日本国内、海外の競馬場の訪問記です。こんなことしてていいのかなあ。でもやめられない。
そこに競馬があるから > ソウル競馬場 > ソウル競馬場 その9 〜とりあえず徘徊〜
ソウル競馬場のゴール板。といっても直接ゴール板になっているわけではないので、ゴール板っぽいオブジェになっている。家族で来てねというのはあながち外れていない戦略だ。
*ソウル競馬場レポートの続編です。
初めからお読みになる方はソウル競馬場レポートその1からどうぞ。
さて、無事にソウル競馬場で馬券を購入し、買った馬に向かって叫べるようになった荷桁は、パドックを見て、新聞を見て、予想しつつも、馬券を買う合間のわずかな時間でもって、ソウル競馬場をいろいろ徘徊してまいりました。今回はその様子をいろいろとご紹介していきましょう...
ソウル競馬場は2つの大きなスタンドに分かれている。
手前が新しいガラス張りのスタンド。もうひとつがむき出しのシートがびっしりとある古めのスタンドだ。直線のほとんどを覆うようなでっかいスタンドで日本の中央競馬も真っ青の豪華さである。少なくとも、中央のローカル競馬場とはまったく遜色ないかそれ以上と言った感じだ。
どちらも空調や販売窓口などの場内設備には大差ないので、お好きなほうで見ていただければOKである。
しかしやはりアジア的なごちゃごちゃ猥雑の世界という点ではゴール板にも近い旧スタンドがおすすめだ。夕方に近くなってくると、ちょっと家族でふらっとお馬さんでも見に行こうか的な家族連れや、カップルで賑わってくる。
このようにシートを敷いて見ている人も多い。まあとにかく重賞もないわりに人が多くて、韓国競馬すごく流行ってるなあという気がする。場外馬券売り場が発達していないせいで、競馬好きはわざわざ競馬場に来ないと競馬が楽しめないみたいな事情があるのかもしれない。
韓国競馬の賞金総額は中央競馬に比べたらまだまだ少ないのだが、それでも下級条件では日本の南関東を上回る賞金体系がしかれている。法律での規制が多いのがネックだが、もう少し自由になっていけば今後、韓国競馬産業は伸びしろがありそうである。
何度となく紹介しているが、あらためて場内をまわってみると、まあ床に座ってみたりなんだり、観戦スタイルはあまり人の目を気にしない感じで非常に大陸的だ。繰り返しになるが、日本だと中山あたりに雰囲気がにている。
これだけ大きなスタンドでも、それなりに人口密度が高いため椅子などもそんなにはなく、こうした座り込みの行動はいたるところで見られた。
しかし、意外なことにゴミがそれほど落ちていない。室内においてはわりと観衆のマナーもしっかりしている感じがした。ただ、スタンドに出てしまうと、喫煙するおっさんがかなり多いので、タバコの煙が苦手という方は、ある程度まわりに注意した方がいいだろう。
ところで、韓国のトイレはどこでもそうなのだが、ソウル競馬場のトイレは大をしたときにトイレットペーパーを便器に流すのではなく、ゴミ箱に捨てることになっているのでお間違えのないよう。ホテルのトイレしか使っていない状態で入るとびっくりだが、意外なところに習慣の違いがあっておもしろい。
スタンドの外は家族連れやカップルも多いのだが、場内は競馬オヤジの純度が高い鉄火場である。
競馬オヤジの多くは日本と同じく、一人で来ているようなおっさんも多かった。おそらくその場で知り合ったと思われる二人のオヤジがオッズ画面を見つつ地の言葉でなんやかんややりとりをしている様子は日本の競馬場・ウインズと変わらぬ光景である。
そして、レースがはじまれば、みんな外に出てきて楽しく競馬観戦。
叫ぶ人もほどよくいて、リアクションも日本人に近い。ここまで見ていただいてお分かりのようにわりと人々の競馬の楽しみ方が分かりやすく日本人に近くて興味深い。荷桁は特にグローバルな人材ではないが、なんだかんだ言っても隣国人なんだなあと、この人たちを見ているとしみじみ感じ入る。
次回以降もうすこしソウル競馬場を徘徊します。
>>ソウル競馬場レポートその10へ
*この競馬場が好きな方はこちらの競馬場もお好きだと思われます。
セランゴール競馬場 その1 ~いざマレーシア競馬~
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ソウル競馬場 その1 〜韓国競馬に手を出すぞ〜
ソウル競馬場 その2 〜地下鉄に乗って競馬場へ〜
ソウル競馬場 その3 〜どこか日本っぽい競馬場〜
ソウル競馬場 その4 〜まずはパドックへ〜
ソウル競馬場 その5 〜韓国女性騎手事情〜
ソウル競馬場 その6 〜ソウル競馬 馬券購入方法〜
ソウル競馬場 その7 〜ダート一本のでっかい競馬場〜
ソウル競馬場 その8 〜ソウル競馬攻略〜
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ソウル競馬場 その10 〜スタンドの裏手には〜
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ソウル競馬場 その12 〜ソウル競馬場グルメ〜
ソウル競馬場 その13 〜ソウル競馬場ナイター〜
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競馬場巡りに魅せられてしまった筆者、荷桁勇矢(にげた ゆうや)が、日本の競馬場、海外の競馬場を訪れながらその様子をご紹介して行くブログです。
紹介している競馬場の情報は訪問当時のものですので、競馬場に行かれる際は最新の情報をご確認のうえ、自己責任で行っていただきますようお願いいたします。
またこのサイトの写真や文章は基本的に無断で使用されると困るのですが、もしどうしてもという方は荷桁までご連絡ください。そのほかご指摘やご質問がある方も荷桁まで直接ご連絡ください。コメント欄は管理が面倒そうなので当分オープンにはしないつもりです。悪しからず。
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