ソウル競馬場 その8 〜ソウル競馬攻略〜 そこに競馬があるから 忍者ブログ
日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。

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Seoul Race Park 서울경마공원 ソウル競馬場
ソウル競馬場直線入口の叩き合い。このあたりからは力勝負になる。


*ソウル競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はソウル競馬場レポートその1からどうぞ。






 さて、さて、ハングル文字しかなくてさっぱり読めない新聞を持って、ひとまず馬券を買ったらば、まずはレースを見てみましょうということで、今回はレースについて述べてまいります...

この日のソウル競馬場のレースは1000Mから2000Mまで、わりと多彩なレースが行われていた。画一的な距離のレースが多い日本の地方競馬とはここでも違いがあることが分かる。日本と同じように下級条件ほど短距離が多いのはご愛嬌だが。


 予想の話を少ししよう。
 大体、競馬新聞を見ると、★ ◎ ○ などの印がついており、オッズもやはりそうした印のついた馬から売れていることが多い。あとは馬柱についている戦績と持ちタイムなどから馬の強さなどを図りつつ予想をしていく。


Seoul Race Park 서울경마공원 ソウル競馬場

 なにせ直線が長いので展開を重視したいところだったのだが、ハングルが読めないので、上がりタイムと思われる数字でしかその馬の脚質を予想できないのがつらいところだ。

 ちなみに日本と同じく馬体重が発表されるため現地のオヤジはわりと競馬新聞にその数字を書き込んでいた。馬体重は日本でも若干当てにならないところはあるが、変動の大きい馬は切るなど材料には充分なるだろう。ってかそのくらいしか予想の根拠がないので。

 話はそれるが、馬体重をわざわざ計測して発表している競馬場って日本と韓国でしか見た事がない。そう考えると予想の材料くれて、とても親切に思えるが、何故か当たらないんだよな。


Seoul Race Park 서울경마공원 ソウル競馬場


 レースは日本と同じく発馬機があるため、ほとんど変わらないが、やや異なるのは、暴れる馬を制すためか、厩務員っぽい人々がスタートするまでゲートの上にいたままなのである。日本だと、機内に入れてしまったらさっさと脇にどくのだが。ちょっと不思議な光景だ。


 ごらんのとおり、大きなスクリーンが2つあるため、どこにいても、画面で馬の動きを追う事ができる。

 レース展開はわりと落ち着いており、離して逃げたり、わざと大きく下げたりなどの動きはあまり見られず、セオリーどおり一団で進む展開が多かったように思える。


Seoul Race Park 서울경마공원 ソウル競馬場


 したがって直線に入るあたりまではほとんど差はつかない。笠松やアメリカのようにこのあたりまでで次々と馬が脱落していくことはほとんどない。


Seoul Race Park 서울경마공원 ソウル競馬場


 ところが直線に入ると、わりとすぐに力の差がはっきりしてくる。直線は長いものの後方一気のような切れ味勝負の馬はあまりおらず、よーいドンで先に抜け出して最後まで脚色が衰えなかった馬が勝つような感じだ。このあたり馬のレベルが日本の中央競馬とは違うのかなという気がしてならない。もしくは騎手が素直すぎて騎乗の妙みたいなものがあまりないのかもしれない。
 とはいえ、行った行ったや大差ばかりの日本の地方競馬などに比べたら手に汗握る攻防はばっちり味わえることうけあいだ。



 ちなみに、馬券的なことを言うと、この日のソウルはあまりおいしくない馬券が多かった。1レースにつき、単勝10倍以下の馬が5頭くらいおり、わりと人気が割れるのだが、その人気馬同士で決まると、1番人気を外していてもそんなに配当がつかないのである。


 荷桁は大体、3番人気くらいで終いがしっかりした馬を軸にして5頭くらいに流していたのだが、1番人気以外の組み合わせで当たっても馬単でも配当があまりつかないことがほとんどで、なんとなく割が悪いなあという感があった。大穴的な馬はほとんど来なかったので全体に固い印象。数点にかちっと絞って厚め勝負が吉っぽい。3連複もそんなに爆発力はないのが不思議なんだよなあ。控除率が高いのかしら?


Seoul Race Park 서울경마공원 ソウル競馬場


 オッズは日本同様多くの画面で確認することができる。ハングル文字なので、何のオッズかは手元のマークカードのハングルと照合しながらになるが、まあ見慣れれば理解はできるだろう。


 よって荷桁は1日通じてそこそこの回数当てたもののとんとんで終えることとなった。途中釜山の場外馬券で10倍の馬単を2点で取れたのが効いたが、あとは難しいわりにあまりつかないなあと愚痴りたくなる内容だった。また行く機会があれば中穴くらいをヒットさせて大勝利したいところである。


 ソウル競馬場、まだまだ続きます。





>>ソウル競馬場レポートその9へ



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