日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > 釜山慶南競馬場 > 釜山慶南競馬場 その1 ~プサンに競馬しにいくぞ~
釜山の夜の街並み
どうも。荷桁です。
さて、今回からしばらくはタイトルにありますように、釜山慶南(プサンギョンナム)競馬場という競馬場をレポートしてまいります。いやあ、やはり海外の競馬場のご紹介はテンションが上がりますねえ。
さて、既にピンと来ている方も多いかとは思いますが、今回ご紹介いたします釜山慶南競馬場は韓国第二の都市である釜山(プサン)にある競馬場でございます。既にこのブログでは韓国の首都ソウルにあるソウル競馬場を訪問してご紹介したレポートがあるので、韓国の競馬場はこちらで2か所目のご紹介ということになりますな。
荷桁が釜山慶南競馬場を訪問したのは2017年の5月のこと。というわけで、これからのレポートにて掲載されている情報は訪問時のものだというご認識でお願いできればと思います。またこのブログでは釜山慶南競馬場という場名は基本漢字表記で統一する予定ですのであらかじめご了承ください。
また、片仮名読みについてはプサン・キョンナム競馬場とする情報と、プサン・ギョンナム競馬場とする情報とが混在しております。一応、韓国馬事会の公式サイトでは「ギョンナム」となっておりますので、当ブログではそちらに準拠していこうと思います。細かい話ですが、そのへんご了承の程、よろしくお願いいたします。
さて、説明臭い話から初めてしまいましたが、まずは何ゆえ釜山に行くことになったのかというところから、話を進めていきましょう...
ことの起こりは、2017年3月頃、荷桁の行きつけの居酒屋での会話だった。
荷桁がよく行くこの居酒屋は近所に住む常連が多いので、比較的お客同士が仲良くなりやすい傾向があり、ちょくちょく宴会や旅行など、常連同士でいわゆるオフ会的なことが行われていたのである。そんな中、Oさんという常連さんが「こんどみんなで釜山行こうや!」と言い出したのである・・・。
聞けばOさんは仕事の都合やプライベートでよく韓国に行っており、向こうのこともよく分かるし、ガイドの知り合いもいるので、まとめて面倒見たるわ!とのこと。確かに航空券も安いし、関空から近いし、ありかもしれないな、とのことで、トントンと話がまとまり、2017年の5月のGWの翌週に、その店の常連同士、総勢6名で釜山に行くことになったのである。
みなさんご存知のとおり、荷桁は旅先でレース場に行かないと禁断症状が出るという病気なので、韓国の競馬開催団体である「韓国馬事会(KRA)」のウェブサイトで釜山慶南競馬場の開催日程を調べたところ、うまいこと日曜日の開催に行けそうだったため、同じく競馬好きで香港のシャティン競馬場にも行ったことがあるというUさんというオッサンと2人で日曜日だけ別行動をして競馬場に行くことにあいなったのである。
ってな流れで釜山慶南競馬場に行くことになったのだが、まあ、大半はどうでもいい経緯ですな・・・。
さて、ではどうやって釜山に行ったのかという部分だが、今回の旅行はウェブ系旅行会社のDeNAトラベルで予約をした。関空=釜山間のエアプサンでの往復航空券と3泊4日のホテル込みで一人約3万5000円と、国内旅行に行くのがバカバカしくなるレベルの金額で釜山に行くことができた。
ホテルもそこそこのホテルで、ベッドタイプを指定した追加料金を払ってこれである。フェリーを使ったり、サウナに泊まったりしてもっと安くあげる方法もあるとは言え、3泊4日で3万5000円ならまあ、安いと言ってしまってよかろう。ツアーでよくある免税店に無理やり寄らされる送迎もなしだ。LCCの恩恵がある関空にアクセスのいいところに住んでいてよかったぜ。
ってなわけでしょーもない説明がダラダラと続いてしまいましたが、2017年の5月、荷桁は釜山へと旅立ったわけなのでございます。
関空から釜山までは飛行機で1時間30分ほどで着いてしまう。釜山の金海国際空港が近づくと窓の下には翌日に行く競馬場のお姿が見えた。
ソウル競馬場と同じくダートのみの立派な競馬場のようである。うむ。楽しみだ。
さて、ってなわけで釜山の金海国際空港にご到着だ。競馬は翌日につき、まずは市街地にあるホテルに移動することになる。
空港から市街地までは金海軽電鉄という新交通システムと、地下鉄を乗り継いで行くことになる。基本、日本語表示の券売機で切符も買えるし、治安もいいので、余程旅慣れていない方以外は問題なく目的地まで着けることかと思う。ただ、市街地まではけっこう距離があるので、荷物が多い方や体が弱い方はリムジンバスを使ったり、送迎付きのツアーにしてもよいかもしれない。
切符を買うのにはけっこう小銭がいるので空港の両替では1000円~2000円分くらいをひとまず両替しておくとよいだろう。1000ウォン札がたくさんあるとなおよしだ。
釜山はソウルに次ぐ韓国第二の都市で市域はけっこう広い。人口は350万人である。
実際に街を歩いてみると、日本に比べると少し路上のゴミが多いが、治安もよく、基本的には快適な感じだ。ソウルに比べて日本人観光客がそこまで多くないせいか、日本語は観光スポット周辺でしか通じない傾向があるが、若い人はわりと英語も話せたりするので、ハングルが読めねえという以外はコミュニケーションで困ることもそんなにはないだろう。まあ、海外旅行初心者でも無難に楽しめる街と言ってしまってよいだろう。
釜山は世界的に有名な分かりやすい観光スポットはないので、基本的には買い物やグルメ、サウナやマッサージ、カジノなどを楽しみにいくイメージだ。だいたい観光客が宿を取る場合は、南浦洞(ナムポドン)、西面(ソミョン)、海雲台(ヘウンデ)のどこかということが多いだろう。
ざっくり言うと、
南浦洞 → 海鮮と市場
西面 → 買い物
海雲台 → リゾート
という感じでそれぞれのエリアがおおよそ特徴づいているので自分の趣味嗜好とご予算で宿を取ればOKである。特にどこが治安が悪いということもない。
それぞれのエリアは地下鉄で15~30分ほど距離があるので、一日で全部まわろうとするとかなり駆け足になってしまい、けっこう大変である(東京で言うと渋谷と銀座と上野を一日でまわるような感じとでも言おうか)。荷桁の印象ではあまりスケジュールはつめこみすぎず、ダラダラとほっつき歩きに行くという感じで行くのがよさそうな感じであった。
競馬場に行くには、海雲台からは少し遠いかな、という印象ではあるが、どこに泊まっていても特に問題なく行けるので、競馬場のことはあまり気にせずに宿を選べばOKだ。カジノに行きたいと言う方は、カジノ併設ホテルないしその周辺のホテルを取るとよいでしょうな。
ちなみに、荷桁は南浦洞と西面の間の中央駅近くにあるクラウンハーバーホテルというホテルに泊まった。このホテルは交通の便はよいが、まわりがオフィス街なので、土日に開いているお店が少ないというのは少し残念だったが、逆に静かでよかったとも言える。まあそのへんは好き好きだろう。見てのとおり超豪華ホテルという感じではないが、綺麗で過ごしやすい無難なホテルであった。
さて、そのまま競馬場に行ってもいいのだが、ひとまず今回くらいは釜山の観光情報なんかも紹介しておこう。
ひとまず釜山でひとつだけ観光地を挙げろと言われたら、こちらのチャガルチ市場になるだろう。南浦洞近くにある韓国最大級の海鮮・鮮魚の市場である。卸のほか、小売り店や飲食店も入っており、見るだけでも、海鮮を食べても面白いスポットだ。
チャガルチには、いわゆるチャガルチ市場と呼ばれるメインの市場のほか、新東亜水産物総合市場、さらには場外の路上市場と大量のお店があり、見ているだけでも楽しいのでこういうのが好きな方はブラブラしてみるとよいだろう。
今回の旅は先述のとおりOさんが手配したガイドの方(御年67歳・飲食店経営)がいたので、そのガイドさんの案内で新東亜水産物総合市場で海鮮をいただいた。食うのに夢中であまり魅力的な写真がなくて恐縮だが、刺身や焼き魚などをいろいろいただけたぞ。
ガイドさん曰く、チャガルチ市場のメイン市場は基本仲卸なので、観光客がそこで売られているものを食べようと思うと、1階の鮮魚店で魚の値段を交渉して、2階の食堂に買った食材を持っていってさらに料理代を払わないといけないから、選ぶ楽しさやアラ鍋も食べられるメリットはあるけど、いかんせん、値切り交渉や店への移動などが、ちょっとめんどくさいとのこと。
ほかにも「今は新しく建て替わっちゃったからね~」とガイドさんは残念そうに言っていたので、もしかしたら新しくなったことで昔あった魅力がなくなってしまったのかな?まあ今となっては知る由もないが。
逆にサクッと無難に刺身を食べるだけなら比較的観光客でも利用しやすい新東亜水産物総合市場の1階で食べとけばOKとのこと。このフロアは基本海産物の小売店なのだが、ほとんどの店が販売スペースのすぐ脇にテーブルやカウンターを持っており、商品を捌いてすぐに出してくれるのである。あれをくれと言えばすぐ出て来るし、グランドメニューもあって会計も比較的シンプルだ。
日本語がそこそこ通じる店主もいるので、余程のド素人ぶりを発揮しなければぼられたりすることもなさそうな雰囲気であった。
ちなみに、新東亜水産物総合市場の3階には座敷スペースの「刺身センター」なる空間もある。1階で食材を買って持ち込んでもいいし、メニューを見ながら注文してもよいというスタイルらしいので、アラ鍋なども含め腰を据えて食事をしたい方はこちらもご検討を。
もちろんメインの市場や場外市場の食堂のほうもそれはそれで楽しさはあると思うのでそれぞれの趣味嗜好や状況に合わせてお店を選んでいただければと思いやす。
というわけで何やら釜山の話やら市場や海鮮の話やらばかりしてしまいましたが、あまり観光の話ばかりしていても仕方がないので、ここいらでやめにしましょう。釜山の観光情報についていろいろ知りたい場合は基本的には他のウェブサイトを見てほしいのですが、もし荷桁に聞いてみたいという変わった方がいらっしゃいましたら、メールなりいただければと思います。
さて、っつーわけで無事に釜山に到着いたしましたので次回のレポートからは釜山慶南競馬場にまいります。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
>>釜山慶南競馬場レポートその2へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
ソウル競馬場 その1 〜韓国競馬に手を出すぞ〜
ハッピーバレー競馬場 その1 ~香港マカオへ旅打ち行った~
シャティン競馬場 その1 ~そして香港に戻る~
タイパ競馬場 その1 ~ひとまずマカオ競馬へ~
セランゴール競馬場 その1~いざマレーシア競馬~
フートー競馬場 その1 〜さらにベトナム競馬へ〜
*釜山慶南競馬場に関する記事は以下にもあります。
釜山慶南競馬場 その1 ~プサンに競馬しにいくぞ~
釜山慶南競馬場 その2 ~釜山慶南競馬場 アクセス~
釜山慶南競馬場 その3 ~レッツランパーク釜山慶南~
釜山慶南競馬場 その4 ~競馬新聞と入場券~
釜山慶南競馬場 その5 ~スタンド手前の憩い空間~
釜山慶南競馬場 その6 ~釜山慶南競馬場 パドック~
釜山慶南競馬場 その7 ~馬券の買い方~
釜山慶南競馬場 その8 ~釜山競馬を予想してみるぞ~
釜山慶南競馬場 その9 ~いざ勝負!釜山ギョンナム!~
釜山慶南競馬場 その10 ~スタンド1階のジベタリアン~
釜山慶南競馬場 その11 ~スタンド3階・2階~
釜山慶南競馬場 その12 ~屋外席とスタンド周辺~
釜山慶南競馬場 その13 ~釜山慶南競馬場 グルメ~
釜山慶南競馬場 その14 ~何故か釜山でコリアンダービー~
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