたしましょう。


 1階のほうは投票設備もほとんどがなくなっており、やや閑散とした雰囲気を醸し出しておりましたが、2階のほうはどうなっているのでしょうか。ひとまずの現状把握ということで、淡々と見ていければと思います...


姫路競馬場2階コンコース



 姫路競馬場の2階は構造的には、スタンド北側と南側に広い通路が2本あり、間に投票所があるというよくある構造をしている。



 以前訪問したときと同様に、2階は冷暖房が完備されているので快適性は高く、一番人も多く人気のフロアだ。地方競馬場は冷暖房が効いているフロアというと、有料エリアになっていたり、休憩はできるが馬券は買えないスペースになっていたりすることも多くて観客泣かせだが、姫路競馬場においてはそのあたりの心配は昔も今もいらないのである。




姫路競馬場



 スタンド南側の通路には中央競馬の馬券を買えると思われる真新しい発売機がずらりと並んでおり、いわゆる「ウインズ姫路」として、この競馬場がしっかりと機能していることを匂わせている。この日、その大半は券売機の前に椅子が置かれるなどして稼働していなかったが、土日ともなればしっかりと稼働するのであろう。



 もはやこのブログの読者の方には説明不要に近い基礎知識かとは思うが、姫路競馬場は土日にはJRAの場外発売所であるウインズ姫路として機能している。その歴史は意外に古く、2003年より中央の馬券を売り始めている。かなりの間「姫路場外」という呼称であったが、2012年よりウインズ姫路(姫路競馬場内)に正式名称が変更されているぞ。荷桁もあまり意識していないうちに変わってしまった。



 数字の裏を取っていないので定かではないが、まあ常識的に考えて平日の園田競馬の場外と土日の中央の場外とでは当然後者のほうが集客はいいだろうから、このフロアがもっともにぎわうのは中央のG1発売日あたりになるのだろうな。荷桁は中央も地方も、それこそ競輪も競艇もオートも同じところで同じように買えたらいいなと思っている派なので、相互発売はまったく否定はしないが、こういうブログをやっていると、中央の場外発売日の様子なんかも見てみたくなってしまうのでいかんな。




姫路競馬場の2階西端

姫路競馬場の2階中央




 東西の通路をつなぐ南北縦の短い通路には画面と椅子が備えられており、競馬オヤジたちに人気のエリアになっている。



 街場のウインズなんかは椅子が少なくて苦労することも多いが、姫路競馬場は老人に優しく、椅子だけはなるべくたくさん置こうという雰囲気があるため、場内をうろうろしていても、ふと腰掛やすくていい感じだ。昨今、地方競馬場で中央の馬券を買うことができる場所が増えているが、意外とこういうところの方が椅子が多くて快適なのかもしれねーな。




姫路競馬場2階コンコース



 北側の通路は園田の場外発売のメインになっており、多くの機械が稼働していた。荷桁は2008年に初めて姫路競馬場を訪問した際にまさにこのあたりで喧嘩が勃発した場面に遭遇しており、そのことが思い出される。この日は極めて皆さま、実に平和に観戦をされておりました。





姫路競馬場2階売店



 姫路競馬場のスタンド2階には飲食店はないものの、売店がひとつだけ存在している。何やらタバコやらお菓子やらは取り扱っているが、飲料はまったく取り扱っていない。姫路競馬場内にはほとんど売店がないのだからもう少しいろいろなものを置いてみてもよいと思うのだがな。冷蔵庫などに資金を投資しても回収できないという読みなのだろうか。子ども用のガチャガチャを大量に並べていた佐賀競馬場の売店や、生理用ナプキンまで置いていた京都競馬場の売店の熱意を見習ってほしいものよのう。




姫路競馬場のウォーターサーバー



 このような水やお茶の無料サービスはしっかりと行われていた。他場のそれと比べて幾分こぎれいなマシンで好感が持てる。夏場の姫路競馬場は暑いので水分補給はこまめにしておくとよいぞ。





姫路競馬場2階からの眺め


姫路競馬場2階からの眺め



 さて、当然のことながらスタンドの2階からは、外の観客席にも出ることができるぞ。




姫路競馬場の2階からの眺望


 姫路競馬場の観客席はベンチ形式ではあるが、きちんと背もたれもあって快適な作りになっている。また競馬が再開されたらここからレースを眺めたいものよのう。




姫路競馬場




 場外発売とはいえ、ターフビジョンではしっかりと園田のレースを中継してくれるので、暑いところではあるが、敢えて外で観戦するというのもオツな楽しみ方だ。何といってもこの素晴らしい景色があるわけなので、これを拝みつつぽけーっとレースを眺めるのもしみじみいいものなのである。





姫路競馬場のパドック


姫路競馬場パドック




 ちなみに余談をひとつ。


 かつて姫路競馬場の2階はパドックとともに、遠く姫路城が一緒に眺められるという素晴らしいスポットだったのだが、こちらは今でも変わらず眺めることができる。



 しかし一点だけ、2016年に撮影した、下の写真をご覧いただければお分かりになると思うが、手前のところにけっこう大きいマンションが建ってしまったのである。競馬が再開したらリニューアルした姫路城と、パドックという写真を撮れるかなあと思っていたところだが、なかなかうまくはできていないなあと思った次第である。やはり思い立ったが吉日。公営レース場には行けるときに行っておくのが一番だなあと思った次第である。

 

 トータルで見て、姫路競馬場の2階はあまり以前と変わりがないのかなと感じた。まあウインズとしてやっている部分もあるのでしばらくは大きく変わるようなことはないだろう。願わくば、ちょいと気の利いたつまみでも出す売店と、ビールスタンドでもあれば言うことないんだがなあ。まあ、それは贅沢と言うものか。




 ってなわけで、姫路競馬場の2階も見ましたので、お次は特観席に向かいたいと思います・・・。




 



>>姫路競馬場レポートその14へ






*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。

 園田競馬場 その1 ~園田競馬は尼崎~
 福山競馬場 その1 ~私的福山競馬史~
 阪神競馬場 その1 ~阪神競馬場の歴史と私的な思い出~
 京都競馬場 その1 ~淀の競馬の歴史と今~
 金沢競馬場 その1 ~金沢けいば冬景色~
 笠松競馬場 その1 ~名馬・名手の里~


*姫路競馬場に関する記事は以下にもあります。

 姫路競馬場 その1 ~初夏だけのパラダイス~
 姫路競馬場 その2 ~パドックとエリザベスクィーン~
 姫路競馬場 その3 ~いろいろと姫路スタイル~
 姫路競馬場 その4 ~いつか勝利する日~
 姫路競馬場 その5 ~追加レポート前編~
 姫路競馬場 その6 ~追加レポート後編~
 姫路競馬場 その7 ~いまひとたびの姫路へ~
 姫路競馬場 その8 ~姫路競馬場 アクセス~
 姫路競馬場 その9 ~姫路競馬場の現在~
 姫路競馬場 その10 ~姫路競馬場のスタンドに近づく~
 姫路競馬場 その11 ~姫路競馬場のスタンドをぶらり一周する~
 姫路競馬場 その12 ~姫路競馬場 スタンド1階~
 姫路競馬場 その13 ~姫路競馬場 スタンド2階~
 姫路競馬場 その14 ~姫路競馬場 特観席~
 姫路競馬場 その15 ~姫路競馬場 グルメふたたび~



PR
そうだ 競馬、行こう。
ブログ内検索






















プロフィール
HN:
荷桁勇矢   
性別:
男性
職業:
若隠居   
趣味:
逃げ   
このブログについて
 このブログは「そこに競馬があるから」といいます。
 競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
 紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
 またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。

連絡先:
nigetayuyaあっとgmail.com
ツイッター:
https://twitter.com/YuyaNigeta
note:
https://note.mu/nigetayuya/
Flickr:
http://www.flickr.com/photos/nigeta/
競馬本紹介ブログ始めました。
荷桁勇矢の競馬本ガイド









忍者ブログ [PR]